FC今治→ J3に昇格して早くも5年目。クラブは、年々、レベルアップしており、「クラブ規模」に関してはJ3有数となった。「いつJ2に昇格してもおかしくないクラブになった。」と言えるが2022年は5位、2023年は4位。自動昇格には届かなかった。黄金期の磐田で活躍した元・日本代表の服部監督を招聘した今シーズンも上位候補に挙げられたが17節を終えた時点で8勝7敗2分けで勝ち点「26」。8位は不満足と言える。
今シーズンも波の激しいシーズンになっている。開幕4連勝。好スタートを切ったが5節から4試合勝ちなし。9節と10節は勝利したが11節から4連敗。14節を終えた時点では6勝6敗2分けで11位。貯金は無くなった。ここ3試合は2勝1敗とやや盛り返してきたが過去を振り返ってみてもFC今治は「かなり早いタイミングで監督交代を実施するクラブ」である。「いつ監督交代が行われても全くおかしくない状況」である。
17試合で20得点/21失点となる。開幕前に上位候補に挙げられたクラブとしては得点数はかなり少なくて失点数はやや多い。10番のMFマルクス・ヴィニシウスは17試合で7ゴール1アシスト。2023年は35試合で8ゴール10アシストだったが昨シーズンと同様で攻撃陣を引っ張っている。ただ、彼に続く選手がなかなか出てこない。今シーズンのJ3のリーグ戦でゴールを決めている選手は8人だけ。かなり少ない。
期待の高かったFWアンジェロッティとFW日野友がともに開幕直前に怪我をして出遅れたのはかなり痛かった。2023年のJFLでゴールを量産したFW日野友は9試合で3ゴール。スタメンは5回だけ。途中出場も多くなっている中、それなりのペースでゴールを奪っているがFWアンジェロッティは12試合で0ゴール2アシスト。スタメンは3回だけ。3節で戦列復帰を果たしたが総プレー時間は「358分」にとどまっている。