2022-09-05(Mon)
トウモロコシ栽培での、穂切りの効果
トウモロコシ栽培において、木が倒れるのを防ぐ技術として穂切りがある
受粉の済んだトウモロコシの先端部にある穂を切り落とし、風の影響を受けにくくして倒伏を防ぐというもの
受粉後の適期に切れば、穂に受ける風の影響が出なくなるので、かなりの風にも倒れずに済み、収穫も楽に出来るようになる
更に、不要になった穂を切る事で、太陽の光を遮るものが無くなるために、実の太りもわずかに良くなるらしい
今までは、この穂切りの効果は、言われている程度としか思っていなかった
それが知り合いの有機栽培農家さんのトウモロコシの収穫を手伝うようになってから、すごい技術になる可能性があると思うようになった
その農家さんでも穂切りはある程度はしていたのだけれど全てではなく、また有機栽培の為に害虫の発生もあった事が功を奏した
穂を残した物、穂を切った物、害虫に芯を食われて実の直上から茎がなくなった物と、大雑把に3種類のトウモロコシを見る事が出来た
その結果、実の直上から茎が無いもの=先端部が実になってしまった物が一番生育が良いと思えたのだ
今年、自宅のトウモロコシでは、穂だけを切った物と実の直上からバッサリ茎を切った物で比較する事にした
まず結果から言うと、穂だけを切った物より、実の直上から茎を切った物の方が、実の太りが良く生育も早くなる傾向が見られた
実の直上から切ると葉の数も減るのに、なぜこの様な結果になったのかは自分にはわからない
果樹栽培でよく言われる事は、木の先端は切らずに伸ばすと、栄養が先端に引っ張られて途中の実の生育も良くなるという
トウモロコシの場合は、その先端が実になれば、栄養は先端の実に集まり、実を包む衣も光合成が活発になり、生育が良くなるのではないかと思えてくる
切り落とされる葉の分の栄養は、切り落とされる葉で陰になっていた下の大きな葉が最大限働くようになって、無駄のない栄養成長が出来る状態になると考えている
誰もこのような実験はしていないらしく、調べても出てこない非常識な栽培方法だが、今後はこの方法がスタンダードになって行く気がしている
茎と穂を切るなんて、不自然な栽培方法だけれど、これは里山の管理方法の枝打ちや間引きと同じ考えでは無いかと思っている
高い場所の枝を払い、作物に必要な生育はしてもらい、日陰になっていた林床に太陽の光を届けて様々な植生を育む
トウモロコシの根元は薄暗くて草も生えにくくなるのが常ですが、実の直上の茎を切ると地面が明るくなり草が生え、様々な小動物も活発に働くようになっています
豊かな自然林の成り立ちが、トウモロコシ栽培にも応用できると言えるのではないでしょうか
日曜日の事
古代小麦ディンケルの播種作業を、ちょっとだけ片付けました
自然循環栽培を通して想うのは、種まきの時期は、植物が種をこぼす時期と一致するのが一番良いと考えます
なのでディンケルを収穫した時=播種のタイミングではないかと思えます。8月の収穫なら8月に種まき
以前ほぼその時期に種をまいたら、分げつが凄くて結実も良かったのです
なので今年は、例年より少し早めの播種の物と、例年と同様に播くものを育てて比較する予定です。土壌が同じではないので完全な比較はできませんが、感覚的な評価は可能と思います
受粉の済んだトウモロコシの先端部にある穂を切り落とし、風の影響を受けにくくして倒伏を防ぐというもの
受粉後の適期に切れば、穂に受ける風の影響が出なくなるので、かなりの風にも倒れずに済み、収穫も楽に出来るようになる
更に、不要になった穂を切る事で、太陽の光を遮るものが無くなるために、実の太りもわずかに良くなるらしい
今までは、この穂切りの効果は、言われている程度としか思っていなかった
それが知り合いの有機栽培農家さんのトウモロコシの収穫を手伝うようになってから、すごい技術になる可能性があると思うようになった
その農家さんでも穂切りはある程度はしていたのだけれど全てではなく、また有機栽培の為に害虫の発生もあった事が功を奏した
穂を残した物、穂を切った物、害虫に芯を食われて実の直上から茎がなくなった物と、大雑把に3種類のトウモロコシを見る事が出来た
その結果、実の直上から茎が無いもの=先端部が実になってしまった物が一番生育が良いと思えたのだ
今年、自宅のトウモロコシでは、穂だけを切った物と実の直上からバッサリ茎を切った物で比較する事にした
まず結果から言うと、穂だけを切った物より、実の直上から茎を切った物の方が、実の太りが良く生育も早くなる傾向が見られた
実の直上から切ると葉の数も減るのに、なぜこの様な結果になったのかは自分にはわからない
果樹栽培でよく言われる事は、木の先端は切らずに伸ばすと、栄養が先端に引っ張られて途中の実の生育も良くなるという
トウモロコシの場合は、その先端が実になれば、栄養は先端の実に集まり、実を包む衣も光合成が活発になり、生育が良くなるのではないかと思えてくる
切り落とされる葉の分の栄養は、切り落とされる葉で陰になっていた下の大きな葉が最大限働くようになって、無駄のない栄養成長が出来る状態になると考えている
誰もこのような実験はしていないらしく、調べても出てこない非常識な栽培方法だが、今後はこの方法がスタンダードになって行く気がしている
茎と穂を切るなんて、不自然な栽培方法だけれど、これは里山の管理方法の枝打ちや間引きと同じ考えでは無いかと思っている
高い場所の枝を払い、作物に必要な生育はしてもらい、日陰になっていた林床に太陽の光を届けて様々な植生を育む
トウモロコシの根元は薄暗くて草も生えにくくなるのが常ですが、実の直上の茎を切ると地面が明るくなり草が生え、様々な小動物も活発に働くようになっています
豊かな自然林の成り立ちが、トウモロコシ栽培にも応用できると言えるのではないでしょうか
日曜日の事
古代小麦ディンケルの播種作業を、ちょっとだけ片付けました
自然循環栽培を通して想うのは、種まきの時期は、植物が種をこぼす時期と一致するのが一番良いと考えます
なのでディンケルを収穫した時=播種のタイミングではないかと思えます。8月の収穫なら8月に種まき
以前ほぼその時期に種をまいたら、分げつが凄くて結実も良かったのです
なので今年は、例年より少し早めの播種の物と、例年と同様に播くものを育てて比較する予定です。土壌が同じではないので完全な比較はできませんが、感覚的な評価は可能と思います
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