FC琉球→ 初年度の2014年からJ3に参加しているFC琉球は「J3のオリジナル12」の1つになるが、2017年の秋に初めてJ2ライセンスを取得することが出来た。元北朝鮮代表のストライカーだった金鍾成監督になって3年目の2018年は集大成のシーズンと言えたが24節を終えた時点で14勝4敗5分けで勝ち点「47」。2位の沼津との差は「4」。 自動昇格圏に位置する。クラブ史上初となるJ2昇格が見えてきた。
9月22日(土)に行われた24節の鹿児島戦(H)は「2018年のJ3の天王山」だった。この時点で首位のFC琉球 vs 2位の鹿児島の上位直接対決だったがFC琉球の攻撃陣が爆発。大量4ゴールを奪って4対0でライバルを一蹴したことで「悲願のJ2昇格」に大きく前進した。残りは下位チームとの対戦が多いのでこのまま順調に勝ち点を積み上げる可能性は高い。沖縄県勢としては初となるJ2クラブ誕生まであと少しとなった。
最大の魅力は攻撃陣になる。リーグ1位の得点数を記録しているが23試合で48得点。1試合平均の得点数は「2.00」を超えている。テクニシャンが多くてコンビネーションからチャンスを作るサッカーで相手を圧倒する試合も少なくない。「J1とJ2とJ3の57チームの中で最も魅力的なサッカーを繰り広げているチームの1つ」と言っても過言ではないだろう。エンターテイメント性が高いサッカーを披露するチームである。