※ 2016年11月27日(日)の時点。
アルビレックス新潟→ 残留争いのライバルの1つだった名古屋がラスト3試合で失速したことに助けられて何とか残留圏ギリギリの15位でJ1残留を果たしたが8勝20敗6分けで勝ち点「30」。18チーム制になった2005年以降でJ1に残留できたチームの中ではワーストとなる勝ち点だった。残留の目安は勝ち点「38」と言われることが多い点を考えると『J2に降格しなかったのが不思議に思うほどの酷い成績だった。』と言える。
ラスト4試合になった時点で監督を任された片渕監督については残留が決まった当初は「続投の方針」と報じられたがここに来て微妙な立場になっている。トニーニョ・セレーゾ監督や城福監督の名前が新監督候補として浮上しているので退任となる可能性はある。監督が決まらないとその隙に選手の他クラブへの移籍が決まることは多い。一日でも早く監督を決めたいところであるがまだ少し時間がかかりそうだ。
新潟というと選手の流出に悩まされてきたクラブであるが今シーズンも同じような流れになっており、すでにDF松原健(→横浜FM)の移籍が確定。FWラファエル・シルバも浦和への移籍が確実視されている。大黒柱のMFレオ・シルバの名古屋移籍は破談になったと伝えられているが鹿島などが関心を示しているので流出の可能性はある。他にもDF舞行龍ジェームズに対して川崎Fが関心を示していると報じられた。
元エースのFW川又の再獲得も成功しなかった模様。今の時点ではネガティブなニュースが多くなっているがU-19日本代表のMF原輝綺(市立船橋高)を獲得できたのは非常に大きい。守備力の高い選手なので近い将来の主力候補と言える。育成力はまずまず高いクラブなので高卒で入団してきた選手が順調に成長して戦力になるケースは多い。また、技巧派レフティーのMF森俊介(関西学院大)も楽しみな選手である。