ジェフ千葉 ・斎藤大輔(引退)
・ボスナー(未定)
・下村東美(未定)
・新居辰基(未定)
・佐伯直哉(未定)
・島津虎史(未定)
→ 初のJ2降格が決定。収入減も予想されるため、厳しいオフとなった。引退したDF斎藤を除くと、5人の退団が発表された。
まず、2年間在籍した長身のDFボスナーとの契約を更新せず。その高さで救われたシーンも多かったが、今シーズンに限って言うと、最終ラインの絶対的な存在というわけでもなかった。清水エスパルスへの移籍の可能性が報道されているが、もしかしたら、幾つかのJ1のクラブからオファーがあるのかもしれない。オーストラリア国籍のためアジア枠の対象となる点は大きな魅力である。
また、3年間、在籍したMF下村との契約も更新せず。2006年のオフに高額な移籍金を払ってまで獲得した選手であるが、どうも、フィットしきれず。2005年に優勝まであと一歩まで迫ったC大阪時代のパフォーマンスは、ついに、一度も見せることは出来なかった。年俸も高額ということも考えると、仕方のないフロントの判断といえる。
もう1人、ストライカーのFW新居も退団が決定。期待されて鳥栖から加入したものの、5ゴール、3ゴール、2ゴール。出場機会は少なくなかっただけに、不本意な数字である。なかなかいいボールが回って来なかったという事情もあったが、契約を更新せずという判断になったとしても仕方がない。その一方で、ただでさえストライカーのポジションが不足している千葉にとって、FW新居をリリースして本当に良かったのかという疑問は残る。J2での実績は抜群であり、FW巻の去就も微妙。大物ストライカー獲得の目処がついているのであればいいのだが・・・。
移籍先については、FW新居クラスの選手であれば引く手あまただろうが、現時点で、考えられるのは、FW新居にとっては恩人である松本育夫氏の監督復帰が発表されたサガン鳥栖か。得点力不足に悩む古巣のコンサドーレ札幌は愛媛FCのFW内村の獲得が決定しており、可能性はなくなったか。
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サンフレッチェ広島 ・李漢宰
・楽山孝志
・久保竜彦
→ リーグ戦は4位。2010年のACL出場の可能性も残しているが、これまで3人の選手の退団が発表されている。
最大のビッグネームはFW久保。元日本代表ストライカーも今シーズンは2試合に出場したのみ。年齢的にはフル出場は難しくなっており、シーズン途中にFW李忠成の獲得にも成功している。いろいろな要素が絡んでの戦力外となった。2008年に古巣のサンフレッチェ広島に電撃復帰。途中出場がほとんどであったが、2008年のJ2制覇にも貢献したものの、ペトロビッチ監督の目指すサッカーとはズレがあったのは否めない。
生年月日が全く同じで、今シーズン限りでの引退を表明したセレッソ大阪の西澤明訓のように、サンフレッチェ広島で現役を終える事が出来ればそれは素晴らしいものになっただろうが、本人の現役続行の意思が強かった。もちろん、「怪我はない。」ということで、燃え尽きるまでプレーすることが出来るのであれば、それはそれで素晴らしいことである。
また、2008年は右ウイングバックのレギュラーとしてJ1昇格に大きく貢献したMF李漢宰も退団が決定。今シーズンはMFミキッチが加入したことで出場機会が激減したが、まだまだやれる選手であると思う。サイドとボランチをこなすことが出来るので、興味を示すチームはあるだろう。
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大分トリニータ ・市原大嗣
・西山哲平
・梅田高志
・鈴木慎吾
・柴小屋雄一
→ 極端な資金不足に陥っている現状を考えると、妥当な判断であるといえる。5人ともに出場機会は少なかった。大分にとっては、どの主力選手をチームに引き留めることが出来るのかが最大のポイントであり、ベテランが斬られてしまうのは仕方がない。
この中ではMF鈴木慎吾は2008年のナビスコカップ優勝の立役者であるが、ポポヴィッチ監督に代わってからは出場機会を失っていた。さっそく、古巣である京都サンガ入りの話が出ているが、年齢的な衰えは感じさせてはいないので、まだまだJ1でプレーすることが出来るだろう。
また、大分に加入して8年目のMF西山の退団が決定。ここ数年はレギュラーというわけではなかったが、途中出場からでもベテランの味を見せていただけに寂しい退団となった。MF西山というと印象深いのは、やはりベルマーレ時代のプレーであるが、彼は、1993年にJFLだったフジタに入団している。初期のベルマーレ平塚を支えた選手であるが、残念ながら、古巣とは入れ替わりになってしまった。
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Jリーグ クラブ別大総括(18) 大分トリニータ編
湘南ベルマーレ ・伊藤友彦(引退)
・鈴木将太(未定)
・原竜太(未定)
・山本孝平(未定)
・滝川敬祐(未定)
・原田開(順天堂大学)
→ 11年ぶりのJ1復帰が決定。反町監督の続投も決定し、主力の流出の可能性は低くだろう。そんな中で、引退するGK伊藤を含めて6人の選手の退団が決定した。
この中で一番のビッグネームはFW原竜太。2007年に湘南に加入し、2007年は39試合で11ゴール、2008年は31試合で5ゴール。大宮に移籍したFW石原との2トップが威力を発揮し、点取り屋として活躍を見せていたが、反町新監督のスタイルに適応することは出来ずに2009年は11試合に出場したのみであった。ただ、年齢的にも28歳と脂の乗り切った時期であり、ストライカーを必要とするJ2のクラブから興味を示されることは確実だろう。
もう1人、残念だったのはMF鈴木将太。2003年から3年間は大宮、2006年は柏でプレーし、2007年に湘南に移籍。右サイドを駆け上がるときの圧倒的なスピードが魅力で、更なる成長を期待したが、なかなか安定したプレーをすることは出来ず、2009年は2試合に出場したのみ。能力があるのは間違いないだけに、どこかで居場所を見つけてほしい選手である。
その一方、FW山本、DF滝川、MF原田の3人は加入して1年目の選手である。19歳のMF原田は順天堂大学サッカー部への加入が内定しているとはいえ、今後の選手獲得に向けて悪影響が出ないかは心配される。
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