10位 : DF 徳永悠平 (FC東京)→ 最近は怪我の影響で欠場が続いているが、基本に忠実なプレーで今シーズンも地味ながらチームに貢献した。左右両サイドをこなすDF室屋が加入して彼がスタメンに定着した後はDF室屋が右SBに入ってDF徳永が左SBに回るケースが多くなったが、DF徳永は守備力の高さに定評のあるSBなので右でも左でも問題ない。一方、DF室屋は右SBの方が持ち味を出しやすいので来シーズンは左SBが基本になるかもしれない。
9位 : DF 矢野貴章 (名古屋グランパス)→ フォワードの選手として2010年の南アフリカW杯のメンバーに選ばれた選手とは思えないほど右SBが板についてきた。今シーズンは「3トップの右」で起用された試合もあったがフォワードでプレーする姿を見る方が違和感を覚えるほど右SBとして定着した。今シーズンの名古屋は非常に苦しいシーズンになっているがDF矢野貴の攻撃参加は1つの武器になった。ダイナミックな駆け上がりからのクロスは魅力。
8位 : DF 小林祐三 (横浜Fマリノス)→ 不動の右SBとしてチームに貢献した。守備力の高さは日本人の右SBの中では随一と言える。柏時代はCBでプレーすることもあったがハイボールへの対応力の高さは横浜FMの失点数の少なさに大きく貢献している。攻撃での貢献度は今シーズンも限定的だったが右SHのMFマルティノスとの連携からサイドを駆け上がってチャンスを作る場面は何度かあった。怪我で離脱することがほとんどない頑丈さも魅力と言える。
7位 : DF 大岩一貴 (ベガルタ仙台)→ 昨オフにJ2の千葉から仙台に移籍。これまではずっとJ2でプレーしてきたので初めてとなるJ1挑戦のシーズンだったがDF菅井やDF小島雅との競争に勝って右SBのレギュラーを確保した。本職はCBであるが走力があるので右SBに求められるアップダウンを繰り返すことができる。183センチと高さがあって右足のキックも正確なので右SBとしてはスケールが大きい。移籍1年目から欠かせない選手になった。