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IT型情報社会が知っておかなければならないこと

前々回の「新しいことばのデザインパターンの追求」までのいくつかのエントリーでマーシャル・マクルーハンのメディア論を取り上げてきています。 『メディアの法則』から『メディア論―人間の拡張の諸相』を経て、『グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成』を読みはじめているのですが、読めば読むほど、僕たち日本人って、西洋が「情報」というものにどうやって取り組んできた結果、近代から現在に連なる社会を築き上げてきたのかということを、本当に表面的にしか理解してこなかったのだなということを痛感します。 近代というのは、人工的な連続性の地平の上に知をアーカイブし編集可能にすることで、富の生産力を向上してきたわけで、それ自体が必然的に伝統を重んじる姿勢を強く内包することになるはずですが、どうも僕ら日本人はそのあたりのことがよくわかっていません。表面的にしか近代を通過してこなかったために、「日本の伝統を守る」とかいいはじめると、途端に現在と切り離された状態になってしまったり、逆に現在を考えようとすると伝統を活かすことができないし、歴史の連続性を使えなかったりします。 自分たちの近代とそれ以前を、歴史という連続性をもった舞台のうえで編集しなおし、独自の手法を生み出すのが苦手です。また、活かすことができないから、自分たちの過去に関心がもてずに、近代以降の狭い範囲でしか、知のアーカイブを活かせません。それでは近代的思考で他の国の人々に勝てないのも当然だろうと感じています。 その逆にマクルーハンや、前に紹介したフランセス…

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記憶術/フランセス・A・イエイツ

ようやく、この本を紹介することができます。はやく紹介しないと、と思っていた本です。 というのも、以前に僕自身が「この本を読まないデザイン関係者なんてありえない」と書いた高山宏さんの『表象の芸術工学』の本のなかで、高山さんが「今、デザインを勉強しようとする人間でイエイツの『記憶術』(1966)とか『世界劇場』(1969)とか名さえ知らないなんてこと、ぼくが絶対に許しません」と断言していたうちの一冊がこれだから。 デザインを勉強している人が最低でも名前くらいを知っておかなくてはいけない本を、ここで紹介しない手はありません。 ちなみに、もう1冊の『世界劇場』も3分の2くらいは読み終えたので、そのうち紹介できるか、と。 結論から書いておくと、自分がデザインに関わる仕事や勉強をしていると思っている人は必読!の1冊だといえるでしょう。

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