子どもたちが学校を卒業したお話は、先日のブログに書きましたので省略しますが、その時に綺麗なお花をいただいてきました
吹きガラスをやってる友だちに頂いた気泡入りの美しいコップにお花を入れ、食卓に飾っていました
ご存知かもしれませんが、我が家は大量のカメムシやテントウムシと共存しています
春めいて暖かくなってきた近頃では、壁やドアの隙間から光のある暖かい方へと移動を始めるのです
外壁の隙間や床下から入って来たはずなのに、室内の方が暖かいものだから、彼らが向かうのは室内の方がはるかに多い
日中は窓にいる彼らも、夜には照明に集まってくる
羽があるから室内をぶんぶん飛び回る
そしてそこらじゅうに、墜落する者もいる
部屋に置いてある野菜に止まれれば、その汁を吸えたりするラッキーなカメムシもいる
そんなカメムシの一部が、いただいたお祝いの花に落ちたり、歩いてきてコップに登り、花にたどり着いたりもする
カメムシが部屋に居るのは当たり前なのでビックリもしないのだけど、今年はちょっと違う意味でビックリしてしまった
最初にビックリしたのは、お花に止まった一匹目のカメムシを見た時だった
花の茎にストロー(口)を突き刺し、美味しそうに汁を吸う姿はいつも外で見る光景だ
でもそのカメムシはちょっと違う
ストローは茎に刺しているが、足が茎を掴んでいない!
ストローでぶら下がってたのだ
最初は何でだかわからなかった
しばらくして普通に起き上がり、花の上をトコトコしていた
「何だ、寝てただけなんだ」と思っていた
けれど翌日、コップを置いたテーブルの上に、一匹のカメムシが足を上に向けて瀕死の重傷を負ってるようだった
更に数日、様子を観察し続けた
日に日に机の上のカメムシは増え、コップの中に浮かんで死んだカメムシも増えて行った
水に落ちたカメムシは、草の茎があれば当然登る事が出来る
ただ単に溺れたんじゃない
これ、毒だ!
そう、園芸屋さんのお花って、アブラムシ一匹いない不自然なお花ばかりです
虫が居たら拒絶反応を起こす人が多いから、どんな虫でも花に付いていたら商品として売れない
だからお花を栽培する時には、虫が付かないように細心の注意を払わなければならないのです
その為には食べ物には使ってはいけないけど、食べ物じゃないものには使っても良い、強烈な薬を使うしかない
たとえ人体に悪影響があったとしても、売るためには使うしかないのでしょう
アレルギーや様々な病気の原因になってるのは当然でしょうけど、こうした毒を塗られたお祝いのお花って、卒業式に本当に必要なのでしょうか?
お花をもらって「ありがとう」と心から言える、そういう社会には、もうならないでしょう
今、非常に複雑な想いです
知らなければ良いのでしょうか?
知っていても、知らないふりをするのが、大人になる事でしょうか?
純粋な善意での事であっても、純粋に喜べない時がとても多くて、人との関わりが怖くなってしまいます
逆の場合もあるでしょう
虫食いの野菜や、虫が付いてる野菜は、気持ち悪いでしょう
農薬ガッチリ効かせて虫も食わない遺伝子組み換え野菜なら、見てくれも完璧だから安心して食べらえるかもしれません
花束をもらった時に、お花の中にイモムシがうごめいていたら、花束を投げ捨てるかもしれませんね
人によって、何が良くて何が悪いか、そんな事は良く分かりません
今回いただいたお祝いのお花は、今まだ机の上に飾ってありますが、可燃ごみとして処分させていただきます
目を楽しませてくれてありがとうと、お花には伝えたいと思います
我が家の畑の肥やしには、してあげられなくてごめんなさい
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