大分トリニータ→ 2015年の入替戦で町田に敗れて初のJ3降格となった大分。2016年の開幕前は「J3の本命」と言われていたが快進撃を見せた栃木SCに一時は独走を許した。「J3制覇&自動昇格は絶望的」と思われた時期もあったが終盤に怒涛の5連勝。大逆転で見事に「1年でのJ2復帰」を決めた。2年ぶりにJ2の舞台を戦っているが19節を終えた時点では8勝6敗5分けで勝ち点「29」。11位とまずまずのポジションに付けている。
J3時代は若い選手を積極的に抜擢した。DF山口真、DF岩田、FW大津耀、DF福森直、MF清本などは片野坂監督の期待に応えるプレーを見せたが今シーズンはオフに補強したDF竹内彬、MF岸田、MF小手川、MF鈴木惇、MF川西といった即戦力クラスの選手が期待どおりの活躍を見せており、選手層がグーンと厚くなった。経験のある選手が加わったこともあって昨シーズンと比べるとチーム全体が安定している。
18節を終えた時点では23得点/21失点。得点数は10位、失点数も10位タイなので真ん中付近となる。「90分あたりのシュート数」は9.33本で14位、「90分あたりの被シュート」は10.00本で15位タイとなるが、「1ゴールを奪うのに必要なシュート数」は7.30本で7位。『シュートチャンスはあまり多くないが攻撃的なポジションの選手はまずまずのレベルで決定機を確実に仕留めている。』と言うことが出来るだろう。