ガンバ大阪→ 怒涛の9連勝を見せてJ1残留を果たしたG大阪はオフの移籍市場も積極的な動きを見せている。近年はどちらかというと移籍市場では守勢に回ることが多かったがいつになく積極的に動いている。加入が決まったのはMF田中達(熊本)になる。J2で42試合に出場して9ゴール12アシスト。J2でベストイレブン級の活躍を見せた快速アタッカーを手に入れた。これまではずっとJ2所属だったのでJ1初挑戦になる。
瞬間的なスピードがあった打開力はJ2屈指。今シーズンは課題だったクロスの精度が向上してチャンスに絡む場面が非常に多かったが心配されるのはポジションになる。今シーズンの熊本は3バックを採用したので右WBが主戦場になった。左WBに回る機会も少なくなかったがG大阪は4バックが基本となるチームである。WBの位置にコンバートされたことが開花のきっかけになったが最適なポジションがG大阪にはない。
気になるのはCBのDFファビオの退団が確定した点になる。過去2年間は主力として活躍した選手である。当然、何かしらの当てがあっての決断だと思うが後釜を誰にするのか?が注目される。現時点ではDF奈良(川崎F)の獲得に乗り出しているがJ1王者の川崎Fの主力を引く抜くのはかなり大変である。もともとCBの層は非常に薄かったが期待されていた187センチのDF西野も契約満了になったのでペラペラの状態である。
一方、DF初瀬は神戸移籍が確実となった。ユース出身の生え抜きなのでG大阪も慰留をしたと報じられているが大学屈指のSBと評価されているDF高尾(関西学院大)の加入が決まっており、J3ではDF山口竜が奮闘。右SBでもプレーできるDF松田陸もG大阪U-23のCBとして活躍したのでチーム内での重要度は下がっていた。他にはMF矢島慎(仙台)の復帰が有力視されており、MF川辺(広島)の獲得にも乗り出している。
→ 2018/12/12 DF初瀬亮(ガンバ大阪→ヴィッセル神戸?)は過大評価されているのでは?と思う。