■ 錚々たる顔ぶれがそろう過去の受賞者「ベストヤングプレーヤー賞」という呼び名に変更になったのは2010年だったが、過去の受賞者の顔ぶれを見ると非常に豪華である。
・MF 宇佐美貴史 (ガンバ大阪) ・・・ 2010年
・DF 酒井宏樹 (柏レイソル) ・・・ 2011年
・MF 柴崎岳 (鹿島アントラーズ) ・・・ 2012年
・MF 南野拓実 (セレッソ大阪) ・・・ 2013年
・MF カイオ (鹿島アントラーズ) ・・・ 2014年
・FW 浅野拓磨 (サンフレッチェ広島) ・・・ 2015年
MF柴崎岳以外の5人はいずれも実力が評価されて海外リーグのクラブに引き抜かれていることを考えるとこの賞は「若手選手の登竜門」になりつつあるが、受賞資格者については以下のように規定されている。2014年にMFカイオ(鹿島)が選出されていることからも分かるとおり、国籍は問われない。
・J1リーグ戦の試合に半分以上出場していること。
・その年の4月2日の時点で21歳以下であること。
・過去に同賞を受賞している選手は対象外とする。
・2種登録の選手や特別指定選手も受賞対象。
■ 今シーズンの有資格者は以下の13名か?J1のレギュラーシーズンがすべて終了したので「2016年のベストヤングプレーヤー賞が誰になるのか?」も注目されるが、「生年月日(=1995年4月2日以降に生まれていること。)」と「J1での出場試合数(=17試合以上に出場していること。)」の2つが明確な基準になるので有資格者は限られる。この2つの条件をともに満たす選手は以下の11名である。
・MF 関根貴大 (浦和レッズ)
・DF 中谷進之介 (柏レイソル)
・MF 鈴木優磨 (鹿島アントラーズ)
・DF 小泉慶 (アルビレックス新潟)
・MF 鎌田大地 (サガン鳥栖)
・MF 川辺駿 (ジュビロ磐田)
・DF 中山雄太 (柏レイソル)
・MF 遠藤渓太 (横浜Fマリノス)
・MF 井手口陽介 (ガンバ大阪)
・MF 邦本宜裕 (アビスパ福岡)
・DF 小川諒也 (FC東京)
また、『日本人選手・外国籍選手いずれについても各国の代表チーム(候補含む)あるいはユース年代の代表チーム(候補含む)に選出されて、強化合宿や試合に参加したため出場できなかったリーグ戦の試合数を実際に出場した試合数に加算する。』という救済処置がある。U-19アジア選手権に出場した以下の2人もやむなく欠場となった試合数を含めると規定の17試合に到達するので有資格者だと考えられる。
・MF 三好康児 (川崎フロンターレ)
・MF 神谷優太 (湘南ベルマーレ)