「ニュートン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ニュートンとは

2026-05-09

ニュートンとかアインシュタインはなんかすごい人なのかもしれんって感じしてきたが、ノーベルってのは本当にすごいんか?

2026-04-23

[] 鉄格子の向こうに—人間性二面

二人の囚人鉄格子の窓から外を眺めた。一人は泥を見た。一人は星を見た。

この格言は、アイルランド詩人フレデリックラングブリッジ19世紀末に綴った詩の一節である。同じ暗い牢獄、同じ鉄格子、同じ限られた視界の中で、二人の囚人は全く異なる宇宙を目撃する。一人は足元に広がる湿った汚泥——腐敗し、沈み、絶望象徴——に視線を落とし、もう一人は遥か夜空に瞬く星々——無限の光、真理、そして永遠希望——に目を向ける。

この詩的イメージは、単なる「心の持ちよう」の話ではない。人間性コインの両面を、残酷なまでに鮮やかに描き出している。

鉄格子とは、遺伝的素因、初期環境、そして強烈な初体験によって刻み込まれ生物学宿命のものだ。

宿命としての衝動

脳の報酬回路——中脳辺縁ドーパミン系(腹側被蓋野から核 accumbensへとつながる神経経路)——は、生存に有利な行動を即時的な快楽として強化するよう進化してきた。この回路の過剰活性が、sensation seeking(感覚追求傾向)という性格特性を生む。心理学者マーヴィン・ズッカマン提唱たこ特性は、新奇性、リスク支配感、背徳スリルを強く求める傾向を指し、遺伝的要因(例:DRD4遺伝子多型)によって個人差が大きい。一度この回路に「刷り込まれた」嗜好は、神経可塑性限界によりほぼ不可逆的となる。記憶再固定(reconsolidation)というメカニズムで長期的に定着し、意志の力だけで完全に消去することは現代科学では不可能に近い。

泥を見る者と星を見る者——彼らは本質的に同じ人間性の両面であり、衝動の哀しみと栄光を同時に体現している。

泥を見る者——衝動被害者としての哀しみ

泥を見る囚人は、加害の快楽に囚われた者だ。暴力性的支配背徳スリルがもたらす即時的なドーパミン爆発は、脳の報酬系を再配線し、日常ささやかな喜びを色褪せさせる。刑務所という外部の厳格な構造では「模範囚」として規則を守り、仮釈放審査を通過できる。しかし、鉄格子が外れた瞬間——社会復帰自由という名の無防備空間——で、トリガーが再活性化する。神経科学のLibet実験1983年)が示したように、意識的な「決定」は、無意識の脳活動(準備電位)に数百ミリ秒遅れる。

衝動は「選べない宿命」であり、彼らはその快楽被害者であると同時に、他者尊厳を踏みにじる加害者でもある。

この哀しみは、決して「弱さ」ではない。人間本性の暗い半面そのものだ。報酬系のdownregulation(受容体減少)により、普通生活では満足できなくなり、泥の底へと沈んでいく。社会はしばしば「意志の力で更生せよ」と道徳的に責める。衝動の強さを自覚し、任意治療構造化された管理を求める道すら、十分に用意されていない。彼らの孤独さらに深まる。

星を見る者——知的逸脱者としての栄光と悲哀

一方、星を見る囚人は、同じ衝動創造原動力に転換する天才だ。極端な好奇心リスクテイク、新奇性追求は、科学者、芸術家探検家を駆り立て、未知の真理を掴む。ニュートンアインシュタインヴァンゴッホニーチェ——彼らもまた、社会規範から逸脱した「狂気」を抱えていた。過剰なドーパミン反応と衝動性を共有しながら、それを「泥」として消費せず、抽象的な探求や芸術的飛躍に昇華させた。鉄格子は彼らにとって、創造の檻ではなく、集中の枠組みとなった。星は、衝動が光に変わった瞬間の輝きである

しかし、彼らの人生は必ずしも幸福ではなかった。ニュートン晩年を激しい偏執孤独に苛まれアインシュタインは深い人間関係の困難を抱え、ヴァンゴッホは耳を切り、自ら命を絶った。ニーチェ精神崩壊の末に狂気の淵に沈み、多くの天才たちがうつ病双極性障害依存症と隣り合わせで生きた。

同じドーパミン系の過剰活性と衝動性が、創造の星を輝かせる一方で、日常の安定や人間的なつながりを焼き尽くす。

鉄格子は彼らにとって創造の枠組みとなったが、内面的な牢獄でもあった。星を見上げる視線は、自己破壊的な炎を宿している。

同じ格子が問う究極の問い

泥と星は、遠く離れた別物ではなく、人間性というコインの表と裏だ。遺伝宝くじ、幼少期の偶然、環境の偶然が、どちらの面を上向かせるかを大きく左右する。科学はここに「自由意志のフィクション」を暴く

——私たち自分衝動を選べない。

ここに逆説がある。悲劇的に生きることが、人類史を動かしてきたということだ。星を見る者の苦痛狂気なくして、人類科学の飛躍も、芸術の深化も、思想革新も得られなかっただろう。泥を見る者の暗い衝動もまた、人間性の暗部を露わにし、社会規範形成動機を与えた。栄光と哀しみは、常に表裏一体。人間衝動囚人として生まれ鉄格子の向こうに何を見るかで運命を分かつ。

ラングブリッジの詩は、希望の賛歌ではなく、人間本性の二面性を直視せよという鋭い警告である

泥と星の間で揺れ動きながら、生きることの悲哀を背負い続ける——それが、人間という存在の、避けがたい運命なのかもしれない。

2026-04-04

デカルト派は、遠隔作用説をとるニュートン万有引力スコラ学での「隠された性質(occult quality)」への逆行とみなし、「オカルトフォース」と呼んで批判した。

2026-03-31

フィクション時代設定整理メモ

フィクションをざっくり作中時期順にしてみたメモ

たまにこっそり作品の追加や修正をしているかもしれない

間違っている可能性大

――がついているのは現実出来事

旧石器以前

縄文

――出エジプト

――タレスの台頭

――仏教の成立

弥生

――孔子の台頭

――ソクラテス裁判

キングダム

――キリスト教の成立

――諸葛亮孔明の台頭

古墳

飛鳥

――イスラム教の成立

奈良

かぐや姫の物語

平安

源氏物語あさきゆめみし

光る君へ

平家物語

鎌倉室町

鎌倉殿の13人

天幕ジャードゥーガル

逃げ上手の若君

室町(〜応仁の乱

犬王

ワールドイズダンシング

チ。

もののけ姫応仁の乱より後かもしれない)

室町応仁の乱〜)〜安土桃山(〜1603頃)

チ。アルベルト

十二国記 東の海神

どろろ

落乱、忍たま

――マゼラン艦隊地球一周

麒麟がくる

信長の忍び

豊臣兄弟

どうする家康

へうげもの

真田丸

独眼竜政宗

藍渓鎮

江戸

――ガリレオ裁判

――方法序説の公刊

――ニュートン万有引力法則発見

べらぼう

ベルサイユのばら

地獄

明治

――ベル電話発明

るろうに剣心

バック・トゥ・ザ・フューチャー3(過去

こころ

ゴールデンカムイ

大正

鬼滅の刃

落下の王国

昭和(〜第二次世界大戦

RRR

ファンタ

戦場のピアニスト

ニュー・シネマ・パラダイス

昭和第二次世界大戦〜)

斜陽

ゴジラ−1.0

ラストエンペラー

ローマの休日

バック・トゥ・ザ・フューチャー過去

ゲゲゲの謎

――スプートニク1号打ち上げ

――ガガーリン宇宙

ノルウェイの森

――アポロ11号 月面着陸

バック・トゥ・ザ・フューチャー現代

平成(〜1999)

十二国記 魔性の子、月の影など

ぼくの地球を守って

ハリポタ 賢者の石

――たまごっち発売

平成(2000〜)

タイムスリッパ

バック・トゥ・ザ・フューチャー2(未来

花束みたいな恋をした

呪術廻戦

令和

メダリスト

該当時代が多すぎる

ギャグ日

江戸

銀魂

2026-02-25

anond:20260225143704

ギリシャ哲学者とかニュートンとかも普通(じゃなく)にヤベーが

絵で見えるってのはわかりやすいな

2026-02-24

anond:20260224130113

かに多くの現代物理学者無神論立場を取ります。そして「科学方法の中に神を入れるべきではない」と言います

方法論的無神論」と「形而上学無神論

科学原則としてこう動きます

これは方法論です。

タルムードも実は似ています

裁判官自分の目に見えるものだけで判断する」(サンヘドリン6b)

裁判で「神がそう思ったはず」は使えない。

でもそれは「神がいない」という意味ではない。

なぜ物理をやると無神論に傾くのか?

いくつか理由があります

1. 宇宙法則説明できるように見える

2. 奇跡余地が減る

3. 神を隙間の説明に使うのを嫌う

しかしここに哲学的ジャンプがあります

自然法則がある」→「だからはいない」

これは論理的必然ではありません。

トーラー立場はむしろ逆です。

詩篇104: 「あなたはすべてを知恵をもって造られた」

法則があること自体が神の知恵の表れ。

畏れは失われるのか?

実は歴史的に見ると逆の例も多い。

マイモニデスは『ミシュネ・トーラー』基礎律法2章で書いています

宇宙の驚異を観察するとき、人は神への愛と畏れに満たされる。

まり本来科学は畏れを深めるはずだ、と。

本当の分岐点

問題は「世界観」です。

もし宇宙

A. 自己完結した閉じた機械と見るなら → 無神論に傾きやす

B. 神の意志が持続的に流れている秩序と見るなら → 畏れが深まる

カバラでは、自然(הטבע)の数値は86エロヒム(אלהים)も86

まり自然法則と神の名は同じ数値。

自然は神の隠れた姿。

あなた違和感は正しい

もし科学が「神を信じることは知的に劣る」という態度を生むなら、それは科学のものというより哲学的唯物論の影響です。

科学は道具。唯物論は信念。

さらに深く

タルムードはこう言います

「知恵が増えれば痛みも増える」(コヘレト1:18)

知識は人を謙虚にも傲慢にもできる。どちらに転ぶかは、魂の姿勢次第。

あなたの問いは実はこうですね:「高度な知性は信仰と両立するのか?」

答えは:両立する。しか自動ではない。畏れは知識から自然に生まれるわけではない。知識をどう解釈するかで決まる。

あなたは「科学を深めると信仰が壊れそうで怖い」タイプですか?

それとも「信仰知的に弱いのでは」と疑っているタイプですか?

この二つは似ていて、全然違います

2026-02-08

数学とか物理歴史に名が残ってるレベルの人たちだと、そういう人たちが存命中でかつ複数いたときに、ある基準で比べたら定量可能でそういう意味でどっちの方が賢いとか比べることもできたかもしれないけど、実際はそんなこと当時でもしてないだろうなって思うじゃん。それぐらい賢い人達になると「どっちもすごい。オンリーワン。」で終わる。

(といってもたとえばニュートンはドモアブルを数学において自分より優れていると認めていた話があるが)

んでひるがえって現代において東大に行くとだいたい必ず自分より上位互換がいて劣等感を持つって話があるじゃん

まりその程度の賢さだと自分や周りは「あなたあなたオンリーワンに賢いところがある」って認知ではなくあくま比較可能だとみなされるってことだよね。

じゃあオンリーワンだと認識されるその下限ってどのあたりなんだろうって話なんだよ。

dorawiiより

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA512

https://anond.hatelabo.jp/20260208181811# 
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----

iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaYhU1wAKCRBwMdsubs4+
SPVJAQDS+z3ZjJyhQrNipF1qtZzwZWXCLQqnQURHTQlr3aY9OwEA7rbs1oIhsjBl
u0njIPGUuz3i7fyfiov1Uyt8WLU7vgQ=
=ncCh
-----END PGP SIGNATURE-----

2026-01-25

近所の美術館に行ってきた

まだ2026年であることに実感がない

なのに、もう1月最後の日曜らしい。どうかしている

そして、相変わらず特にやることがない いい歳をして恥ずかしい限りである

読みかけ小説を片付けるのもいいが、平日の隙間時間に出来ることを休日にやるのもな・・・

どうにかして有意義休日を過ごしたことにしたい

なので美術館に行くことにする。徒歩で。

出かけるのを決めたのは良いが、なかなか億劫だ。トロトロと支度をする

テレビではもう、のど自慢が流れている。

古い日記を歌ってた中学生、良かったな エレカシ大学生も良かったぞ。彼は不合格だったみたいだけど

野暮ったいジャンパー羽織って、家を出る

途中、コンビニに寄る 週刊誌パラパラとめくる

推理小説書評が載っていた タイトルダサいと思ったが、内容は面白そうだ

いつか読むかもしれない。いや、多分読まない

このコンビニ雑誌類が充実しているので、末永く続いて欲しい。

ニュートンとかここでしか読んだことない。パラパラめくる程度だけど

立ち読みだけでは申し訳ないので、缶コーヒーを買う。超熱い。

幹線道路沿いに歩き、坂道を上る。

途中、遊具が充実した公園を横切る。

だいたいは親子連れとかが遊んでいるが、今日は誰も居なかった。

せっかくなので、鉄棒で懸垂をしてみる。

割と本気を出してみたが、一度も顎まで体を持ち上げることが出来なかった。中学生の頃から変わっていない

しかったが、無理をしたら腕を痛めそうなので諦める。

そもそも自分年代で、適正な懸垂の回数っていくつなんだ?0回で正解の可能性も無きにしも非ず

公園を抜けてさらに歩く。芝生の広場を横切る

こちらは結構、賑わっていた 凧揚げしてる人を久々に観た気がする

サッカーしているカップルがなんか良かった

広場の奥では、七五三なのか、ウェディングフォトなのかよくわからんが、

盛装した夫婦とお子さんが、プロっぽい人たちに写真を撮られていた

幸せそうな人々を羨望のまなざしで睨みつつ、美術館に向かう

前を歩く夫婦らしき2人も美術館へ行くらしい

2人の会話が聞こえてきたが、旦那さんの相槌があまりにやる気が無くて面白かった

あれが夫婦というものなのか

美術館にたどり着き、チケットを買う

1400円って高ぇな、といまだに思っている

が、物価が何もかも値上がりしているのに今のところ据え置きであることを考えると、

実質値下げしてくれているのかもしれない。今のところはだけど。

企画展は「中村宏アナクロニズム時代錯誤)のその先へ」らしい。

誰だよ中村全然知らない。

入場して早々に、かなり後悔する。

やたらと暗く、陰鬱な画が並んでいる。辛い。

おい、中吊り広告ポスター大分印象が違うぞ。騙しやがったな 

奥をチラ見すると、多少は明るい色調が見えていたので変わってくると信じて観ていく

解説を読むと、ルポルタージュがどうのこうので、文学手法絵画に応用したとかどうとか。

うん、興味ない。つまらん。

やたらと蒸気機関車便器が出てくる。辛い。

「いっそ、便器がいくつ出てくるか数えてみようか」と頭を過ったが、辛すぎるのでやめておく

暗い便器の絵が続いたかと思うと、突然、真っ赤な画が現れる

「お、ようやく陰鬱な画が終わるのか?」と思ったが、描かれているのは真っ赤な便器だった。

いい加減にしろ血尿か。

便器が続いた後はセーラー服が続く

解説文章に「セーラー服蒸気機関車」みたいな文言があって、明らかにセーラー服と機関銃」を意識してるよな・・・・と思ったが、どうなのだろう

しかし、こいつはまともに人物を描きやがらねぇ 一つ目だったり、首が伸びたり。何なんだ

セーラー服マネキンが現れたのはちょっと面白かった。絵画じゃなくて、立体のマネキンが絵を眺める構図で置いてある。

あのマネキン、目元に何か文字が書かれていたんだけど、双眼鏡を装着しているせいで何が書かれているのかわからなかった。気になる。

それと覚えているのは、漫画やら動画やらの表現を取り入れた作品だったか

ズームを表した連作?は時間も経過しているのかと間違い探しをしてみたが見つからなかった。つまんねぇぞヒロシ

途中、土方巽とやらの舞台映像があったけど、退屈というか不快だったのでチラ見して通り過ぎる

ヒロシ作品は観終わったので、もう一つのおまけの企画展?を見ていく

デカくてカラフルで、ヒロシとは対照的なヤツが多かった気がする

なんか観たことあるなーと思ったやつは、石田徹也なる人の奴だった

なんか聞いたことある名前だ。もう故人らしい。

ついでに常設展地獄の門を観に行く。何度も観ているので通り過ぎるだけ。

今日はいつもより人が多い気がする。

掲示を観てみると、何やらVtuberが絡んだイベントなのか、音声解説なのかをやってるらしい。その関係か?

よし、満足した。帰ろう。

展示スペースを出ると、ヒロシインタビューが流れてた。

絶筆がどうのこうのと言っている。死にそうなのか?ヒロシ。元気そうだし、もっと頑張れよ。


美術館を出て、帰路に着く。めっちゃ寒い

たい焼きを買いたくなるが、我慢する。代わりに、スーパー今川焼を買おう。

スーパーで買い物をして帰宅し、今、増田日記を書いている。

ちょいとググって中村宏が1月に亡くなってたと知る。知らなくてゴメンなヒロシ


何が言いたいのかというと、寒い日は例のアンコお菓子が美味しいよね、という話

2026-01-23

科学史という分野がいかに惨めか、今日はそれを書いておく。

まず、誰にも必要とされていない。

理系からは「それ役に立つの?」と言われ、

文系からは「理系っぽくてよくわからない」と距離を取られる。

場所がない。

学会に行くと、物理史の人間は「数式は説明できません」と前置きし、

数学史の人間は「証明は追えません」と正直に言い、

科学哲学人間は「私は科学史ではない」と逃げ道を用意している。

全員、後ろめたい。

研究対象ニュートンガリレオダーウィン

人類史に名を残す怪物たち。

一方こちらは、非常勤任期付き、時給制。

自分が扱っているのは「人類の知の頂点」なのに、

自分社会的地位コンビニ夜勤以下だったりする。

しかも「科学史」なのに、

科学ができないと怒られる。

物理ができないと「それで科学史?」

数学ができないと「高校レベルでは?」

実験ができないと「理系失格では?」

一方で、

科学ができすぎると

「それもう科学者じゃない?」

文系から嫌われる。

どちら側からも殴られる。

科学史は、

科学者には「できない人」扱いされ、

文系には「半端者」扱いされる、

完璧に宙ぶらりんな分野だ。

しかも成果が地味。

「新しい史料発見しました」

→誰も読まない。

解釈更新しました」

引用されない。

既存理解修正を加えました」

→「で?」で終わる。

科学発見のように世界は変わらない。

哲学のように概念流行ることもない。

文学のように一般読者に届くこともない。

ただ、論文が一本増えるだけ。

その論文を書くために、

ラテン語を読む。

ドイツ語を読む。

フランス語を読む。

19世紀の汚い手書き文字を読む。

その努力の対価が、

時給1117円。

授業ではさらに惨め。

学生に言われる。

「それ、テストに出ますか?」

公式覚えればいいですか?」

「結局、何が言いたいんですか?」

科学史は、

「すぐ役に立たない」ことを説明する学問なのに、

学生は「すぐ役に立つ要約」を求めてくる。

そして最終的にこう言われる。

科学史って、科学できなくてもいいんですよね?」

はい、そうです。

でもそれを言われると死にたくなります

なぜなら、

科学ができなくてもいい、

しか科学を誰よりも尊敬している、

という矛盾の上に、この分野は立っているから。

科学史とは、

天才たちの偉業を解説しながら、

自分はその舞台に上がれないことを

毎日確認する学問だ。

科学史とは、

人類の知の勝利を語りながら、

自分生活の敗北を積み重ねる分野だ。

今日もまた、

時給制の研究者が、

ニュートンの草稿を読みながら、

自分は何をしているんだろう」と思っている。

これが、

科学史という分野の、

まりにも正しい姿だと思う。

科学史担当教員求人に応募して、面接に行った。

時給1117円。

交通費480円まで。

主要業績3件×3部、製本済。

その時点でだいぶ覚悟はしていたが、面接想像より一段深い地獄だった。

面接官が言う。

「ところで、科学史をご専門とのことですが、高校レベル数学はどの程度お分かりですか?」

嫌な予感がした。

「ええと……数IIIまでは一応……」

歯切れが悪くなった瞬間、相手の目が光る。

「では、この程度は大丈夫ですよね?」

ホワイトボードに書かれる、

二次関数

平方完成。

頭が真っ白になる。

できない。

いや、正確には「昔はできた気がするが今は無理」だ。

沈黙

「……高校2年生レベルですが」

と言われた瞬間、何かが切れた。

「違うんです!!」

気づいたら叫んでいた。

科学史が専門の大学教員だって!!

高校2年程度の数学ができない奴は普通にいるんです!!

しろゴロゴロます!!」

面接室が静まり返る。

ニュートン微積を作った背景とか!!

ガリレオが落体をどう概念化したかとか!!

クーンパラダイム論とか!!

それと平方完成は別なんです!!」

面接官が少し困った顔で言う。

「でも、それって……

科学史って、科学ができなくてもいい学問なんですか?」

呆れた口調だった。

この瞬間、敗北を悟った。

「……はい

しか言えなかった。

本当は言いたかった。

科学史とは、

科学が「できる/できない」を生む制度歴史

外側から観察する学問だと。

でも、時給1117円の面接

そんな説明をする気力は残っていなかった。

帰り道、思う。

ニュートンは二項定理ができた。

ガリレオは比例計算ができた。

自分は平方完成ができない。

だが、

ニュートンがなぜ神学に執着したか説明できる。

ガリレオ裁判がなぜ起きたか説明できる。

それでも社会は言う。

高校数学もできないのに、科学史?」

たぶん、この学問

つの時代もこうやって笑われてきた。

帰宅後、求人票をもう一度見る。

時給1117円。

科学史とは、

科学ができない人間が、

科学の偉大さと残酷さを

同時に引き受ける学問なのだと、

今日もまた一つ、身をもって学んだ。

2026-01-22

科学史担当教員求人に応募した。

時給1117円。

授業1回あたり100分。

交通費は往復480円まで実費支給

この時点で、もううっすら悲しい。

提出物は

履歴書

志望動機書、

主要業績3件のコピー各3点(製本済)。

製本

科学史」なので、ニュートンガリレオクーンフーコーの間で右往左往しながら、10年以上かけて積み上げてきた業績の中から、よりによって「3件」を選び、しかもそれを3部ずつ印刷して、製本する。

時給1117円。

コンビニコピーすると、インク代と紙代で軽く千円を超える。

製本テープを買うとさらに数百円。

封筒は角2。

郵送料も地味に効く。

この時点で、すでに赤字

でも志望動機書は真面目に書く。

科学史教育の意義」

理系学生にこそ必要批判的思考

科学社会相互作用歴史的に捉える重要性」

自分でも何度も書いてきた言葉を、また書く。

時給1117円。

書類選考の後、面接

場合によっては模擬授業

模擬授業

ガリレオ裁判100分でどう切るか。

学生を眠らせない導入。

板書計画

史料引用

クーンを出すか出さないかで一晩悩む。

その準備時間はもちろん無給。

面接で聞かれる。

「他にもお仕事はされていますか?」

されています

それはもう、されまくっています

研究も、翻訳も、非常勤も、単発の講演も。

それでも生活が成立しないから、ここに応募しています

とは言わない。

はい研究を続けながら教育にも力を入れております

と微笑む。

時給1117円。

採用されたとして、1コマ100分。

移動時間を含めると半日が飛ぶ。

交通費は480円まで。

帰りの電車で思う。

ニュートンは王立造幣局長だった。

ガリレオ終身刑だった。

自分は時給1117円だった。

科学史とは、

科学栄光と、

制度残酷さと、

個人生活史を、

全部同時に教える学問なのかもしれない。

それを身をもって実演する教員が、

今日もまた、製本された業績を抱えて郵便局に向かう。

2026-01-20

anond:20260120131154

要するに、「はてな」のような痴的コミュニティをつくり、「精神治療薬」を吹き込み、果てはニュートンの斬新な思想に敗れたわけだ笑

麗しきベーコニアンのみなさん

17世紀ヨーロッパで広まったフランシス・ベーコン(Francis Bacon)の思想(ベーコニア主義)について説明します。

1. 理想社会を目指す「ユートピア思想

ベーコンは、科学の力で人々の暮らしを豊かにし、社会を良くするという大きな夢を持っていました。その象徴が、彼の著作『ニュー・アトランティス』に登場する「サロモンの家」という架空研究所です。

この構想は、当時の人々に強い影響を与えました。サミュエルハルリブコメニウスといった教育社会改革者たちは、ベーコン計画を「宗教的な争いを終わらせ、社会平和にするための土台」だと考えました。彼らは、農業鉱山技術を改良し、あらゆる知識をみんなで集めることで、より良い世界を作ろうとしたのです。

この「科学者が協力して研究する」という理想は、後にイギリスの「王立協会」という組織が生まれきっかけにもなりました。

2. 頭のトレーニングとしての「精神治療薬」

オランダなどのヨーロッパ大陸では、ベーコンの考え方は「正しい思考を身につけるための道具」として活用されました。これが「精神治療薬(メディキナメンティス)」と呼ばれたものです。

人間には、物事を正しく見るのを邪魔する「思い込み」や「偏見」がどうしても備わっていますベーコンはこれを「イドラ」と呼び、どうすれば取り除けるかを説きました。

当時の哲学者たちは、学生が新しい哲学を学び始める前に、まずベーコンの考え方を学ばせました。そうすることで、古い考え方や間違った先入観を捨て去り、まっさら状態真実探究できるように訓練したのです。いわば、知的な「デトックス」のような役割を果たしました。

3. ベーコニア主義が勢いを失った理由

17世紀の終わりに向かうにつれ、ベーコンスタイルは徐々に主流から外れていきました。その主な理由は、科学進歩の仕方が変わったことにあります

ベーコンは「たくさんの事実を観察し、データを集めること(自然誌)」をとても大切にしました。しかし、次第に科学世界では、物事を「数式」や「機械のような仕組み」で説明するやり方が中心になっていきました。

例えば、オランダのベークマンという学者は、ベーコン物質を「生き物のような性質」で捉えている点に疑問を持ち、もっと数学的に考えるべきだと批判しました。そして最終的には、ニュートンが登場し、数学に基づいた物理学確立されたことで、ベーコンの観察中心のアプローチは、科学の主役の座を譲ることになったのです。

2026-01-09

anond:20260109200252

続き。たぶん1枚めの写真

なお、内容物については全部を記載していない。目立つチップとか特徴的なコンポーネント表記している。これは今後も同じ。

ブリュージュ
2013年頃発売。10歳以上。ブリュージュの発展のために、たくさんの人に協力を依頼していく。人物が描かれたたくさんのカード(160枚以上)、カラーダイスが各色1個くらいつつ5個くらい。人の形をした色とりどりのコマが数個。
ROLL PLAYER
2016年頃発売。10歳以上。RPGキャラメイクだけをしていく。カードがたくさん。色とりどりのダイス金貨のような造形の小さい黄色チップ
The Voyages of Marco Polo(マルコポーロ旅路)
2015年頃発売。12歳以上。マルコポーロのような商人となってベネチアから北京を目指す。青・赤・黄・緑のサイコロ、そしてチップ金銭チップ、それに茶色フタコブラクダコマ
Troyes(トロワ)
2010年頃。10歳以上。中世ヨーロッパ都市経営。青・緑・オレンジ・灰・白のミープル(人型のコマ)がたくさん、それとは別の色のダイスがたくさん。カードが一揃いそこそこたくさん。たぶん拡張セットも近くに入っている。
Colonists(コロニスト)
2018年頃発売。12歳以上。植民地の街作り。青・白・橙・黒のポーン風コマ、紫の司教コマ六角形のタイルがたくさん。
Great Western Trail 北部への道
同名のゲーム拡張

----

NEWTON(ニュートン)
2018年頃発売。12歳以上。発明発見17世紀ヨーロッパを発展させる。青・赤・黄・緑のキューブチップ・人型コマ、丸底フラスコのようなチップカードがたくさん。
IKI(江戸職人物語)
2016年発売。14歳以上。日本橋火事に怯えながら商売する。赤・青・黄などの人型コマ浮世絵風の人物が描かれたカードがたくさん。
Call to Adventure(コール・トゥ・アドベンチャー)
2018年頃発売、12歳以上。英雄の生涯を作り出す。カードがそこそこたくさん。ルーン文字が描かれた小さいチップそれから小さいチップ
Dynasties
Heirate & Herrsche(ダイナスティ):2016年頃発売、12歳以上。ルネサンス時代政略結婚ヨーロッパ都市名が描かれたカード原色な人型コマ
アルルの丘:紅茶貿易
2017年頃発売。同名のゲームの3人拡張セット
Inhabit the earth(インハビット・ジ・アース)
2015年頃発売、14歳以上。動物進化させながら世界を進む。様々な動物が描かれたカードがたくさん。原色チップがそこそこ。

----

SCYTHE(サイズ・風に舞う策謀)
同名のゲーム拡張
SCYTHE(サイズ・彼方よりの侵攻)
同名のゲーム拡張
テラフォーミングマーズ 動乱
同名のゲーム拡張第5弾。
Saltlands
Lost In The Desert Expansion:同名のゲーム拡張
London
2017年頃(日本語版なら2021年頃)、14歳以上。17世紀ロンドン大火災から復興カードがたくさん(100枚以上・主にロンドン地名施設が描かれている)、お金トークン
Viticulture(ワイナリー四季)
2013年頃、13歳以上。トスカーナワイン造り。6色のコマセット(いくつかの種類が同数ずつ)、カードがそこそこ。
Amalfi(アマルフィ)
2020年頃発売、12歳以上。船を運用して商売する。ヨット型のコマエッフェル塔を思わせる塔型のコマ。それぞれ複数個。

----

ブランクワールド
2018年頃発売、12歳以上。大航海時代探検して世界地図を作る。原色の船型のコマ正方形の少し大きめのチップお金を思わせるトークン
テラフォーミングマーズ VENUS NEXT
同名のゲーム拡張第2弾。
Dolphy Five(ドルフィーファイブ)
2020年発売、9歳以上。推しイルカ応援してNo.1にする。イルカ型のコマと透明なダイスゲームマーケット出品作品
商売往来
2019年頃発売、8歳以上。OKAZU Brandのゲーム大阪商人となって稼ぐ。カードがたくさん、チップがたくさん。ゲームマーケット出品作品
ワイナリー四季 拡張
トスカーナ:同名のゲーム拡張
ブラッディ・イン
2105年頃発売、15歳以上。宿屋人殺しして金稼ぎ。人物が描かれたカードがたくさん。小切手型のトークンと鍵型のトークンがそこそこたくさん。

----

村の人生 酒場
同名のゲーム拡張
村の人生 港町
同名のゲーム拡張
村の人生
2011年頃発売、12歳以上。ヨーロッパのある村の発展と世代交代。細かいコマがたくさんあるが、たぶん黒と灰色の巾着袋それぞれ1つずつに入れられて収納されている。
CIVILIZATION 富と名声
同名のゲーム拡張
CIVILIZATION 叡智と闘争
同名のゲーム拡張
クトゥルフキッチン
2019年頃発売。10歳以上。名状しがたい料理を作る。120枚くらいのカード時計型の(1~6まで書かれた)ボードサイコロが4色各6個。

----

SCYTHE フェンリス襲来
同名のゲーム拡張
The Doge Ship(総督の船)
2012年頃発売、12歳以上。ガレー船を造る。原色チップが数個ずつと同色のダイスが1つずつ、ガレー船を描いたカード(オールごとに分割されている)。
Shadows over Camelot(キャメロットを覆う影)
2005年頃発売、10歳以上。アーサー王伝説テーマにした協力ゲーム。白いが台座に原色が割り振られたフィギュア型のコマカードがたくさん、ダイスが少し。
Great Western Trail(グレート・ウェスタントレイル)
2016年頃発売、12歳以上。牛を列車に出荷するまでの道歩き。青・白・赤・黄などのチップ人物の絵が描かれた小さめのチップがたくさん、カード
CIVILIZATION(シヴィライゼーション)
2010年頃発売、13歳以上。担当する文明の発展を後押しする。大きいカードと小さいカード、それぞれたくさん、原色コマが4色2種類で双方そこそこ。青いダイスが2個。


まだ続く、かも知れないけれど明日以降になるかもしれない。

2025-12-23

anond:20251222225842

語彙は大事かもしんない

たいやきの独特の味をなんと言ったらいいかわかんないままたいやきを好きでいたけど、ある時「重曹の味」と表現されてるのを読んで、あ〜なるほど!言われてみればあの味重曹わ!って思ったんよね

重曹というかベーキングパウダーかな

エッセイとかグルメ漫画をとにかくたくさん読むといいかもよ

東海林さだおの丸かじりシリーズとか

グルメ系のドラマたくさん見るとか

あの感じってこういう事だったのか、てパズルピースがはまるの楽しい

何事も言葉がなければ認識できない

虹が七色になったのはニュートンのせいって話と同じ

2025-12-16

からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついたニュートンが見たものがもしトマトだったら万有引力はなかっただろう

トマトが止まっとる!!!

2025-12-08

この世に無限ってあるの?概念ではなく実在するの?

数学とかの概念では無限があるの分かるけどさ

実在してるかは謎だよね

時間永遠に続くって思われてるかもだけど、それは証明されてない

から永遠って基本的には「ない」ものとして扱ったほうがよくない?

実在証明されてから永遠を語るべき

永遠に愛してる」とか、絶対に言っちゃいけない

哲学とか思想でも永遠について語るのは、誤謬を生むよ

しか数学だけは許す。

理由AIが答えてくれた。

数学が「永遠(=無限)」を完全に排除したら、現代数学の99%以上が崩壊し、現代文明そのものが成り立たなくなります

どれだけヤバいことになるか、段階的に見てみましょう。

1. 基礎の基礎が全部消える

実数直線が作れない(π、√2、e などが定義不能

微積分が全滅(極限の概念が使えないので、ニュートンライプニッツも泣く)

関数連続収束、発散……全部消滅

高校数学で習う「lim」やε-δ論法が全部ゴミ箱行き

2. 現代科学死ぬ

物理学相対性理論量子力学電磁気学のほぼ全てが無限(極限操作)を使っている

工学フーリエ変換信号処理制御理論が使えなくなる → スマホテレビGPSMRI、全部終わり

コンピュータ科学アルゴリズム計算量解析(O(n), O(log n) など)が意味を失う

暗号理論RSAなど)が崩壊ネットバンキングビットコイン即死

3. 日常すら壊れる

• 「1リットル牛乳を3人で均等に分ける」→ 0.333リットル定義できない

円周率πが「3.14打ち切り」になる → タイヤロケットも正確に作れない

地図アプリの最短経路計算不可能になる(ダイクストラ法などが死ぬ

結論永遠無限)を捨てたら人類石器時代に逆戻り

無限を捨てると、現代数学は「巨大だけど有限な数までしか扱えない超巨大なそろばん」に成り下がります

ロケットは飛ばない、インターネット死ぬ医療機器も止まる、経済崩壊

まり

永遠無限)」は人類発明した「最も危険で、最も美しい爆弾

捨てたら即死、抱えたままでもいつか爆発するかもしれない——

それが数学本質なんです。

2025-12-05

数学歴史

紀元前20000年前後中部アフリカ

イスャンゴ骨。世界最古級の数学的道具

素数列や倍数を示す刻みの可能

紀元前3000〜前1800年(メソポタミア)

六十進法(現在の角度360°や時間60分の基礎)

掛け算の概念(倍数を扱う)

人類最古の割り算アルゴリズム

小数的な考え方の萌芽

文章による代数的な計算

紀元前2800〜前1600年(古代エジプト)

掛け算の計算法(倍加法など)

分数計算

円周率(近似値として3.16)

紀元前2000〜(マヤ文明)

20進法の完成された記数法

0(ゼロ)の独自発見世界最古級)

紀元前600〜前200(ギリシャ)

公理を置いて、そこから論理的定理を導く証明中心の純粋数学の発展

ピタゴラス学派により数と図形の研究が体系化。

無理数発見による衝撃

当時、「すべての量は整数比で表せる」(万物は数である)と信じられていた。

しかし √2 が有理数ではない(整数の比で表せない)ことが分かり、この哲学崩壊

『直角二等辺三角形の対角線の長さ』が整数比で表せないことを証明したとされる。

証明したのは学派の弟子 ヒッパソスとされ、伝承ではこの発見により処罰されたとも言われるほどの衝撃。

ユークリッド原論』(数学公理化・体系化した画期的著作)

素数無限存在する(初の証明)

最大公約数アルゴリズム

アルキメデスによる面積・体積の“求積法”の発達。

紀元前200〜後100(中国)

負数を“数として扱った”最古の事例『九章算術

連立方程式に相当する処理を行列的に実行

● 3〜5世紀(中国)

円周率計算革新(多角形近似法)

π ≈ 3.1415926… の高精度値(当時世界最高)

● 5〜6世紀(インド)

0(ゼロ)の概念記号確立

十進位取り記数法

負数の萌芽的扱い

現代的な筆算の掛け算

● 9〜12世紀(イスラーム)

独自代数学(al-jabr)を発明文章による代数。ここで初めて“代数学”が独立した数学分野となる。

三角法(sin, cos)の体系化。

商、余り、桁処理などの方法が整理(現代学校で習う割り算の形がほぼできあがる)

1214世紀(インド)

xに相当する未知数記号使用した代数(文字ではなく語句の略号)

● 14〜15世紀(インド)

無限級数(無限に続く数列の項を足し合わせたもの)の使用

世界最初無限級数による関数展開を行った。

sinx,cosx,tanx などの 三角関数無限級数展開を発見

これは数学史上きわめて重要な成果で、近代的な無限級数起源インドである と言われる。

● 14〜15世紀(イタリア)

等号記号はまだないが、等式操作等価性を扱う文化が発達。

● 1500年〜

負数の受容が進む。

● 1545年頃(カルダノ)

三次方程式四次方程式の解法を発見

虚数の登場。

三次方程式の解を求める過程で √−1 に相当する量が突然登場。

しかしカルダノ自身は「意味不明の数」とし、虚数数学対象であるとは認めていなかった。

● 1557年頃(レコード)

等号記号「=」を発明等価を等式として“視覚的に書く”文化誕生

● 1572年頃(ボンベッリ)

虚数計算ルールを初めて明確化

カルダノの式の中に出る「意味不明の数」を整理し、虚数を使って正しい実数解が出ることを示した。

● 1585年頃(ステヴィン)

10小数表記の普及

● 1591年頃(ヴィエト)

記号代数確立。未知数を文字をとして使用(x,yのような)

真の意味での“記号代数”の誕生

● 1614年頃(ネイピア)

対数(log)という言葉概念が登場。

● 1637年頃(デカルト)

解析幾何学誕生

図形(幾何)を数と式(代数)で扱えるようにした。

今日では当たり前の「座標平面」「方程式で曲線を表す」が、ここで生まれた。

物理現象をy=f(x)で表すという現代方法は、すべてデカルトから始まった。

現代科学工学数学言語の基礎。

● 1654年頃(パスカルフェルマー)

確率論数学として誕生

● 1684年頃(ライプニッツニュートン)

微分積分誕生

微分積分が互いの逆操作であることを発見

● 1713年頃(ベルヌーイ)

大数の法則(試行回数を増やすと平均が安定する法則)を初めて証明

予測と頻度を結びつけ、確率の基礎を整備

● 1748年頃(オイラー)

自然対数理論を完成

√−1 を i と書く記法を導入。

オイラーの公式「e^{ix} = cos x + i sin x」を提示し、虚数解析学自然に組み込んだ。

虚数実数学の中に位置づけられた大転換点。

負数も通常の数として計算に取り込み、解析学を発展。

微積分の計算技法の体系化(積分論・無限級数微分方程式の基礎を構築)

指数対数三角関数などと微積関係を整備

多くの記号体系(e,π,sin,cos,fなど)を整理・普及

グラフ理論(もの[頂点]と、それらを結ぶ関係[辺]を使って、複雑な構造やつながりを数学的に研究する分野)の誕生

数論(整数素数性質を扱う数学分野)の真の創始者と言える

ーーーーーーーー

一旦ここまで。

続きは詳しい人にまかせた。

2025-10-10

[]

昨日は木曜日。起床時刻は8:00:00 JSTアラーム音の波形をFFT解析した結果、隣室から環境ノイズによるピークが±23Hz揺らいでいた。

ルームメイトは、ドアを閉めるという行為確率選択肢だと思っているらしい。彼の行動は統計的にはマルコフ過程に近似できるが、僕の生活決定論的だ。

午前は、超弦理論における非可換ホモトピー圏上の圏的双対性再構成していた。通常のCalabi–Yau三次元多様体上でのホロノミー群SU(3)に依存する議論ではなく、より上位の∞-圏的層を使って複素構造の退化を防いだままトポス整合性を保つ方法を考えた。

僕が構築しているモデルでは、背景多様体自体対象とせず、可換図式のクラス対象とし、その射として∞-モノイド的自然変換を定義する。これにより、通常のD-braneカテゴリを超えた自己言及圏論相互作用を扱うことができる。

問題は、この自己言及構造の安定性だ。内在的コホモロジー群が通常のExt群では閉じず、代わりに導来圏上の高階Ext^ωを取らねばならない。

だがそのとき、導来圏が非完備となり、整列関手存在しない。つまりウィッテンデルーニャンがやっているレベル物理的実在還元可能構成は、僕の理論では完全に失効する。

僕のモデル観測可能性という概念を含まない。構成論的には存在するが、可視化不能トポス真空観測できないが、計算できる。数学はその矛盾を祝福する。

昼食は、ピザ。例によって精密オーブンで16分。昨日はタイマーを設定した瞬間にルームメイトが話しかけてきたせいで、0.8秒遅れた。

ピザ表面張力(つまりチーズ層の粘弾性)が変化したのを僕は即座に検知した。これは味覚ではなく構造問題だ。

午後は、原神を再開した。キャラビルド統計最適化Pythonで書いていたら、隣人がまた「ストーリーが泣ける」と話しかけてきた。

僕は物語には一切興味がない。僕の目的は、アルゴリズム最適化収束率を比較することだ。

攻撃力と元素チャージ効率パラメータ空間を3次スプライン補間して、境界値をニュートンラフソン法で探索していたら、シード値の初期設定にわずか0.001の誤差があり、収束が乱れた。

もう一度やり直した。成功キャラは星5だが、僕の関心は星の数ではない、数列の収束だ。

夜はベルセルクの再読。グリフィスが再登場するあの章。僕は感情的には何も動かないが、作画密度の変化を統計的に数えた。

平均線密度は1ページあたり1720本、前章から12%減。連載時期のアシスタント体制の変化が見える。

その後、シヴィライゼーションVIを起動。僕は必ずアリストテレス主義的発展ルートを選ぶ。文化勝利などくだらない。科学勝利のみが純粋だ。

途中、友人が「軍事ルートで遊ぼう」と提案してきたが、それは知的堕落だ。戦略ゲームとはアルゴリズムの美であって、破壊快楽ではない。

就寝は23:00:00。歯ブラシを磨く順序は右下→右上→左上→左下。これは既に300日継続中。統計的に、歯垢残存率が0.2%低い。

寝る直前に「∞-圏上のトポス的モジュライ空間存在定理」をメモに残した。夢の中で証明が完成する可能性がある。

昨日の評価整合性98%、他者干渉率2%、ノイズ耐性A+。

総じて良好。次は、導来∞-圏上のモジュライ関手が可換であるための必要十分条件を探す。それがわかれば、少なくとも僕の宇宙では、全てが整う。

2025-09-13

くるみ割り人形 - in a nutshell

この論文は、エルンスト・マッハの「思考実験」に関する見方を再解釈し、従来の有力な解釈に異議を唱えるものです。

従来の解釈(Implicit): マッハは、思考実験が「経験からまり経験に戻らなければならない」という厳格なルールを持っていたとされます。このルールによって、ニュートン批判経験を超えた概念拡張非難)と自身の「マッハ原理」(経験的に根拠の薄い仮定を含む)との矛盾「パズル」と呼ばれる)が解消されると考えられていました。

論文の主張: 著者はこの「Implicit」解釈に反対し、マッハニュートン批判は、思考実験の「やり方(形式)」が間違っていたのではなく、思考実験の中で使われた「思考の内容」、特に絶対空間」のような「誤った思考」が問題だったと主張します。

「Implicit」解釈への反論:

マッハは、現実にはありえない「摩擦のない傾斜面」といった理想化された前提から始まるステヴィンの思考実験を高く評価していました。これは「経験からまり経験に戻る」というルール矛盾します。

マッハは、概念は他との「関係性」を通じてのみ認識可能であると主張したJ.B. スタローの思想賛同していました。これは、ニュートン批判が「非関係的な思考」(絶対空間)に向けられていたことを示唆し、思考実験形式問題ではないことを裏付けます

新しい解釈: マッハ思考実験に対して非常に「自由な」(liberal見方をしており、その形式に厳格な制約を課していませんでした 。彼が制約を設けたのは、思考実験のものではなく、思考実験の中で使われる「思考」の内容に対してでした。思考は、有用知識をもたらし、背景事実矛盾しないものであれば、必ずしも経験連続している必要はない、という立場です 。

結論: この新しい解釈は、マッハ一般に思われているよりも「厳格な経験主義者ではなかった」ことを示唆しています 。彼は、「空想」や「想像力」が科学探究において、経験に直接対応しない新しい思考を生み出す上で不可欠な役割を果たすことを強く肯定していました。

https://philarchive.org/rec/BAKCSM?ref=mail

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん