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自然研究者が蒐集し、まとまりとなるよう並べて見せたものを、詩人は手を加えて作り変え、人間に心を養うための日々の糧や…

集めるという行為、そして、集めたものを眺めみるという行為のうちに、頭のなかにひらめき、ざわめくアイデアをちゃんと言葉なり形になりにするという手間をとるかどうかというのは、何かを創造する力があるかないかという観点からみた場合、とても大きな差なのだろうと感じる。 そして、同時に、その言葉なり形なりにすることを愉しむことができるかどうか、言葉なり形なりにする際に、安易にありきたりの言葉や形なりに無理やり押し込んでしまうのではなく、自ら得たはずの細かな感じ方そのものをきれいに繊細に織り上げるように言葉を紡ぎ、形を得られるかも、また、そこから創造が生じるかの分かれ道になる。 創造するということと、情報と頭の使い方について、あらためて気づくことが多かった1週間だった。

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なぜ、KJ法は失敗するのか?

フィールドワークなどの調査で集めた質的情報を、俯瞰的視点と細部に踏み込んだ視点の両方を用いて包括的に分析し、分析結果をメンバー間でしっかり共有しておけるかが重要になります。 ある事実を観察したとしても、 事実を特定の視点による特定の角度からしか観察できないすべてを観察することができず一部のみしか観察できない観察者の意思が働いて、観察結果に事実そのままではない強弱ができてしまう観察者それぞれで異なる見方をしてしまうので、おなじ事実をみても観察者によって解釈が異なる ということが起こるので、観察した結果を、調査後、再度メンバー全員での分析作業により、上記の問題を補う必要があります。 多くの調査がこの分析作業を重視しないので、多くの事実が抜け落ちてしまったり、ゆがめられて解釈されてしまうため、せっかくの調査が具体的な問題解決に活かせません。

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業務プロセスと人材教育に視点をおいた企業戦略の見直し

昨日の「マーケティング、マネジメントを組み立てなおす」に引き続き、企業戦略の見直しと、そのためのツールとしての戦略マップ、バランスト・スコアカードの利用について書いてみようと思う。 今日は特に、企業における価値生産のための方法、プロセス、そして、そのための人材育成というところにフォーカスして。

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W型問題解決モデル

W型問題解決モデルとは、KJ法の生みの親として知られる川喜田二郎さんが、1960年代後半に問題発見~解決のためのモデルとして発案したもの。 文化人類学(民俗学)を専門とした川喜田さんのW型問題解決モデルは、人びとの暮らしを観察して集めた情報を元に、KJ法を用いて問題の全体像をつかみ、そこから問題解決のための仮説を立て具体的な解決案の検討にはいるプロセスを経る点で、いわゆるユーザー中心設計(以下、UCD)の考え方を先取りしたものであると僕は考えます。 川喜田さんのモデルをベースに、UCDの手法をあてはめると、こんな図を描くことができます。 さらにいえば、基本的にはインタラクティブなシステムを対象としたUCDと比べて、W型問題解決モデルはより広範囲に応用可能な問題解決法として評価することができると感じています。

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ペルソナは、製品とそれを使う人の関係性を理解するためのモデル

仮想のユーザモデルであるペルソナを作る際、どうもぼんやりとしたユーザー像を作ってしまうケースが多いように思います。「ぼんやりとした」というのは、製品・サービスをデザインするにあたって参考になる情報が含まれていないという意味で。 そもそも、ユーザー調査の結果得られた情報をそのままペルソナに盛り込んでいるだけのものが多い。調査結果全体を見渡してみて、ユーザー行動の構造をきちんと解釈した上で、ユーザーの製品・サービス利用の背景や目的、ゴールを明確に定められていないペルソナが多いんですね。

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なぜシャッフルディスカッションがブレイクスルーにつながる場合があるのか?

御指名なので。 あれよあれよという間にというのは大げさだが、翌朝の時点で何チームかがブレイクスルーしちゃったのでした。 なぜ?あれだけオールジャパンクラスの講師が次々とアドバイスしたのにダメだったものが・・・。 タナハシさんどうしてだろう?? 情報デザイン研究室 | シャッフルディスカッション再び これ、何の話をしているかがそもそもわからない方のために書いておくと、昨年の8月27日、28日の2日間にわたって行われた「横浜ワークショップ2008」で、横浜の街のフィールドワークを元に横浜の地図を作成するという課題をこなすにあたって、1日目の夜の時点では多くのチームがデザインの方向が困っていたにも関わらず、2日目の朝になると多くのチームが実際の物の制作をはじめたのは何故だろうか、という話。1日目の夜の最後にシャッフルディスカッション(詳しくは浅野先生の記事を参照)という手法を使ったのですが、どうもそれが効果があったのでは?という話になっています。 まず、最初に事実関係を整理しておくと、 すべてのチームがブレイクスルーしたわけではなかったブレイクスルーしたチームも本当にシャッフルディスカッションの効果でブレイクスルーできたのかは不明シャッフルディスカッションで他チームの意見をそのまま反映したチームはむしろ失敗の方向に進んでいる(このケースは9月に行われた「インフォグラフィックス・ワークショップ 1」でも見られた) といったところでしょうか。

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