■ 2位の鹿島と6位の広島の上位対決J1は週末に24節が行われたが2位の鹿島と6位の広島の上位対決は2対0でアウェイの広島が勝利した。ともにここ4試合勝ちなし中。7月になって状態が落ちていた。どちらも浮上のきっかけを掴みたい試合だったが広島が5試合ぶりに勝ち点「3」を獲得した。広島は途中出場したMF川村ならびにMFエゼキエウがゴールをゲットした。愛媛FCで3年間修業をしたMF川村にとっては嬉しいJ1初ゴールとなった。
このカードは「E-1 サッカー選手権のメンバーに誰も選ばれなかった鹿島 vs E-1 サッカー選手権のメンバーに6人(MF森島司、MF満田、MF野津田、DF佐々木翔、DF荒木、GK大迫)も選出された広島」という構図だった。広島勢が主体となった2戦目の中国戦はスコアレスドロー。その時点ではJ1で上位だった鹿島の選手を誰も選出せずに鹿島よりも下の順位だった広島の選手を多用した森保監督の選考は批判を浴びた。
鹿島にとっては「ホームで広島に勝利して森保監督の選考が適切ではなかったこと」を証明したかったが運にも見放されてホームで敗れた。これで5試合勝ちなしとなったが就任1年目のレネ・ヴァイラー監督は8月7日(日)に双方合意の上で契約を解除となった。「クラブ史上最短での監督交代」と報じられているが現時点では11勝6敗7分けで勝ち点「40」。5位であることを考えると名門クラブの監督は大変である。
後任として岩政コーチに就任が有力視されているが2015年のトニーニョ・セレーゾ監督、2017年の石井監督、2021年のザーゴ監督に続いての途中退任となる。最近では大岩監督は約3年半なのでそれなりの在籍期間だったが2021年の相馬監督は8か月ほどで退任となった。2012年のジョルジーニョ監督は1年のみ。2007年から2009年まで3連覇を達成したオリヴェイラ監督の後、監督人事で苦労している。