ルーシー・リー展/国立新美術館
昨日は六本木の国立新美術館で開催中のルーシー・リー展を見に行った。
先週観た「オブセッション - Obsession/勅使川原三郎、佐東利穂子」とは、ダンスと陶芸と分野はまったく異なるものの、同じような感動を覚え、同じような思考が働いた。
ルーシー・リーは、20世紀を代表する陶芸家の一人。
1902年にウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれ、工芸美術学校で轆轤の魅力に取り付かれ、陶芸活動を開始している。数々の賞をとりながら新鋭陶芸家として注目されるようになる。
戦争の気配の迫る1938年、ロンドンに亡命。日本民藝運動とも関わりのあったバーナード・リーチなどとも交流を深めながら、1995年、自宅で93年の生涯を閉じるまでロンドンの工房で制作活動を続けている。
今回は、没後初の本格的な回顧展で、250点の作品が公開されている。