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http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=113422■ 得点ランキングでトップの3人「ゴール数」という結果が何よりも大事になってくるフォワードのポジションは、13節を終えた時点で、広島のFW佐藤寿、FC東京のFW渡邉千、C大阪のFW柿谷の3人が9ゴールで並んでいる。13試合で9ゴールというペースを維持するならば、34試合で23点~24点程度となるので、かなりのハイペースと言える。
まず、日本代表入りが期待されて久しいFW佐藤寿は今年も結果を残している。J2時代を含めて、「10年連続二桁ゴール」という大記録にリーチをかけているが、サイズの無い選手で、しかも、相手CBのプレッシャーをもろに受ける1トップでプレーしているにも関わらず、大きな怪我はほとんど無くて、コンスタントに結果を出しているところは、高く評価できる。
FC東京のFW渡邉千も今シーズンは安定したプレーを見せている。移籍1年目の2012年は27試合で6ゴールとやや期待を裏切るシーズンとなったが、オフにFW李忠成が加入しても、レギュラーを守り通した。多彩な能力を持ったストライカーであるが、何と言っても、ミドルシュートでゴールを射止めることが出来るのが魅力で、得点パターンは豊富である。
C大阪のFW柿谷は技術の高さと決定力の高さを見せつけている。正直なところ、試合から消えている時間も少なくないが、得点パターンを確立して、「裏に抜け出してゴールを決める。」という必殺のスタイルを自分のものにした。5節の大宮戦や13節の名古屋戦のゴールは彼にしかできないようなプレーで、「トラップ」に関しては、日本人の中でトップと言える。
■ 日本代表入りを果たした工藤壮人4位タイとなる8ゴールを挙げているのは、川崎FのFW大久保と柏のFW工藤と鳥栖のFW豊田の3人である。したがって、上位6人はいずれも日本人選手が占めている。川崎FのFW大久保は、当初は3トップの右でプレーしていたが、すぐにチームにフィットした。ここ数年、怪我が増えていて、十分なプレーが出来ずにいたが、新天地で能力の高さを示している。
先日、初めて日本代表に選ばれたFW工藤は、ACLでもゴールを量産しており、もっとも旬なストライカーと言える。チームは5勝6敗2分けで11位と苦しんでいるが、FW工藤はコンスタントにゴールを決めていて、MFレアンドロ・ドミンゲスと並ぶレイソルの看板選手となった。際立つ武器は無いが、敢えて言うと、「武器の無いところ」が武器になっている。
鳥栖のFW豊田も日本代表入りを期待されているストライカーの1人である。開幕4試合で6ゴールと量産したが、以降の9試合では2ゴールにとどまっているので、4月・5月は低調なパフォーマンスの試合が多かったが、高さや強さは十分に代表レベルと言える。得意ではなかったポストワークも徐々に改善されてきている。
■ 力を示す外国人ストライカー外国人ストライカーでは、大宮のFWノヴァコヴィッチとFWズラタン、横浜FMのFWマルキーニョスの3人の活躍が目立っている。FWノヴァコヴィッチとFWマルキーニョスは7ゴール、FWズラタンも5ゴールを挙げているが、3人とも、いいところでゴールを決めており、首位の大宮と3位の横浜FMの快進撃を支えている。
FWノヴァコヴィッチは11試合で7ゴールを挙げており、「スーパーノヴァ」のニックネームどおり、並のCBではどうすることもできない高さと巧さを持っている。こういう長身フォワードは、比較的、Jリーグでは活躍しやすいタイプと言えるが、予想どおりか、それ以上の活躍を見せていて、3月のW杯の欧州予選では久々にスロベニア代表に召集されている。
相方のFWズラタンは、FWノヴァコヴィッチと比べるとストライカー色は薄くなるが、その分、いろいろなプレーでチームに貢献することができる。運動量も豊富で、キープ力もあって、前線からの守備もこなすので、チームへの貢献度は遜色ない。どちらか1人でも相手チームは大変であるが、2人もいるというのは、「反則レベル」としか表現できない。
一方のFWマルキーニョスは12試合で7ゴールを挙げている。3月23日で37歳になったが、とても37歳には思えないエネルギッシュなプレーを続けている。さすがに全盛期と比べると、スピードや運動量は落ちていると思うが、ゴール前のポジショニングは年を経るごとに良くなってきて、得点力はそれほど変わっていない。
■ 目立つ日本人ストライカーの活躍それ以外では、浦和のFW興梠、鹿島のFW大迫、川崎FのFW小林悠、新潟のFW川又、大分のFW高松などの活躍が印象に残った。FW興梠は1トップで起用されており、13試合で3ゴールという数字は十分とは言えないが、貢献度は高い。特にポストワークの安定感とスペースメイキングの巧さは、「こんなに上手だったのか?」と思うほど、見事にこなしている。
高校時代から大型ストライカーとして期待された鹿島のFW大迫は12試合で6ゴールとまずまずの結果を残している。昨年の秋あたりから急激に存在感を増してきているが、日本代表も手の届くところまで来ている。新加入のFWダヴィとうまく連携が取れるのかが注目を集めたが、これまでのところ、問題なくプレーしている。
川崎FのFW小林悠は、右サイドハーフで起用されたり、2トップの一角で起用されたり、ポジションは定まっていないが、どちらで起用されても、質の高いプレーを見せている。ブレークした2011年は典型的な点取り屋で、試合から消えている時間帯が長かったが、風間監督になってから、ゴール前以外でも貢献できるようになって、プレーヤーとして大きく飛躍した。
全体的にみると、日本ストライカーの活躍が目立っている。スーパーな外国人が少なくなっているのは間違いないが、日本人ストライカーたちが残している数字は、かなりハイレベルなものなので、「外国人の質が下がったから、日本人ストライカーが得点ランキングの上位に来ている。」と結論付けるのは、ちょっと安易でないか?という感じもする。
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