鹿児島ユナイテッド→ J3に昇格して3年目となる鹿児島は初のJ2昇格を目指しているが26節を終えた時点で自動昇格圏内となる2位に付けている。FC琉球・沼津・群馬・鳥取などとの上位争いになっているが「悲願のJ2昇格」が夢ではなくなってきた。2017年に初めてJ2ライセンスを取得しているが、J3初年度の2016年5位、2017年は4位、2018年はここまで2位。3年連続でJ3で安定した成績を残している点は高評価に値する。
鹿児島は開幕前から「昇格候補の一角」と目されていたが、序盤戦からずっと上位争いに参加している。J2ライセンスを持たない沼津が2位以内に入った場合はJ2からの降格枠が1つ減ることになるので、J2の残留争いの中心になっているFC岐阜・京都・熊本・讃岐の4チームの関係者ならびにサポーターは全力で沼津を応援しているだろう。J3の昇格争いはJ2の残留争いにも大きな影響を及ぼすことになる。
残りは7試合。クラブの未来がかかった大事な7試合になるので「残り7試合」に全力を注がないといけないが、並行して来シーズンのことも考えないといけない時期に入っている。J2に昇格できた場合は「J2残留」が2019年の目標になるだろうし、J2に昇格できなかった場合は引き続いて「J2昇格」が目標になる。大きな違いが生まれるが、どちらにせよ、得点力アップというのが鹿児島の大きな課題と言える。