※ 2022年9月9日(金)の時点。
大分トリニータ→ J2は34節が終了した。残りは8節となったがプレーオフ争いが面白くなってきた。降格1年目の大分は開幕から5試合勝ちなしと大きく出遅れたが6節で初勝利を挙げると以降は着実に勝ち点を積み上げてきた。34節を終えた時点では6位なのでプレーオフ圏内に位置する。現行のレギュレーションはJ2勢にはかなり不利なのでプレーオフを制してJ1に復帰するのはなかなか難しいがノーチャンスではない。
勝負の残り8節となるが34試合で48得点なので昇格を目指すチームであることを考えると得点はやや少ない。首位の横浜FCは54得点、2位の新潟は59得点、4位の仙台は63得点となる。チーム内得点王が6ゴールのFW呉屋とFW長沢駿の2人というのはかなり寂しい。出遅れたFWサムエルが調子を上げてきたのはポジティブに考えられるが昇格を勝ち取るためにはフォワード陣の更なる奮起が必要となる。
34試合で39失点というのは悪くないが今オフの大分の補強ポイントを挙げると以下の6点になる。J2残留となった場合は「J2で2桁ゴールを計算できるストライカー」、J1昇格を果たした場合は「J1で2桁近くを期待できるストライカー」を獲得したい。過去を振り返ってみても2018年の大分しかり、J1昇格を達成したチームの多くは強力なストライカーがコンスタントにゴールを決めてチームと攻撃陣を牽引している。