FC琉球→ J3に降格して1年目となる2023年はJ3でも下位に低迷。まさかの17位に終わったが降格2年目の今シーズンは開幕から好調。15節を終えた時点では6勝3敗6分けで勝ち点「24」。4位と好位置に付けている。ホームで無類の強さを発揮しており、6試合で4勝2分けと負けなし。アウェイでは2勝3敗4分けなのでアウェイ戦はやや苦戦しているが「2022年以来のJ2復帰」に向けて順調に日程を進めている。
迷走した時期もあったが昨秋に金鍾成監督が復帰すると本来の攻撃サッカーが復活した。15試合で22得点/19失点となる。金鍾成監督というと「3対1で勝つサッカー」を理想に掲げているが7節の富山戦(H)が3対1の勝利だった。6勝のうち、5勝は1点差勝ち。なかなか得失点差を稼ぐことは出来ずにいるがここ4試合負けなし中。2位争いの中心になっている。大宮との差は広がったので2位狙いが現実的と言える。
リーグ戦だけでなく、カップ戦でも存在感を発揮している。ルヴァン杯は初参戦だったが1回戦でJ2の藤枝MYFCに勝利して2回戦進出を果たすと2回戦ではJ1のG大阪を撃破した。3回戦は同じJ1のC大阪に0対1で惜敗したが前半のうちに相手に退場者が出たこともあってC大阪を上回る11本のシュートを放った。惜しくも3回戦で敗退となったがC大阪戦は平日開催にもかかわらず、7,034人ものお客さんが集まった。