■ 「V字回復」を果たしたガイナーレ鳥取2017年はまさかの最下位。落ちるところまで落ちた鳥取だったがV字回復を果たした。FWレオナルドとMFフェルナンジーニョが躍動。J3屈指の攻撃力を持ったチームに生まれ変わった。秋以降の勝負どころの試合で勝てずにJ2昇格を逃したが最終的には3位。前年の2017年が17位だったことを考えると大躍進と言える。ポジティブな要素の多い1年だったが「躍進したシーズンの後のオフ」は大変である。
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上)で述べたとおり、10番のFW加藤潤を引き抜かれたのは痛恨だった。昇格争いのライバルになる可能性が高い群馬に引き抜かれたというのもショックが大きい。目下の注目点と言えるのはJ3で24ゴールを記録して得点王に輝いたFWレオナルドの去就になるが「J2の新潟入り」が噂されている。2018年のJ3でMVP級の活躍を見せた大エースが流出するようだとチーム作りを根本からやり直さないといけなくなる。
一大事と言えるがFWレオナルドが流出する場合でも1億円程度の移籍金を獲得できるのであれば話は変わってくる。J3でこれだけの活躍を見せた選手なので新潟以外にもたくさんのクラブが関心を寄せていると思うが争奪戦に発展して移籍金の額が吊り上がるようだと鳥取にとっては「最悪の話」ではなくなってくる。近いうちにFWレオナルドの動向ははっきりすると思うが流出となると代役を探す必要がある。