■ FWベイルがハットトリックを達成する大活躍クラブW杯の準決勝の2試合目。アジア王者の鹿島と欧州王者のRマドリーの試合は3対1でRマドリーが勝利した。前半44分にFWベイルのゴールで先制に成功すると後半8分にはDF山本脩の中途半端なバックパスのミスからFWベイルが2点目を奪った。さらに後半10分にもFWベイルが決めて3点目。鹿島は後半33分にFW土居のゴールで1点を返したが反撃はこの1点のみ。FWベイルはハットトリックを達成した。
序盤は鹿島ペースだった。Rマドリーの試合の入り方は最悪でいきなりFWセルジーニョが惜しいシュートを放つなど鹿島が押し込んだ。面白い展開になっていたが前半30分あたりを過ぎるとRマドリーの選手が目を覚ましかけて鋭い攻撃を見せるようになった。FWベイルはさすがの活躍だったが1人だけ異次元だった。前半はDF西大伍、後半はDF内田篤が対応するケースが多かったが、どちらも止められなかった。
「たられば」はいくつかあるが1つ目は「Rマドリーのエンジンがかかる前に鹿島がもっと勢いよく攻めていたら・・・。」というものになる。Rマドリーの選手が寝ている隙に先制ゴールを奪うことが出来たら全く違った展開になったと思うが、鹿島が先制した瞬間、ギアチェンジしてRマドリーが圧力をかけて攻め込んで来るのは確実。60分以上も試合時間が残っている中、耐えきるのはかなり難しかったと推測できる。