2021-01-23(Sat)
嬉しい事
息子が町内の青年の主張(弁論大会?)で、入賞した
「食品ロス」についての日本の現実と想いを熱く語った
親的には、一等賞!
大勢の前で、丁寧に、聞きやすく、いい発表をしていました
おめでとう!
そして悲しい出来事
また烏骨鶏の一羽が、先ほど旅立ちました
昨日まで元気だったのに、今朝は会わずに息子の発表を見に行って、昼に帰ってきたら止まり木の上でうずくまっていた
抱っこしてもまるで身動きも取れないようで、目をつむったまま
昼間は女房がずっと膝の上で看病していましたが、夕方には寝かせる為にダンボール箱の中へ入れていました
箱をアトリエの椅子の上に置き、床に電気ヒーターで加温して、顔を見てから自分も寝ようと思った途端
バタバタバタっと、箱の中で羽ばたく音
急いで箱の中を覗き込むと、苦しそうに目をつむったまま喉を伸ばしたり縮めたり
急いで抱っこしてストーブの前に行ったけれど、腕の中で息絶えてしまいました
自分が来るのを待っていてくれたのかもしれません
これを書いてる今は、膝の上で横たわっています
18羽の雛が孵り、昨年一羽が旅立ち、そして今日また一羽
さと子ちゃん、まんまるの目をした人懐っこい子でした
つい先日も、久しぶりに自分の足をつついて、抱っこをねだって来ました
「久しぶりだねぇ」って言って抱っこしたのが、最後のスキンシップになってしまいました
烏骨鶏たちとは、仕事の時間があるので、一日に会えるのがほんのちょっと
コロナで自営だけではやっていけないので仕方ない・・・と言えば聞こえは良いですが、ほんとにそうなのか疑問です
生きものを飼う以上、もっと関わってあげなきゃいけないんじゃないかと…
死因を考えてもどうしようもないですが、冬で野鳥との接点も無いので、鳥インフルエンザは無縁です
昨年死んだベロちゃんと同じ時に孵した子なので、遺伝的に弱いのかもとも思えてきます
凍傷になってしまったヘタちゃんも、ヘタちゃんそっくりなメスのヘタ二号ちゃんも同期の子で、ちょっと弱い
ただ最期の迎え方が二羽とも同じ様で、窒息したのか心不全なのかと思えるように、バタバタっと羽をバタつかせてそのまま逝ってしまったのが気になります
今年の初夏には、再び雛を孵す予定にしています
その時にさと子ちゃんの子も生まれるかなと楽しみにしていたのに・・・
ほっぺに生えた白い産毛がまぁるくて、いつもまっ白で見事な羽毛のさと子ちゃん
今日まで生きてくれて、ありがとう
なんか、辛いね
嬉しい事と悲しい事と、一緒に来るのって
ただただ、もっと一緒にいてあげれば良かった
後悔しか無いなんて、何やってんだか・・・
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2020-06-26(Fri)
ベロちゃんが旅立ってから四日目の朝
ヘタちゃんが、コケコッコーと力強く鳴いてくれました
昨日の朝までは明るくなっても誰も鳴かず、人が鶏小屋に近づくと鳴きはじめるだけで、自主的に鳴いたりしませんでした
ヘタちゃんはベロちゃんと同期で、ヒヨコの時から一番の仲良しだった
ヘタちゃんが同期以外の雄にいじめられそうになると、ベロちゃんが先頭に立って同期の雄たちを率い、ヘタちゃんを守ってくれるほどでした
ベロちゃんが闘病中に玄関にいる時に、ヘタちゃんも足が悪くて一緒に玄関で過ごしていました
夜の12時頃に玄関のベロちゃんがコケコッコーと鳴きはじめると、鶏小屋の雄たちも鳴きはじめ、1時間おきくらいに鳴いていたのです
その鳴く様子は、離れている仲間の無事を確認するかのように、何度も何度も、全員の声を確認するように続いていました
それなのにベロちゃんが旅立ってからは、誰も夜中にも、朝が来ても鳴かなかったのです
鶏は、知能レベルは人間の10歳とほぼ同じだと、研究で分かっているそうです
実際に一緒に過ごしていると、その能力が納得できるほど頭が良いのもわかります
感情もかなり豊かであるが為に、仲間を失ったその辛さも、相当なものだったに違いありません
人間で四日間は、鶏の寿命に換算すれば、およそひと月半
その間に烏骨鶏たちも、いろいろ想い考えていたのでしょう
悲しみは消えなくとも、必死にこらえ進んで行こうとしているような気がします
ヘタちゃんだけでなく他の烏骨鶏たちも、今まで甘えてこなかったような場面でもツンツンと抱っこをねだってつついて来て、抱っこをすると首を腕にこすり付けて甘えてきます
悲しくて、寂しくて、烏骨鶏たちも辛くてたまらなかったのでしょう
自分は、旅立たれた翌日からが辛かった
草取りをしている時、ベロちゃんと草取りをしていた時の事を思い出しては泣けて来たり
虫を捕まえては、食べる姿を思い出しては泣けて来たり
庭を歩いては、自分の前を小走りに走る姿を思い出しては泣けて来たり
玄関内の、誰もいなくなった隔離部屋を見ては泣けてしまう
もう戻らないのもわかっているけど、やりきれなくて
でも、今朝のヘタちゃんの必死に鳴く声を聞いて、姿を見て、少し元気をもらった気がします
先に進まなきゃ、と
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2020-06-22(Mon)
初めに生意気を言います
今日のブログを読んで、同情してくれたり、慰めの言葉を掛けてくれたりは、決してしないでください
ベロちゃんと一緒に過ごした人しか、この気持ちはわからないと思いますから
二年前の7月18日生まれのベロちゃん
飼っている烏骨鶏の中で一番若いベロちゃんが、今朝4時ごろ、死んでしまいました
ひと月ほど前、骨折の症状があったので玄関に隔離して療養していましたが、昨日は庭を元気に走り回り、段の上に飛び上がったりできる程に回復していました
一緒に畑に出ては、足をツンツンつついてきて、抱っこをねだったり
抱っこしてあげると、顔や首を腕にこすり付けて甘えて来たり
生のポップコーン(トウモロコシの種)が大好きで、見せると胸をせり出して「ホホホホッ」と声を上げて喜んだり
怪我をする前もリーダー的な存在で、雌鶏を襲ったりもほとんどせず、群れの中でも一目置かれている存在でした
療養の為に隔離した後も、夜の11時ごろから鶏小屋の仲間とコケコッコーと会話したり、みんなに好かれていたベロちゃん
昨晩は自分で隔離部屋の縁に止まって、そのまま寝られるほどに回復していたので、今週中には鶏小屋に戻せるねと家族で話をしていた矢先でした
午前3時ごろにコケコッコーと鳴いていたのは聞いていたのですが、次に気が付いたのは女房が異変に気付いて駆けつけた後
自分が見た時には、既に息絶えていました
元気になっていたので、高い場所から落ちてしまったのかもしれません
ベロちゃんは、生まれた時にベローシス(腱外れ)だったのですが、スポンジで矯正して完治した力のある雄鶏でした
喧嘩も強いけど、やたらといじめたりもしないで、時々いたずらをするひょうきんな性格でした
あとひと月足らずで2歳の誕生日だったのに・・・ただただ悲しいです
一番の末っ子が、一番最初に逝くなんて・・・
悲しい中で、いろいろ考えさせられました
突然こんな事が起こるなんて・・・いつ死ぬか、誰だってわからない
だから今を精一杯というのは当たり前で、後悔しない人生を送るのも当たり前、自分の道を進まないといけないと思いました
自分の考えた道を、成功しようが失敗しようがそんな事は構わない、妥協しないで胸を張って生きなきゃいけないと
そして悲しいからと立ち止まるのも良いけれど、そんな時間的な余裕はないのかもしれないとも
死んでしまった悲しみより、それ以上の幸せをもらえた事を大切にしたい
今、世の名がコロナコロナと騒がしい
密を避ける、距離を置く、消毒を徹底するのがエチケットで、それが新しい生き方だと多くの人が従っている
そんなバカげたことは、クソくらえと言いたい
ベロちゃんとのスキンシップの温もりは、今でもはっきりと覚えている
肌と肌のふれあいから、愛情は育まれるんじゃないのか
母親の肌のぬくもりや鼓動を感じて、子どもは安心するんじゃないのか
もし密を避けようものなら、温もりも感じない、距離を置いては会話も出来ない、消毒なんてしたら余計病気にもかかりやすくなる
それが人間同士、親子や友だちとのスキンシップでそういった温もりさえ感じられなくなってしまったら、愛情も友情もどれだけ芽生える事が出来るのだろうか
背中を見て会話も無く食事をして、それがどれだけ楽しいのだろう
咳エチケットなんてのは昔から当たり前で、それが出来ない馬鹿どもがいるせいで、おかしな世の中になったんじゃないのか
コロナで重症化するのは、主に生活習慣病はじめ身体の弱い人だ
世の中全体を隔離状態にするんじゃなく、隔離が必要と思う人だけ隔離すれば良い
ベロちゃんが死んでしまって、だんだん冷たくなって、硬くなって、それでもまだ暖かくて、また動き出してくれるような気もして
でも結局、仕事も普通にして、普通の一日を過ごした自分って、すごく冷たい動物の様な気さえしてしまいます
生活の為お金の為に、失くした命を顧みる時間さえない
やってる仕事は誰かの為になっているのか?自分の進むべき道なのか?
少なくとも今は、人と接する事はあっても、それが当たり前とでも思っているのか、感謝される事はほとんど無い
これが自分の道とも思えない
家族全員が揃ってから、ベロちゃんを土に還しました
あまりにも短い一生でしたが、自分たち家族に、たくさんの事を残してくれたと思います
一緒に散歩した記憶、ツンツンしてくれた思い出、抱っこした時に空中散歩して足をばたつかせた時の重かった事・・・
いろんな思い出を、忘れないでいたい
温もりを、忘れないでいたい
自分が死んだ後に、もしあの世ってモノが存在するのなら、また一緒に暮らしたい
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2020-05-26(Tue)
畑仕事はおおむね一段落
先日から、烏骨鶏たちの小屋の改造を始めた
改造と言っても止まり木の場所を変え、餌台を今までより小さい物に変更するくらい
烏骨鶏たちがまだ小さい時から、脚が悪いのが一羽いて、つい先日には、もう一羽も多分骨折で脚が悪くなってしまった
その二羽は、現在自宅玄関で療養中!(なので0時頃に「コケコッコー」と鳴きはじめ、3時過ぎには大合唱になる)
今は年齢的にも元気の良い時
だけどこの先年老いたら、全員が身動きするのも大変になるだろうと思って、全ての止まり木を低く設置する事にした
今までの止まり木を取り外すのだけど、烏骨鶏たちが気に入って止まってる所を強制的に下ろすもんだから、またすぐに登り始める
大きな音のする電動ドリルでネジを外すので、最初は怖がって「コケーコッコッコッコッコ・・・」と合唱するもすぐに音にも慣れてしまい、ネジを外してグラグラする止まり木にも再び登ってくる
危ない作業をしていても、そんなのお構いなしで近寄って来るので、まるで仕事にならない
どうにもならないので、女房と息子に手伝ってもらい、二日掛かって何とか形になった
今まで慣れ親しんできた止まり木が無くなって、いつもと勝手が違って恐怖心を抱いたのか、一番年上のピーちゃんが自分めがけて飛んで来た
抱っこして、ムギューッと抱きしめてあげたら安心したのか、そのまま腕の中で目を閉じてじっとしていた
最近はピーちゃんがこんな風になる事は無かったので、よっぽど怖かったのかもしれない
でもこれでケガしないで済むなら良いのだけどね
餌台も、今までは高さ35センチ位の隔離する為の小屋の上が餌台(食事場所)だったんだけど、それだと地面をつつかないので健康面で良くないと思い、高さ30センチの台の下を食事場所にする事にした
地面で食べさせるのになぜ台が必要かと言えば、雄が大量に居る環境で飼育していると、餌を食べてる雌が雄に襲われて交尾してしまい、雌が安心して食べられないんです
交尾しようとする雄は、雌の背後から近づき、背伸びしてから一気に雌の後頭部に噛み付いて、雌の上に乗ってしまう
それなので背伸びできない様に低い台の下で食べられれば、雄に襲われる確率も減るだろうと思っての事だ
上手く行くかどうかは明日以降、食事場所を全員が覚えてからどうなるかだ
烏骨鶏って鶏の仲間だから、止まり木なんて必要ないって思うかもしれませんが、それがどうして高い所で眠りたがるんです
低い所は外敵に襲われやすいからか、場所さえあれば、どんどん高い所に登ってしまう
それでたまに落ちて怪我したり、産卵箱まで降りられなくて止まり木の上で卵を産んでしまったり。。。
いろいろ大変な事の多い烏骨鶏の飼育ですが、それにも増して生きものとのふれあい・命の大切さを学べたりもできます
「飼いたい」と思ってる人が結構いるようですが、卵から孵すなら、今がベストシーズンです!
烏骨鶏、めんこいですよ~
追記・・・霜でやられたトウモロコシですが、下から青々した葉が、ぐいぐい伸びてきました!
生長点が土の中だったので大丈夫だったようです
この夏も、美味しいトウモロコシが食べられるかもです!
それからイチゴ・ブルーベリー・ハスカップ・グズベリーの花が、本格的に咲いてきました
実りの季節が、今から楽しみです
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2020-02-17(Mon)
小さい時からヘタレのヘタちゃん
ダンボール箱を食べたり、毒だか何だかわからない庭に生えてるキノコを見ると手あたり次第食べてしまう
そのせいなのかわからないけど、足が不自由で止まり木に上手につかまったり出来なかったり、身体もまた弱かったりする
先日の9日の事
今年一番の冷え込みになり外気温は氷点下30℃近く、鶏小屋の中も氷点下15℃まで下がっていた
その前日の8日、ずっと下痢気味だったヘタちゃんが、今までよりもずっと元気がなく、食欲も無く、翌日の気温の冷え込みで危険な状態になりそうな気がして声を掛けた
「また明日ね。明日もいてね。」だったかな?とにかく翌朝もちゃんと生きて会いたかったので、いつもよりちゃんと声を掛けて背中を撫でて鶏小屋を後にした
翌朝、嫌な予感が的中してしまった
ヘタちゃんがいない!
小屋の中を見渡しても、どこにもいない
居なくなるはずは無いので、いろんな所を見渡してみると、えさ台の裏側の地面に、うずくまって動かない白くて丸いものが見えた
ヘタちゃんだ
視線をこちらに向けて来たので生きているのはわかったけど、抱き上げるとかなり体温が低くなって今にも息が絶えてしまいそうな程に冷たくなっていた
今季一番の冷え込みの中、「また明日」と約束を果たすために生きてくれていたような気がした
すぐにダンボール箱にヘタちゃんを入れ、自分の仕事部屋に連れて来て、犬用の保温マットを床に敷き、人間用の電熱ベストで箱を保温してあげた
最初はエサも食べず、しばらくはただただ眠ってじっとしたままだった
下痢気味だった為に、アンモニアっぽい臭いが部屋中に立ち込めたけど、そんな事はどうでも良かった
それから数日の間部屋で過ごし、食欲も少しずつ回復して、日に日に元気になってくれた
ずっと部屋で過ごしていてもダンボール箱からは出ようともせず、ちゃんと座ってじっとしていた
時々声を掛けると、ちゃんと返事をする
言葉はわからないけど、小さな声で返事を返してくれる
烏骨鶏って頭が良いとは聞いていたけど、ほんとに人間以上に頭が良いのかもしれないと思えてくる
返事をしない人って、いっぱいいますからね
そんなこんなで一週間近く、ヘタちゃんの看病をしていました
今はすっかり元気になって、鶏小屋に戻っていつも通り過ごしています
仲間の烏骨鶏もヘタちゃんが戻って安心したみたいで、一緒に餌を食べたり羽繕いしたり・・・
今回は命を落とす事も無く元気になってくれましたが、来年は3歳になり、鶏にとっては高齢期に入ってくるので、覚悟もしておかなくてはと複雑な心境です
生きものを飼う、それは出会いと別れが確実に訪れる事なので仕方のない事ですが、別れる時までは出来るだけ幸せな気持ちになってくれるように接したいと思っています
話は変わりますが、烏骨鶏の卵の話。。。
オスもメスも飼っているので有精卵が食べられるのですが、それを人に話すとほとんどの場合「最高の贅沢だね」ってな会話になります
買えば一個200~300円する烏骨鶏の有精卵を毎日のように食べられるのだから、そりゃ贅沢と思うのかもしれません
でも自分的には「???」なわけで、出来る限り安全で安心できる食べ物を手に入れる為に飼っているだけで、その結果貴重な卵を食べる事が出来るのです
そもそも贅沢って、普段は手に入れられないような希少(で高額)な物を手に入れて利用する事だと思うんです
我が家にとっては、スーパーで売られているブロイラーの卵をわざわざ買ってくる方が、よっぽど贅沢なわけです
烏骨鶏を飼っていると、世話するのに毎日二時間ほど掛かりっきりになります
それで手に入る卵は、一日に今は1個から2個、多くても一日4個位にしかなりません
働く時の時給が900円として、一日1800円人件費が掛かって卵が1~2個だから、一個あたり人件費だけで900円以上の卵になります
餌代だってかかるし、烏骨鶏の食べる魚は全て釣ってきているので、その経費も考えたら、一個1000円でも安いくらいです
普通に働いてる人が、我が家から卵を一個1000円で買って食べるなら、それは贅沢かもしれません
でも我が家では、烏骨鶏の世話を常に無給でやって、ようやく手に入った卵を家族で分けて食べるのですから、ちっとも贅沢なんかじゃありません
それだけ安全な卵が手に入らないから、わざわざ烏骨鶏を飼って卵を産ませて、食べているだけなのです
本気で贅沢だと思うのなら、みんな贅沢を味わったら良いのにと思うのです
はっきり言って、世話をするのは大変です
でもそのおかげで、安全な食べ物が手に入り、病気になりにくい身体を作る事が出来ます
遺伝子組み換え飼料を食べて育った鶏が、狭い場所で運動も出来ずにストレスを抱えながら卵を産まされる
骨粗しょう症なんて当たり前、狭い場所で密集した状態だから、鳥インフルエンザなどの病気が出たら一気に蔓延し、最終的に埋め立て処分
そんな育ち方をした鶏の卵なんて食べたくなかったから、烏骨鶏を飼っただけ
まともな食べ物を手に入れたい、それは贅沢でも何でもないのです
産気づいためんどりは、一時間近く産卵箱の中で苦しい思いをして?卵を産みます
産卵箱の床を均し、陣痛に耐え、全身に力を込めて、仁王立ちになって踏ん張って卵を産み落とすのです
そういう姿を毎日のように見続けているので、いただいた卵を無駄にするような事は絶対に出来ません
本当は卵を食べる人が、自分で鶏を飼って卵を手に入れれば、贅沢じゃなくて日常になるのだろうと思うのです
命の大切さだって、鶏を飼えば自然に感じる事が出来ると思います
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2020-01-24(Fri)
養鶏を始める際、いろいろ調べて不安に思った事の一つに「飲み水」の問題があった
夏は特に心配に思わなかった。水が水として存在するから
けれど冬、氷点下30℃近くまで下がった時、水が凍って飲む事が出来なくなってしまう
飼う前に思ったのは、野鳥は「雪」を食べるから、雪を与えれば大丈夫ではないか?と。
野鳥は水場に集まって飲む事もあるけれど、雪も食べている
けれど、養鶏を本格的にやってる人たちの本やブログには、水を常時流しっぱなしにしたり、ヒーターを入れて凍結を防いだりしている記事が多い
昨シーズンの冬、烏骨鶏たちに与える水分は、朝一で水道水を汲んで飲み水として与えていた
夕方になると、大抵表面は凍り、飲めない、或いは飲むのが大変な状態になっていた
今シーズンの初めまでは、普通に水を与えていた
積雪がそれなりに多くなり、氷点下が続くようになってからは、水を与えず雪だけにした
最初は、雪を食べるものの水分として不足したらしく、排せつ物の水分量も少なくてポロポロの糞が良く出ていた
雄のトサカも脱水症状の為か、色が悪くなったり小さくなっていた
(トサカの大きさが変わるほど、水分が足りなかったらしい)
けれど雪を食べるのが常になると、当たり前のように雪を食べ、糞の水分量も夏と変わらず、トサカも夏と変わらず立派になった
「雪を食べさせると身体が冷えて体調を崩す」、そんな情報も見た記憶があるのだけど、実際に一か月以上やってみて、体調を崩した烏骨鶏は一羽もいなかった
何でもそうだけど、自然を良く見てそこから学びさえすれば、結果って見えて来るものなんですね
常日頃から自然を観察する事の大切さ
何億年も続いてきた自然の営みなんだから、当たり前って言えば当たり前なんだけど、答えは必ず自然の中にあると思います
我が家の烏骨鶏(メス8羽)の今、毎日二つ以上卵を産んでくれています
8個入る卵ケースを4つ持っていますが、全部に卵が入って嬉しい!
冬休みに入ったばかりの頃は、多くて卵二つほどしか無くて、子どものお弁当のおかずに困る日もあったほどです
陽が伸び始めると、途端に産むようになるのは、自然養鶏ならではなのでしょう
きっと人間にとっても、この時期に食べる卵は身体にも良いはずです
自然の摂理を変えてまで、無理矢理産ませた卵を食べる現代人は、だんだんと病的になって行くのでは、と思います
その時期に必要な物は、その時期に採れるもの
人間も、ほんのちょっと前までは、自然の一部だったはずですから
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2019-07-26(Fri)
夜鳴き、などと聞くと子どもの事を思い浮かべるかもしれませんが、夜泣きではなく夜鳴きで、烏骨鶏の事です
烏骨鶏を飼い始める前、烏骨鶏は鶏の仲間なので、朝早くから鳴くものだと思っていました
ネットで調べても、飼った事が無い人の投稿が多いらしく、早朝から騒がしいだとか日の出前に鳴きはじめるなどと、てきとうな記事を書いている人がたくさんいた
実際に飼ってみると、早朝どころか深夜から鳴いている
我が家の場合、だいたい夜中の12時過ぎからだ
今の季節なら、日没から5時間位
冬場でも同じ頃に鳴いていたので、日没から8時間ほどだ
朝まではまだまだ時間があるし、明るくも無いのにどうして鳴くのか不思議で仕方なかった
ネットで調べても全然答えになるような記事も無く、大学の先生も調べている人がいるが良く分からないらしい
だいたい夜中に鳴く、というのは自然界では強い生きものだけに許されるはずだ
ニワトリも烏骨鶏も鳥目なので、夜中の暗い中では目が見えていない(飼っていても実際に見えていないのがよくわかる)
その様な状況の中で敵に自分の居場所を教えてしまったら、即群れ全体が命を落とす事に繋がりかねない
なのになぜ鳴くのか???
大学の学者さんもわからないみたいなので、自分の考察を書いておこうと思う
おそらく捕食者の、キツネやタヌキ、アライグマ、テンやオコジョなどの嫌いな周波数の声を出しているのではないかと
実際にどうなのかは烏骨鶏たちが襲われた事も無いし、実験できないのでわからない
けれど自らを守る術を持たない烏骨鶏が、敵に居場所を教えるような事は無いはずだし、一羽が鳴くとほとんどの雄が鳴きはじめる様子は、オオカミの遠吠えに近い気さえする
いつもイチゴを食べにくるタヌキやアライグマが、今年は来ていない
これからトウモロコシの時期になったらどうなるかわからないが、電牧を張らなくてもトウモロコシに被害が出なければ、烏骨鶏たちの声のおかげかもしれない
鶏がキツネやアライグマに食われたと、多くの人から聞く
けれどよくよく考えると、卵を採るために飼っていたので、雄の鶏が居ないか少ない飼い方だ
雌は夜中に鳴かないので、敵を追い払う術を持たない
匂いなどで引き付けられたキツネ等に襲われるのも納得できる
本当かどうかはわからないけれど、もしこれが本当なら、雄の鶏が殺処分される数も減るだろう
害獣の来る畑の周辺に、雄の鶏小屋を建てれば害獣予防になる!!!
そして畑の雑草は、ニワトリたちの食料になり、鶏糞の肥料も生産してくれる
もしかしたら、とんでもない発見かもしれない
でも多分、正しいのだと思う
自然の鶏も、夜中にも鳴くらしい(自分で確認はしてません)
身を守る術を持たない生き物が外敵に居場所を教えるのは、危険な生きものがいるとだます以外には考えられないし、生き延びた理由はそれ以外ないと思う
実は、烏骨鶏の雄をどうしようか、真剣に悩んでいました
雄が雌を集団で襲う(交尾の為)ので、雌にとってストレスになっています
雄を減らせば雌の負担は少なくなるし、雄の喧嘩も無くなるので(エサも少なくて済む)、飼うのは非常に楽になります
でも我が家で卵から孵し、みんな名前が付いていて、集団にならなければ非常に人懐っこくていい子ばかりなのです
飼うのが大変だからと誰かに押し付けてしまっては、自分の生き方にも反する事になります
卵から孵したのなら、減らすなら自分で減らさなければ、責任を果たしていないと
雄の夜鳴きの理由も、そのうち誰か学者さんみたいな人が実験をして解明してくれることでしょう
その論文が世界をめぐり、雄の鶏が産業的に利用される日もやって来るのかもしれません
現在、世界におよそ200億羽の鶏が飼育(養鶏)されているという
ほとんどが雌、雄は殺処分
養鶏の雌と、ほぼ同数の雄が生まれているので、200億羽の雄はただ殺されている事になる
人間って、どれだけ自分勝手なのかと思います
でも生を全うできる雄が増えれば、もう少し良い世の中になるのかもしれない
今日は二つの卵をいただきました
毎日少しずつですが、卵の食べられない日が無くなりました
山登りで壊した膝も、日に日に良くなってる気がします
9年前、激痛で走れなかった足で、今では短距離は娘より速く走れます
良質の卵のお陰と、烏骨鶏様様です
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