★ 現在の投票数・・・229票
→ 選択肢から1つを選んで、左下の「投票する」をクリックしてください。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
→ 「性別」、「年齢」、「地域」の欄はそのままでもOKです。(投票可能です。)
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=113260■ チームを支えるボランチボランチは上位チームの選手の活躍が目立っている。中でも、首位を走る大宮のMF青木拓とMF金澤、3位に付ける横浜FMのMF中町とMF富澤の4人のパフォーマンスが光っている。いずれの選手も、昨年までは「J1で有数のボランチ」という評価は受けていなかったが、今シーズンの活躍で評価を急上昇させている。
まず、大宮のMF青木拓は定期的にロンドン五輪代表チームに召集されていたが、当時は、あまり武器となるものがなかったので、チームに残ることはできなかった。2010年から大宮でレギュラーを張っているが、それほど目立つ選手ではなくて地味な存在だったが、今シーズンは攻守両面で絶大な存在感を発揮しており、もっとも欠かせない選手の1人となった。
同じくMF金澤も目立たない選手だったが、ベルデニック監督になってからボランチのレギュラーに定着した。大宮ユース出身で若い頃から試合に出場していたが、「良くも無く、悪くも無く。」という平凡なシーズンになることがほとんどだったが、今シーズンは高いレベルで安定している。バランサーとしての能力はJ1の中でもトップレベルと言える。
横浜FMのMF中町は移籍2年目となる。福岡時代の2010年にJ2で35試合に出場して10ゴールを挙げた活躍が印象に残っているが、競争の激しい横浜FMでもレギュラーを確保した。基本技術も高いが、何よりも、クレバーさが光っている。何をすべきなのか、何をしてはいけないのか、その判断の正確さは目を見張るものがある。
同じくMF富澤も移籍2年目となる。東京VのときはCBでプレーすることが多かったが、横浜FMではボランチで起用されるようになって新境地を開いた。横浜FMというチームはCBタイプの選手をボランチで起用することを好むチームで、過去にはMF河合やMF松田などをボランチで起用しているが、フィルター役として、目覚ましい働きを見せている。
■ 力を付けるボランチ前半戦はこの4人の活躍が目立っているが、それ以外では、浦和のMF阿部、広島のMF青山敏とMF森崎和、川崎FのMF中村憲といった長きにわたって安定したプレーを見せている選手が、今シーズンも存在感を発揮している。MF中村憲は序盤は怪我もあって苦しんだが、5月以降、見事なプレーでチームを引っ張っている。
若手選手では、鹿島のMF柴崎、C大阪のMF扇原、FC東京のMF米本などが光るプレーを見せている。MF柴崎はプロ3年目となるが、年々力を伸ばしている。昨年まではベテラン組に気を使っているのか、遠慮気味にプレーする試合もあったが、昨年の終盤あたりからいい意味で自己主張できるようになった。日本代表に選ばれてもおかしくない。
MF扇原は開幕当初はサブ組に回っていたが、ボランチのポジションを奪回した。まだまだ発展途上の選手であるが、課題とされている「好不調の波の激しさ」もなくなってきている。また、今シーズンはゴールに直結するラストパスを出す回数が増えていて、エースのFW柿谷の挙げた9ゴールのうち4つをアシストしている。
ザックジャパンに定着したMF高橋秀もなかなかのプレーを見せているが、相棒のMF米本が完全復活したことは、大きなニュースと言える。2度の大怪我があって、昨シーズンは持ち味であるダイナミックなプレーは見られなかった。怪我の後遺症を感じさせる試合が多かったが、1年目の2009年に優るとも劣らないプレーを見せている。
■ 外国人のボランチその他の選手では、川崎FのMF山本真、甲府のMF佐々木のプレーが印象に残っている。札幌から移籍のMF山本真は4節の甲府戦で初スタメンとなったが、彼がボランチに入ってから、中盤が落ち着くようになった。MF中村憲とダブルボランチを組むことが多くなっているが、この2人の関係は非常に良い。
甲府のMF佐々木は本職は左SBで、このポジションでJ1昇格に貢献したが、今年はボランチで起用されている。一番の武器は左右両足を同じように使うことが出来る点で、最大の魅力と言える。また、身体能力も高くて、176センチなのでサッカー選手としては標準的なサイズであるが、空中戦の強さが目立っている。
外国人選手では、C大阪のMFシンプリシオと新潟のMFレオ・シルバの2人がチームの要となっている。来日2年目のMFシンプリシオはシーズン序盤はコンディション不良で苦しんだが、5月に入ってパフォーマンスを上げてきている。「抜群のテクニックがある。」という選手ではないが、判断が的確で、運動量も多くて、ツボを抑えたプレーを見せている。
一方、新潟のMFレオ・シルバは、今年の新外国人選手の中で、もっとも活躍している選手の1人と言える。それほど攻撃的なセンスに恵まれているわけではないが、気の利いた守備のできる選手で、ボール奪取力に関しては、J1のボランチの中ではトップと言える。また、危機察知能力も高くて、チームへの貢献度は非常に高い。
関連エントリー 2013/05/31
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (GK編) 2013/06/01
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (右SB/右WB編) 2013/06/01
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (左SB/左WB編) 2013/06/02
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (CB編) 2013/06/03
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (ボランチ編) 2013/06/07
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (攻撃的MF編) 2013/06/08
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (フォワード編)
- 関連記事
-