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 気持ちがよかったので時間をかけ過ぎた感のある「ヴェルニー公園」をあとにして、東京環状道路に沿って歩き、この地の芸術文化の拠点「横須賀芸術劇場」の先から右手への路地に入ると、「ドブ板通り銘板」が目に入り、そこが「どぶ板通り」の起点になっていました。
 入口にある「ドブ板通り銘板」には、通りの各所に横須賀になじみの深い有名人の手形れリースを設置している旨と、そのマップが記されています。王貞治、渡辺真知子、前田武彦、安田伸、佐々木主浩、宇崎竜童などの手形があるようです。
 「ミリタリーショップFUJI」と「SURFTACO」のある十字路。ここあたりが「どぶ板通り」の随一の撮影ポイントでしょうか。夜の時間ともなればもっとアメリカンに見えてくるのでしょうが。

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(ドブ板通り銘板)

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(どぶ板通り)

 「どぶ板通り」は、アメリカの影響が色濃く残る商店街として知られていて、ミリタリーショップ、ハンバーガーショップ、瀟洒なバーなどが立ち並んでいます。通りを歩いていると独特の雰囲気が伝わってきます。
 「スカジャン(横須賀ジャンパー)」は、第二次大戦後、自国へと帰還するアメリカ兵向けのスーベニアジャケットとしてつくられはじめ、ドブ板通りはその代表的な販売地として70年以上前から親しまれているそうです。

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(「どぶ板通り」の風景1)

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(「どぶ板通り」の風景2)

 横須賀の街では「ネイビーバーガー」なるものを食べてみたいと思っていました。
 「ネイビーバーガー」とは、米海軍艦船の見張り要員の食事として提供され始めたものとされ、牛肉本来の味を損なわないシンプルなハンバーガーなのだそう。各艦船の料理人がそれぞれ隠し味に工夫を凝らすなどして軍隊食として発展してきたことから、われわれ日本人が普段食べているハンバーガーとは違い、本場アメリカの伝統的なスタイルなのだとか。
 この界隈にも「アメリカンダイナー・ハニービー」「TSUNAMI」「ヨコスカシェル」などの代表的な店があり、食欲をそそられましたが、まもなく三崎でまぐろ料理を食べなければならないので、残念ながら今回は自粛することに。
 なお、1908年(!)発行の「海軍割烹術参考書」にすでにレシピが記されていたという「よこすか海軍カレー」も切り難いものがありました。

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(「アメリカンダイナー・ハニービー」のレギュラーネイビーバーガーコンボ)

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(「横須賀海軍カレー本舗ベイサイドキッチン」のよこすか海軍カレー)

 「どぶ板通り」をひととおり歩いたあとは、1kmほど離れたところにある「三笠公園」にも立ち寄る予定でした。
 日露戦争で活躍した戦艦「三笠」が保存されているほか、江戸幕府によって国内初の台場が築造された「猿島(さるしま)」行きのフェリーの発着場所にもなっているところで、「水と光と音」をテーマとした公園になっているというので、興味のある場所でした。
 しかし、ここで時間を使い過ぎると、三崎での昼の時間を大きく過ぎてしまい、「まぐろまんぷく券」が使えなくなってしまう恐れがあります。したがって、やむなく割愛することとしました。
 横須賀は、ネイビーバーガーとよこすか海軍カレー、「三笠公園」と「猿島」への渡島とで、もう一度来なければならないようです。

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(「三笠公園」はこんなところだったようです)

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(「猿島」にもいずれ渡ってみたい)


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