花咲くいろは 第13話 「四十万の女 ~傷心MIX~」
「わたしにだってもう、いつもがあるから。喜翠荘でのいつもが、だから……」
恋よりも仕事に生きるとは
皐月さんが来るということで喜翆荘は戦々恐々に。
「あなた、綺麗な目してる」
せまられるなこち。
甦る若旦那のトラウマ。
「ふ、ふられたっ~」
考ちゃんにふられたことを実感する緒花。見事な変顔です。
皐月さんへの特別料理。
女将が好物を手作りです。
布団の上には丸めたシーツ。
それをだっこしないと眠れない人でした。
「考ちゃんが好きなんだってわかった瞬間にふられちゃったんだもん」
親子三代でガールズトークが
「何言ってるんだい、四十万の女が一度や二度ふられたくらいで諦める気かい?」
略奪愛が来るのか
考ちゃんには既に東京での日常が。
東京に戻ってそこに入り込もうとはしません。緒花にとっては喜翠荘がもうすでに日常に。
皐月さんが女将を継いでいる夢を見たと。
皐月さんからのメッセージが。
絶賛してくれています。
「この場所がわたしのいつもだから。このいつもを選んだのは誰でもないわたしだから。わたしは喜翠荘が好き。喜翠荘で働くみんなが好き。女将さん、おばあちゃんもママのことも好き。」
「……考ちゃんのことも」
「考ちゃん! いままでいろいろごめんね! いろいろありがとう! いろいろ……ありがとう……じゃあね!!」
「よし」
次回は「これが私の生きる道」
水着回!! 久しぶりに結菜の出番が!
花咲くいろは 第一部完!
というような内容でした。
テーマになると思われていた親子の和解をここでかなり進めてきていました。
もう一回ぐらい動きがあるとは思うのですが。
家族としての絆を描きながらもそこに恋愛話を絡めてくるところが流石です。それを見せることによって恋ではなく仕事を選ぶ緒花の迷いと決断が光ります。青鷺も目に入らないくらいこれからのことを考え答えを出そうとする緒花でした。
親から子へと受け継がれるものをみせながらも、母としての本音を挟んできていたのもよかったです。
お客様が大事、家族よりもお客様優先という家が旅館ならではの事情に反発していた皐月さんでしたが、娘の熱意に動かされて喜翠荘を訪れてくれました。
いろいろと口を出していましたが、実家のことを思っての言葉でしたし、わざわざ好物をつくったりと娘のことを思う女将さんの気持ちも見ることができました。
客や従業員という関係を超えた家族ならではの関係を見せてくれていました。
仕事第一だった皐月さんに反発していた緒花でしたが、喜翠荘で働くことによって仕事に対する見方が変わってきています。
ここが自分の場所であることを決意した緒花でした。
最後の考ちゃんを吹っ切る緒花の姿が最大の見所でした。
自分の場所は東京ではなくここ。
考ちゃんとのこともケリをつけます。
前回の考ちゃんの「じゃあな」に対する緒花の回答「じゃあね」が。
願いを叶える場所であるぼんぼりまつりの神社での叫びだけに緒花の決意が伝わってきます。
吹っ切れた緒花の表情がまぶしかったです。
次回からは喜翠荘での日常が続くことになるのでしょうか。
学校での話もやってもらいたいのですが。
そして、考ちゃんの再登場はあるのか。
四十万の女らしく再アタックするのか。
まだあと1クール楽しめるのが嬉しいです。
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