今日は二十四節気の中の一つ、大寒だそうです。
Wikipediaによると、「太陽黄経が300度のときで、寒さが最も厳しくなるころ。」との事ですが、なんと雨降りでした。なま暖かい一日で、とても大寒とは思えない、まるで春のような感じでした。赤い屋根の家も、屋根の雪が溶けて白い屋根の家から赤い屋根の家に戻りました。
今日は知り合いの農家さんのお宅へ、敷地内での写真撮影のお願いに伺いました。そこでこんなお話を聞くことが出来ました。
「寒に雨が降ると、その年は豊作になる」のだそうで、今年はどうやら豊作間違いなしらしいです。昔の人は、自然現象にとても注意を注いでいて、どんな季節にどんな現象があると、どういう年になるかをきちんと調べていたのでしょう。
農と自然が密接につながっていた頃に語り継がれていたことらしいですが、最近ではこういう話を知っている人が少なくなって、とても残念です。
文明が発達すればするほど、人間の五感や第六感が鈍くなり、自らの知識や経験・技術を発揮する場が少なくなってしまいます。情報や文明の利器ばかりに流されないように、気を付けていたいものです。
古い時代のすばらしいものを後世に語り継ぐことも、これからはもっともっと大事になってくるでしょう…
話は変わって、先日いただいた千葉県産落花生(ピーナッツ)の話。
おいしそうでしょ!おいしいんです。
家族みんなで食べていた時、昔飼っていた手乗り文鳥のことを思い出しました。小さい雛を買ってきて、死ぬまで十数年飼っていたのですが、その文鳥がとても落花生が好きだったんです。落花生ならいくらでも食べて、食べてる途中で取り上げようものなら本気で怒ってつつかれたりしました。
でも一カ所だけ嫌いで食べない所があったのです。それがここ↓芽の部分なんです。
その当時は硬いから嫌いだったんだろうと思っていたのですが、今日女房がそこだけ食べたら「えぐい」と言って顔をしかめました。自分でも食べてみたら、確かにえぐい。
鳥の口の大きさだと、周りの部分と芽の部分を一緒に食べられるほどほおばることが出来ないから、かなりまずかったんでしょうね。
落花生もきっと、他の動物や虫に食べられないように、大事な芽の部分をえぐくする事で子孫を残したんでしょう。よく考えてますね。
ところでこの落花生、一番大きな部分は双葉になる所、写真の左下に伸びているとんがった所が根、双葉の中につんつんと出ている所が本葉なのです。まだ種の状態の時に、大きくなるための準備をしているのですね。
今年は落花生も植えてみようと思います。昔植えた時は植えた量の百分の一位になってしまったので、豊作間違いなしの今年は、きっとうまく育ってくれるでしょう。
おいしい落花生、ごちそうさまでした。
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