ガイナーレ鳥取→ V川崎や甲府などで活躍して加茂JAPANのときに日本代表でプレーした林健太郎監督を招聘して新しいスタートを切った鳥取は17節を終えた時点で4勝8敗5分けで勝ち点「17」。17位と残留争いに巻き込まれている。開幕2連敗スタートの後、3節から7試合負けなし。3勝4分けと一気に勝ち点を積み上げたが10節以降は1勝6敗1分けと低調。下位グループに引きずり込まれた。初のJFL降格の危機を迎えている。
V川崎や甲府でキャリアを積んできており、現役引退後はMFイニエスタなどがいた頃の神戸で実績を積み上げてきた指導者なので当然のようにパスサッカーに取り組んでいる。「ボール支配率」はJ3で2位、「パス数」もJ3で4位となる。2023年は「ボール支配率」は7位、「パス数」は6位だったのでパスをつなぐサッカーをさらに追及しているがここに来て結果が出なくなった。14節から4連敗中と苦しんでいる。
17試合で15得点/28失点となる。3節から7試合無敗だった時期は失点が非常に少なかった。7試合でわずか4失点のみ。7節から3試合連続でクリーンシートを達成したが10節以降の8試合で計19失点。12節の大宮戦(H)から3試合連続で3失点を喫するなど失点数は激増している。得点力の高いチームではないのでこれだけ失点が多くなると勝つのは難しい。「3点差以上で敗れた試合」がすでに4試合もある。