※ 2016年11月27日(日)の時点。
サンフレッチェ広島→ リーグ連覇を目指した広島だったが16勝11敗7分けで6位に終わった。MF森崎浩は現役引退を表明。FW佐藤寿は名古屋への移籍が決定して、MF森崎和は台頭してきたMF丸谷にスタメンの機会を譲るケースが多かった。長きに渡って広島を支えてきた選手の出場機会が少なくなって世代交代が進行しつつあるが、それでも平均年齢はJリーグの全56クラブ(J1・J2・J3)の中で最も高い29.94歳だった。
引き続いて世代交代を推し進めることが森保監督には期待されるが、MF川辺(磐田)の復帰は濃厚。他にもFW皆川、MF宮吉、MF茶島、MF長沼、MF森島司、MF宮原、MF高橋壮がいて、期限付き移籍中のMF野津田やDF吉野恭も控えていることを考えると「有望な若手から中堅世代の選手が各ポジションに控えている。」と言える。急速な若返りが進行しても不思議はないほど将来への備えは十分にできている。
そんな中で今オフの動きは少ない。inの情報もoutの情報も非常に少ないので現時点では存在感は薄い。最大の注目はJ1昇格を決めた清水からの期限付き移籍となるFWピーター・ウタカの動向になるが年齢と高額年俸と2ndステージのパフォーマンスを考えると大金を払って完全移籍で獲得することは躊躇せざる得ない。攻撃の中心として見事な活躍を見せたが現段階では退団となる可能性の方が高そうだ。
FW佐藤寿に関してはクラブのレジェンドなので「できることならば広島で現役を引退して欲しかった。」というのが大半の広島サポーターの思いだと推測できるが、広島に残ったとしてもスタメンで出場するチャンスは少ないはず。広島にとっても、名古屋にとっても、本人にとってもいい移籍になることが期待される。大半のポジションはサブにも有望な選手が控えているので今オフの補強は最小限になりそうだ。