福島ユナイテッド→ J3は2位争いが熾烈を極めるがサプライズを起こしているのは福島になる。長きに渡って川崎Fでコーチとしての実績を積んできた元・日本代表のCBの寺田監督を招聘。新しいスタートを切ったが17節を終えた時点で8勝7敗2分けで勝ち点「26」。5位と大健闘している。2021年はクラブ史上最高の5位と好成績を残したが、2022年は11位、2023年は15位だった。「大躍進のシーズンになっている。」と言える。
福島はもともと「ショートパスをつなぐサッカー」に取り組むシーズンが多かったが寺田監督になってスタイルは明確になった。川崎Fと同様で「止めて蹴る」を大切にするサッカーを取り入れたが17試合で26得点/18失点。結果が出ている。序盤は苦労したが転機になったのは11節の岩手戦(H)だった。同じ東北地方で活動するライバルクラブを相手に9対0で圧勝。Jリーグ史に残る大勝劇を見せて勢いに乗った。
岩手戦(H)の前までは10試合で2勝6敗2分けだった。10試合で8得点/14失点。思うように点が取れずに苦労したが記録的なゴールラッシュを見せて大きな自信を手にした。これ以降は7試合で6勝1敗と絶好調。7試合で18得点/4失点と驚異的な数字を残している。J3で台風の目になっているがFW塩浜が16試合で6ゴール5アシスト、U-19日本代表のMF大関は14試合で4ゴール2アシスト。2人が攻撃陣を牽引している。