FC岐阜→ 上野監督になって2年目のシーズンとなるFC岐阜は15節を終えた時点で5勝5敗5分け。イーブンの成績になる。序盤戦は絶好調。7節を終えた時点では5勝1敗1分けで勝ち点「16」。大宮の消化試合数が1つ少なかったこともあってFC岐阜が首位に立ったが8節から8試合勝ちなし中。長いトンネルに入っている。リーグ戦で最後に勝利したのは3月31日(日)に行われたアウェイの松本山雅戦なのでかなり昔の話になる。
幸いにして今年のJ3は首位を独走する大宮以外のチームはそこまで勝ち点が伸びていないので「2位のチャンスはまだ十二分にある。」と言えるがここ8試合の成績は0勝4敗4分け。苦しい時期を過ごしている。ここ8試合で7ゴールのみ。点が取れなくなった。しかも、5月3日(金)に行われた長野戦(A)で正キーパーのGK茂木秀が左のアキレス腱を断裂して長期離脱。守備の要を失った状態で残り試合を戦うことになった。
2トップは結果を残している。FW藤岡は13試合で8ゴール、FW田口裕は15試合で7ゴールを挙げている。2トップの2人はオフにFWンドカ・チャールスがJ2の鹿児島に流出した影響をあまり感じさせない活躍を見せているがFC岐阜の総得点は「22」なので15ゴール/22ゴールを2トップだけで記録していることになる。68.2%に相当するが「2トップ以外の選手のゴールが非常に少ない。」というのは大きな問題と言える。
開幕当初は新戦力でドリブラーのMF荒木大が左SHの位置で大きな存在感を発揮したがここに来てやや失速している。一方、MF窪田稜がJ2の愛媛FCに流出した右SHは大きな弱点になっている。レギュラーを固定できず。右SHの位置でスタメン出場した回数はMF新垣が最多の5回、MF粟飯原が4回、MF河波とMF荒木大が2回、MF横山智とMF生地が1回となるがどの選手も決め手に欠ける。上野監督は人選で苦労している。