長野パルセイロ→ 浅野監督になって2年目の長野はJ2昇格を目指したが開幕から低迷した。13節を終えた時点で2勝4敗6分けで14位。スタートダッシュに失敗した。W杯開幕の直前の時期となる6月12日(火)に浅野監督の退任が発表された。後任監督として指名されたのは元・栃木SCの阪倉監督だったが監督交代後は11試合で5勝4敗2分け。1試合平均の勝ち点は「1.00→1.55」にアップしているが、肝心なところで勝ち切れなかった。残り試合は少なくなってきたがJ2昇格は絶望的。クラブ史上ワーストの成績で終わる可能性が高まった。
監督交代前は12試合で14得点/17失点だったが、監督交代後は11試合で16得点/11失点となる。成績的には良くなっているのでこのままJ2昇格を逃した場合でも阪倉監督は続投になると思うが栃木SC時代から基本的には守備を重視した戦いを見せる監督である。攻撃力アップが分かりやすい課題になっているので大胆にチームカラーを変えることができる指導者を招聘するというのも1つの方法である。続投となる可能性は高いが続投確実とまでは言えない。今シーズン限りでの退任も十分にあり得る状況である。
トータルでは23試合で30得点/28失点となる。2017年は32試合で34得点/25失点だった。JFL時代の2013年から5年連続で1試合平均の失点数は0点台だったがここまで1試合平均で1.22失点。激増している。昨シーズンと比べると幾分かは点が取れるようになっているが、それでも総得点はJ3で9位タイ。十分な得点数ではない。2014年から2位→3位→3位→5位と4年連続でJ3では安定して好成績を残してきたが今シーズンは10位前後で終わる可能性が高まっている。抜本的な改革を行わないといけない時期に入っている。