緒花の決心が固まったお話でした。
今回の件で、緒花は仕事に恋に
より情熱的に生きていくのでしょうね。1クールの節目をきちんとまとめた今回。
この話の中心に位置する四十万家の女性たちは
ある部分では違い、ある部分では同じである事を
証明した話だったお思います。
つまりこの話は四十万家三代の話なのです。
感想皐月が喜翆荘にやってくる事で、
緒花-皐月-女将(スイ)の四十万3代が集結する話でした。
娘がやって来た女将の心境とは…
今回、彼女の故郷でもある喜翆荘にお客としてやってきた皐月。
女将は皐月をお客としてもてなすという態度でしたが、
まぁかつて勘当した娘との意外な再開を女将はどう思っていたのか。
女将の気持ちは、喜びと怒りが複雑に混ざり合った感情だったのではないでしょうか。
一概に「こうだった、ああだった」とは中々言え無さそうです。
ただ3人が揃った時に、夫との馴れ初めを饒舌に話すなど
皐月・緒花の2人を交えて話したかった気持ちはあったのでしょうね。
そんな女将も既に若くありません。息子の縁から言わせた「軽い」という台詞。
縁も成長した事を伺わせる台詞ですね。
この兄弟+親が一緒に映った構図が素晴らしいです。
誰に感情移入するか? 作品の多層性
知り合いのおパゲーヌスさんが「どうしても皐月さん視点中心で見てしまうなぁ」
とツイートしていたのに閃いたのですが、
今回の話は緒花-皐月-女将(スイ)の誰に感情移入しているかで
この作品をみている人の傾向がわかるのではと感じました。
(夫への恋の武勇伝を語る女将。飲みっぷりもカッコイイ)
まぁ私は前回までの緒花-皐月ラインの話の場合だと、おパゲーヌスさんと同様に
皐月に感情移入して見ていましたが、今回の話だと女将に感情移入していました。
どうやら私は女将>皐月>緒花という順に感情移入しているのかもしれません。
(緒花メインの話なら緒花に感情移入もできますが)
(雰囲気に呑まれる緒花)
今回の話は、作り手側が誰にでも感情移入しても良い選択肢を委ねていると感じました。
ただ見ている方々の年齢や考え方で、キャラに対しての感情移入への度合いが違うのでしょう。
思春期を迎えた方なら緒花を…というように
自分と同年代のキャラに感情移入しやすい傾向はあるでしょうね。
こうした四十万家3代の誰にでも感情移入しやすい作りは、
作品の多層性を生み出し、様々なキャラを通して
この作品に触れる機会を与えていると思います。
「花咲くいろは」という作品のバランスの良さと幅広い作りが実感できる構造だと思います。
・純粋まっすぐな緒花
・クールで斜に構えている皐月
・どっしりと構える女将それぞれが魅力的で、感情移入できるキャラクター達ですね。
そして彼女達に共通しているのは、それぞれの形で喜翆荘を愛している事と
自分の仕事を誇りを持って取り組んでいる事ですね。
つまり3人はこの点では似た者同士、四十万家女性の血なのでしょうね。
祖母と母の助けで緒花の恋問題を解決?
今回は四十万家3代の女性がそれぞれの故郷になった喜翆荘に集まった話です。
それぞれの現状をありのままに語り、話す様子は家族会議のようなものかもしれません。
そして緒花は考ちゃんとの恋を終わったものであり、
どう折り合いをつけないといけないかを決める話でした。
(緒花の乱れ具合が素晴らしいです)
そんな緒花を助けたのは、お母さんの皐月であり、祖母である女将でした。
特別に彼女達が考ちゃんについてのアドバイスを与えたわけではないですが
彼女達の存在そのものが緒花を後押ししたのだと感じました。
でも一つの恋が終わる(終わりそう)なのは、新しい恋の始まりでもある。
そして徹フラグへの道に進むのか、または女将の言う「何度も押すのか」
ちょっとわからないのですが、緒花は2クール目に向けて心機一転したようです。
皐月のサービスシーン
今回は皐月のサービスシーンが多いですね。
女性としてもっとも熟れている彼女の肢体をぜひご堪能ください。
確かにうなじが魅力的。脱ぎっぷりも素晴らしい。
このお風呂の天井から見下げる構図。
お風呂シーンではお馴染みのアングルですね。おっぱいの形が魅力的です
子供の頃の皐月の声は伊藤かな恵さんなるのがイイですね。
青鷺とステンドグラス
今回は久しぶりに青鷺が登場したのが嬉しかったですね。
緒花と敵対するシーンを期待していましたが、
緒花はそれどころではなかったようです。青鷺の次の活躍にご期待ください。
ステンドグラス越しに宵が明けていく演出が良いですね。
ステンドグラスを効果的に用いる演出家としては、
最近ご逝去した出崎統監督や新房昭之監督が有名です。
まぁこの作品の監督である安藤真裕さんは、
出崎監督ともお仕事をした事で出崎監督の影響を受けている方なのでしょうね。
そんな事を感じさせた演出でした。
まとめ 1クールの締めとしての3代の物語
今回は1クールのまとめ的な話でした。
この作品の物語の大筋は
・喜翆荘で働く緒花達の物語
・緒花を中心にした恋物語
・四十万家3代の3親等にまたがる物語
この3つが挙げられると思いますが、この3つをそれぞれまとめた内容でしたね。
(気合を入れ直す緒花)
緒花は仕事を改めて頑張る事を決意し、考ちゃんの事は心機一転し、
祖母や母に対しては「ぼんぼる」と言った事。
これらの事で1クールまでの展開を上手くまとめた内容になったと思います。
2クール目に期待です!http://twodimension.net/archives/2011/0627_200619.shtml
おまけ 皐月さんはちくわ(おちんちん)がお好き
皐月さんの好物がちくわの煮つけだったのですね。ちくわというのはもちろん「ちんちん」のメタファーですね。つまりちくわが好きな皐月は、男がだらしなく好きだという意味を表しているのです。
しかもこの料理を差し出したのは、女将=自分のお母さんというのが何とも皮肉。
皐月は自分のお母さんから「お前は男好きなんだよ、だらしない存在だよ」
と突きつけられているかのです。こんな見方も面白いですね。
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感想皐月が喜翆荘にやってくる事で、
緒花-皐月-女将(スイ)の四十万3代が集結する話でした。
娘がやって来た女将の心境とは…
今回、彼女の故郷でもある喜翆荘にお客としてやってきた皐月。
女将は皐月をお客としてもてなすという態度でしたが、
まぁかつて勘当した娘との意外な再開を女将はどう思っていたのか。
女将の気持ちは、喜びと怒りが複雑に混ざり合った感情だったのではないでしょうか。
一概に「こうだった、ああだった」とは中々言え無さそうです。
ただ3人が揃った時に、夫との馴れ初めを饒舌に話すなど
皐月・緒花の2人を交えて話したかった気持ちはあったのでしょうね。
そんな女将も既に若くありません。息子の縁から言わせた「軽い」という台詞。
縁も成長した事を伺わせる台詞ですね。
この兄弟+親が一緒に映った構図が素晴らしいです。
誰に感情移入するか? 作品の多層性
知り合いのおパゲーヌスさんが「どうしても皐月さん視点中心で見てしまうなぁ」
とツイートしていたのに閃いたのですが、
今回の話は緒花-皐月-女将(スイ)の誰に感情移入しているかで
この作品をみている人の傾向がわかるのではと感じました。
(夫への恋の武勇伝を語る女将。飲みっぷりもカッコイイ)
まぁ私は前回までの緒花-皐月ラインの話の場合だと、おパゲーヌスさんと同様に
皐月に感情移入して見ていましたが、今回の話だと女将に感情移入していました。
どうやら私は女将>皐月>緒花という順に感情移入しているのかもしれません。
(緒花メインの話なら緒花に感情移入もできますが)
(雰囲気に呑まれる緒花)
今回の話は、作り手側が誰にでも感情移入しても良い選択肢を委ねていると感じました。
ただ見ている方々の年齢や考え方で、キャラに対しての感情移入への度合いが違うのでしょう。
思春期を迎えた方なら緒花を…というように
自分と同年代のキャラに感情移入しやすい傾向はあるでしょうね。
こうした四十万家3代の誰にでも感情移入しやすい作りは、
作品の多層性を生み出し、様々なキャラを通して
この作品に触れる機会を与えていると思います。
「花咲くいろは」という作品のバランスの良さと幅広い作りが実感できる構造だと思います。
・純粋まっすぐな緒花
・クールで斜に構えている皐月
・どっしりと構える女将それぞれが魅力的で、感情移入できるキャラクター達ですね。
そして彼女達に共通しているのは、それぞれの形で喜翆荘を愛している事と
自分の仕事を誇りを持って取り組んでいる事ですね。
つまり3人はこの点では似た者同士、四十万家女性の血なのでしょうね。
祖母と母の助けで緒花の恋問題を解決?
今回は四十万家3代の女性がそれぞれの故郷になった喜翆荘に集まった話です。
それぞれの現状をありのままに語り、話す様子は家族会議のようなものかもしれません。
そして緒花は考ちゃんとの恋を終わったものであり、
どう折り合いをつけないといけないかを決める話でした。
(緒花の乱れ具合が素晴らしいです)
そんな緒花を助けたのは、お母さんの皐月であり、祖母である女将でした。
特別に彼女達が考ちゃんについてのアドバイスを与えたわけではないですが
彼女達の存在そのものが緒花を後押ししたのだと感じました。
でも一つの恋が終わる(終わりそう)なのは、新しい恋の始まりでもある。
そして徹フラグへの道に進むのか、または女将の言う「何度も押すのか」
ちょっとわからないのですが、緒花は2クール目に向けて心機一転したようです。
皐月のサービスシーン
今回は皐月のサービスシーンが多いですね。
女性としてもっとも熟れている彼女の肢体をぜひご堪能ください。
確かにうなじが魅力的。脱ぎっぷりも素晴らしい。
このお風呂の天井から見下げる構図。
お風呂シーンではお馴染みのアングルですね。おっぱいの形が魅力的です
子供の頃の皐月の声は伊藤かな恵さんなるのがイイですね。
青鷺とステンドグラス
今回は久しぶりに青鷺が登場したのが嬉しかったですね。
緒花と敵対するシーンを期待していましたが、
緒花はそれどころではなかったようです。青鷺の次の活躍にご期待ください。
ステンドグラス越しに宵が明けていく演出が良いですね。
ステンドグラスを効果的に用いる演出家としては、
最近ご逝去した出崎統監督や新房昭之監督が有名です。
まぁこの作品の監督である安藤真裕さんは、
出崎監督ともお仕事をした事で出崎監督の影響を受けている方なのでしょうね。
そんな事を感じさせた演出でした。
まとめ 1クールの締めとしての3代の物語
今回は1クールのまとめ的な話でした。
この作品の物語の大筋は
・喜翆荘で働く緒花達の物語
・緒花を中心にした恋物語
・四十万家3代の3親等にまたがる物語
この3つが挙げられると思いますが、この3つをそれぞれまとめた内容でしたね。
(気合を入れ直す緒花)
緒花は仕事を改めて頑張る事を決意し、考ちゃんの事は心機一転し、
祖母や母に対しては「ぼんぼる」と言った事。
これらの事で1クールまでの展開を上手くまとめた内容になったと思います。
2クール目に期待です!http://twodimension.net/archives/2011/0627_200619.shtml
おまけ 皐月さんはちくわ(おちんちん)がお好き
皐月さんの好物がちくわの煮つけだったのですね。ちくわというのはもちろん「ちんちん」のメタファーですね。つまりちくわが好きな皐月は、男がだらしなく好きだという意味を表しているのです。
しかもこの料理を差し出したのは、女将=自分のお母さんというのが何とも皮肉。
皐月は自分のお母さんから「お前は男好きなんだよ、だらしない存在だよ」
と突きつけられているかのです。こんな見方も面白いですね。
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