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デザインの体幹 Vol1&2 のスライドをシェア

5月から「デザインの体幹」というトークセッションイベントをやってます。 前にこの記事で紹介した「デザインの深い森」というイベントの続編です。 ▲昨夜の「Vol2.物語編集力」のスライドの一部。物語編集力を実践で示すためにつくった15世紀東西の歴史年表 「デザインのための4つの領域を鍛える連続トーク講座」と銘打って、ファシリテーション/物語編集/リフレーミング/構想の4つのテーマを1回ずつ、僕と千葉工業大学の山崎先生にプラス、テーマに応じたゲストを迎えてトークを行うイベントです。 昨日は、Vol2.ということで「物語編集力」をテーマに話しましたが、結構、ディープでカオスで参加者の頭を悩ませるトークが繰り広げられました。 ゲストの方を含めて3人それぞれが三者三様の形でテーマを噛み砕いて話すので、これが「物語編集」だとか、物語編集とデザインの関係が決して一義的に語られることなどは一切なく、イベント設計者の企図どおり、とっても理解がむずかしく頭をひねられる会になってるのがよいなと思います。 今回は、その一部として僕のパートで話したスライドとVol1.の「ファシリテーション力」の際の資料もあわせてシェアします。

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過去についての知識は馬鹿や間抜けや敵が書いたものに由来している

今、『薔薇の名前』や『フーコの振り子』などの小説でも知られるイタリアの中世学者・記号学者であるウンベルト・エーコと、フランスの劇作家・脚本家であるジャン=クロード・カリエールという、いずれも勝るとも劣らぬ大読書家にして蔵書家の2人による対談集『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』を読んでいます。 いや、正確には「今読んでいる」というより、思い出したときに手に取ってはすこしずつ読み進めているという感じでしょうか。 その意味では、本って、自分が好きな時にゆっくりしたペースで読めばいいのだというのをあらためて思い出させてくれる本です。 さて、その本のなかでウンベルト・エーコがこんなことを言っています。 「じっさい、過去を再構築するとき、ただ1つの情報源に依拠するのは望ましくありません」と。 さらにエーコは「時間がたつと、ある種の文書はどんな解釈も撥ね返すようになります」と続けます。 そして、そのことを説明するのに、こんな例を出します。 20年前、NASAかどこかの米国政府機関が、核廃棄物を埋める場所について具体的に話し合いました。核廃棄物の放射能は1万年—とにかく天文学的な数字です—持続することが知られています。問題になったのは、土地がどこかに見つかったとしても、そこへの侵入を防ぐために、どのような標識でまわりを取り囲めばいいのか、わからないということでした。 2、3000年たったら、読み解く鍵の失われた言語というのが出てくるのではないでしょうか。5000年後…

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ルネサンスの背景(デザインの誕生2)

「デザインの誕生」、デザインの起源、発生を考えてみようという試み。 前回の「ディゼーニョ・インテルノ(デザインの誕生1)」では、1607年にマニエリストのフェデリコ・ツッカーリが「絵画、彫刻、建築のイデア」で提示した、「内的構図 Disengo Interno」という概念に着目してみました。 "Zuccaro selfport" by フェデリコ・ツッカリ - La bildo estas kopiita de wikipedia:en. La originala priskribo estas: Federigo Zuccaro, self-portrait, 1588. Image from [1]. Original in the Uffizi Gallery, Florence.. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ. マニエリスムの芸術家たちが、盛期ルネサンスの芸術家たちの数学的技法による自然の模倣を放棄し、自らの「心の内面でとらえられた世界のイメージ」である「内的構図 Disengo Interno」を紙の上に投影させはじめたとき、何かが変わり始めたのではないかと僕は考えています。 神の創造を模倣することの範疇にあった芸術が、そこから離れ、自己の内面の構図ー「イデア的概念」の投影に意味をもたせはじめたとき、自身の内面にあるヴィジョンを外界に投影し、あるべき世界を実現するというデザインへの端緒がみえはじめているのではないかと思…

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ディゼーニョ・インテルノ(デザインの誕生1)

僕の最近の関心事の1つは「デザインの誕生」です。 昨日、僕が解説を書かせてもらった、ヘンリー・ペトロスキーの『フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論』(書評)が出版されましたが、そこで丁寧に描かれた近代のデザイン・エンジニアリングによるイノベーションの歴史やそのメカニズムよりも、僕自身はそもそもイノベーション=デザインということが歴史上、新しい観念として誕生した瞬間にこそ興味をもっています。 現代の僕らにとってはその存在が当たり前になってしまっているデザインというものが、ほかの多くの発明品同様に歴史上のある時点から観念として浮上し、利用可能になったものであるということ自体をきちんと整理、理解してみたいと思っています。 僕のなかには「生産力よりも消費力」で書いたような、デザインが未来を提示する、つくるということ自体が機能しづらくなっているのではないかという危機感があって、その危機を乗り越えるためには、一度、デザインの起源に立ち返らないといけないという思いが強くある。そのデザインの起源とは、いわゆるモダンデザインのお作法がバウハウスなどの活動によって整えられてきた第1次世界大戦後の時代ではなくて、もっとずっと歴史を遡ったルネサンス期のヨーロッパではないかと思うのです。 しばらく、そんなことを続けて書いてみようと思うのですが、まずは思考の基点を、高山宏さんの『表象の芸術工学』(書評)のなかのこんな記述、 いずれにしろOEDによると、英語としてのdesignが出てくるの…

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薔薇十字の覚醒―隠されたヨーロッパ精神史/フランセス・イエイツ

薔薇十字友愛団。 フリーメーソン同様、誰もが一度くらいは耳にしたことがあるであろう秘密結社。 17世紀初頭のヨーロッパに突然あらわれたこの秘密結社は、通称『薔薇十字宣言』と呼ばれる出版物―具体的には、1614年の『友愛団の名声 あるいは 薔薇十字のもっとも気高き結社の友愛団の発見』と、1615年の『友愛団の告白 あるいは ヨーロッパの全学者に宛てて書かれた、薔薇十字のもっとも立派な結社の称えられるべき友愛団の告白』という、ともに長いタイトルをもった、ドイツで出版された2つの小冊子―によって、「魔術(マギア)とカバラと錬金術(アルケミア)」を原動力とした独自のユートピア思想に基づく新時代の幕開けを高らかに告げた。 本書の著者フランセス・イエイツに関しては、昨年末に「記憶術/フランセス・A・イエイツ」と「世界劇場/フランセス・A・イエイツ」というエントリーで、2冊の著書を紹介しています。 1冊は、古代から中世を経てルネサンス期にいたる西洋の「記憶術」の変遷をおいながら西洋における思想と観念の流れに目を向けた『記憶術』。 そしてもう1冊は、『記憶術』のなかでも触れられている、イギリス・ジェームズ朝期の思想家、ロバート・フラッドが記憶術を展開した『両宇宙誌』とシェークスピアの劇場「グローブ座」の関係をさらに詳細に論じ、エリザベス朝期の思想家、ジョン・ディーを貴店にロバート・フラッドや同じくジェームズ朝期の建築家・舞台美術家、イニゴー・ジョーンズへと展開される数学的技術―魔術、カバラ、錬金…

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フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論/ヘンリー・ペトロスキー

以前から読みたかったヘンリー・ペトロスキーの『フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論』が文庫版にて復刊されます(1月9日発売です)。 そして、「読みたかった」この本の書評を発売前のこの時点で書いているのは、実は文庫版出版にあたり、光栄にも僕が巻末の解説を書かせてもらったからです。 ここに構想(デザイン)という考え方が登場する。Oxford English Dictionaryに英語としてdesignという単語が初出するのは一五九三年である。フォークはそんなルネサンスの文化の雰囲気のなかで登場し各国で使われるようになったのだ。それは単なる偶然の一致ではない。 『フォークの歯はなぜ四本になったか』「解説 失敗の発明」より ヘンリー・ペトロスキーの著作に関しては、このブログでも以前に『失敗学―デザイン工学のパラドクス』(書評)や『本棚の歴史』(書評)を紹介させていただいてます。 拙著『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』では「あらゆる仕事はデザインの仕事である」という考えに基づきデザイン思考の仕事術を展開させていただきましたが、その考えのベースとなったのがペトロスキーの進化論的なイノベーションの見方であり、「モノがひとつ生まれれば世界は変わる」という捉え方です。 そして、解説でも「新たなモノが発明され暮らしのなかに浸透すれば、単にモノがひとつ増えたというだけでなく、人々の生活そのものが変化する。それが決して珍しいことではないことは本書の多くの事例が教えてくれる…

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