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選択する眼、リリースする眼

めずらしくニュース記事の引用から、エントリーを書きはじめてみる。 スタンフォード大学が2009年8月に公表した、タスク処理に関する研究結果の話から。 この研究は、スタンフォード大学が2009年8月に公表した調査結果の説明になるかもしれない。同大学の研究者たちは、日常的に複数のタスクの処理に追われるている人々は、認識能力に悪影響を受けることを発見した。「Cognitive Control in Media Multitaskers」(メディアマルチタスカーの認知制御)と題された調査報告書によると、タスク切り替え能力のテストでは、メディア上で多数のタスクを処理している人々(ヘビーメディアマルチタスカー)の能力は、少数のタスクを処理しているユーザーのグループよりも劣るという結果となった。 人間の脳はデュアルタスクが限界――仏研究者が発表 - ITmedia News 普段、マルチタスク的な状況に置かれている人ほど、タスク切替能力が低い。 この結果は、僕の感覚としてしっくり来る結果だ。 タスク切替能力を、認識的な集中を維持する力と、それをオフする力として捉えてみるとよい。 人が生きていくなかで基本的に常にすでに周りの環境は動いているのだから、人間がマルチタスク的に並行してそれらを相手にするのは自然である。 その逆に不自然で、訓練による獲得が必要になるのは、周囲が変化するなかでシングルタスク的に集中を維持するほうだろう。しかも、それを何かのきっかけで自発的にオフする選択が可能なよ…

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自分がいいと思うモノをつくれ!

ものづくりをする人がアンケート調査に頼ったり、ユーザーの意見を必要以上に気にするのをみて、たまにがっかりさせられることがあります。 それは完全に調査をする目的を誤解しています。 ユーザー中心だとか、人間中心だとかいいますが、別にそれはユーザーがどういうデザインを評価するかといった意見をきいて、ものづくりをしろなんていう話ではありません。「なんでもかんでもユーザーに聞けばよいってわけじゃない。」 それ以前に、ものづくりをする側が何をつくるのがいいと思うかという考えがなくてはお話になりません。それがないがゆえに、やたらとアンケートで人びとの声を聞きたがるし、ユーザーの評価を気にしすぎる。どっちがものづくりの主体なの?って疑問に思います。 他人の意見に左右される前に、自分がいいと思うモノをつくれ!とつよく思います。 自分が何をいいと思うかをその根拠とともにはっきりイメージできるようになれ!と感じます。 もちろん、ものづくりに限らず、自分が何がいいと思うかをはっきりと示せない人が多いような気がします。示せなくてもいいけど、いいものが何かを判断できる目は養っておきたいものです。 そう。目利きの力を。

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デザインをする人に求められる資質

さすがyusukeさん、いいとこついてくるなー。 前述の定義で知的生産活動でいう製造を考えると、ディストリビューション行程にあたると思います。ソフトウェアをCDに焼く、絵を印刷する、音楽を配信する。設計されたものと同じものを作りだす作業です。これらの作業はとても重要ですが、知的生産活動の実践者が責務を負うことではありません。そこには設備が必要であり、とても個人が机の上でできることはないからです。製造にはリアルな製造設備が必要なのです。 モノづくりと製造は違う (arclamp.jp アークランプ) ディストリビューションは、設計されたものと同じものを作りだす作業。その作業はとても重要だが、個人が机の上でできることではない。 うん。すくなくとも狭義の知的生産活動ではないでしょう。 「狭義の~」というのは「意識的な~」という意味でいっていて、実は僕はディストリビューション行程に別の知的生産活動としての無意識的・身体的な知的生産活動が必要と思っていますが、そこは話がそれるので別の機会に。

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自分の好みを知るということが結局自分を知ることなんだと思う

「デザインする人に必要な能力は?」ではいろいろ書きましたが、デザインする人にとって何が最も大事なことかをひとつだけあげるとすれば、それは「良い物を良いと見抜く力」なのだろうと思います。 「良い物を良いと見抜く力」をもった人としては、古くは千利休や古田織部のような茶人がいました。近代でも柳宗悦さんや青山二郎さん、白洲正子さんなどは、その目利きの力を評価されています。 こうした人びとは、それぞれに自分の好みについて明確な理解がありました。利休好み、織部好みなどという言葉もあります。 何が良い物かということについて一般化できる答えなどはありません。一般解を求めるのではなく、それぞれが自分の好みを明確に知ることが大事でしょう。自分の好みが明確にわかっていなければ他人の好みがわかるはずがないのだから。

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天才 青山二郎の眼力/白洲信哉

「すべての研究は問題から始められねばならない。研究が成功するのは、問題が妥当な場合に限られるのだ。そして問題が独創的である場合に限って、研究もまた独創的でありうる」とは、マイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』のなかの一節です。 社会において研究が価値をもつためには、どこかしらに独創性がなくてはいけないはずです。独創性に欠ける研究は、誰か別の人も同時に行っているという意味で市場における希少性に欠けてしまうのですから。 研究においても独創性をもつことが必要であるという意味では、昨日の「リサーチ・マインド:みがき・きわめる・こころ」でも「断片的な情報、ハウトゥ型の知識が氾濫する現代社会において、情報を自らの手で獲得し、分析」することが必要だという「島国際学院大学 現代社会学部の教育理念である「リサーチマインド」を紹介しました。 また、その独創性を得るために、歴史上の多くの探求者が未知のものを目指して旅に出たことも紹介しています。 そして、この本の主人公である青山二郎という人も、独創的な審美眼を養うため、旅をした人ではなかったかという気がしています。

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