■ 「悲願のJ2昇格」を目指すFC琉球創設して5年目となるJ3は今年も17チームでリーグ戦が行われている。12月2日(日)に行われる34節がJ3の最終節になる。残り6節となったが開幕前は2017年の王者の秋田が本命視されていた。オフの補強にも成功して大本命と言われたが開幕から低調だった。他にはJ2経験のある群馬と北九州と富山、「悲願のJ2昇格」を目指す長野などが昇格候補と言われたがいずれのチームも出だしで大きく躓いた。
群馬は復調して自動昇格争いに参加しているが、秋田・北九州・富山・長野は浮上のきっかけを掴めずに苦しいシーズンになった。波乱の多いシーズンになっているが、元・北朝鮮代表のストライカーで就任3年目となる金鍾成監督率いるFC琉球が首位を独走している。27節を終えた時点で2位の鹿児島との差は「11」、3位の沼津との差は「12」。「悲願のJ2昇格はほぼ間違いない。」と言える状況になっている。
完全に独走態勢に入っているが、結果だけでなく、内容面でも今シーズンのFC琉球は目を見張るものがある。26試合で56得点/27失点。総得点はJ3でダントツ1位になる。同様に得失点差「+29」もダントツ1位になる。得点力不足に苦しむチームが目立つ中、圧倒的な攻撃力でJ3の主役の座を守り通している。FC琉球も開幕前の評価は決して高くなかったので「大きなサプライズを起こしている。」と言える。