愛媛FC→ 「イビチャ・オシム監督の通訳」として知られる間瀬監督が就任した愛媛FCはオフに主力中の主力だったFW阪野、MF瀬沼、DF茂木力、GK児玉の4人がいずれも山形に移籍した。さらにはドリブラーのMF表原(湘南)も抜けたので戦力ダウンを懸念する声は多かったが18節を終えた時点で9勝6敗3分けで勝ち点「30」。首位の福岡との差は「4」のみ。3位の横浜FCとの差は「2」のみ。絶好の位置に付けている。
2015年と2016年はJ3のブラウブリッツ秋田を率いて好成績を残した間瀬監督に対する期待度や注目度は非常に高かったがここまでは予想以上の好成績を残している。攻撃の中心であり、得点源だったFW阪野とMF瀬沼が抜けたのは大きなマイナスだったが、DF林堂、DF浦田延、MF藤田息、MF小島秀の4人がチームに残ったのは幸いだった。好守の軸となる選手の流出を阻止できたのは不幸中の幸いだったと言える。
18試合で24得点/20失点。得点数は7位タイ、失点数は9位となる。得失点差「+4」というのは8位タイ。攻守のバランスはとれている。昨シーズンは42試合で12勝10敗20分け。引き分けの多いシーズンになったが今シーズンはここまで3引き分け。1引き分けの群馬に次いでJ2では2番目に引き分けが少ないチームとなる。「残留争いに巻き込まれるのでは?」という声もあったが無縁のシーズンになる可能性が高い。