10位 : MF 高橋義希 (サガン鳥栖)→ フィッカデンティ監督は「4-4-2」を採用することが多い。中盤はJリーグでは珍しいトリプルボランチ気味の布陣になるので中央でプレーする選手(=アンカー)が重要となる。「誰をこの位置で起用するのか?」が開幕前から注目されたが、結局、ずっと鳥栖を支えてきたMF高橋義に託した。右のMF金民友、左のMF福田晃(or MF崔誠根)との関係性は特に重要になるが試合を重ねるごとに機能性が高まった。
9位 : MF 中町公祐 (横浜Fマリノス)→ モンバエルツ監督になって2年目の横浜FMは今シーズンもチームとしては好不調の波が激しかった。2ndステージの序盤は好調で優勝争いに絡めそうな雰囲気だったが次第に勝ち点が伸び悩むようになった。チームとしては煮え切らないシーズンになったが個々の選手はよく頑張った。MF中町は今シーズンも中盤の要として活躍。クレバーなプレーが特徴でゴール前に侵入して決定機に絡むシーンは多かった。
8位 : MF 井手口陽介 (ガンバ大阪)→ 2016年のベストヤングプレーヤー賞の候補に挙げることができる。MF遠藤とMF今野がいるのでシーズンの序盤はベンチスタートが多かったがシーズンの終盤になるとMF遠藤がトップ下の位置に移ってMF井手口とMF今野の2人でWボランチを組むのが基本形になった。2ndステージの15節の横浜FM戦(A)では2つのスーパーミドルを決めるなど最近では「強烈なミドルシュート」が新たな武器になっている。
7位 : MF ニウトン (ヴィッセル神戸)→ 1stステージの神戸はボランチの軸が定まらなかった。鳥栖から加入したMF藤田直もネルシーニョ監督の信頼を勝ち取ることができなかったが夏に加入したMFニウトンがすぐにチームにフィットして攻守の軸になった。派手な選手ではないが適格なポジションを取って最適なプレーが出来る。185センチと身長が高くて最終ラインの前でフィルター役になることができたので両CBにかかる負担が軽減した。