1人目 : MF 中島翔哉 (FC東京)→ 言わずと知れた手倉森JAPANの10番。本大会でも10番を背負ってGLの2戦目のコロンビア戦でスーパーミドルを決めるなどチーム立ち上げ当初から攻撃の中心として活躍した。ドリブルで局面を打開することもできるし、右足の強烈なシュートでゴールを射止めることもできる。運動量も多くて守備に回ったときも献身的にプレーできるのでアタッカーに必要とされる要素の多くを持っている。
手倉森JAPANでの貢献度は随一だったがその一方で所属クラブ(東京V→富山→FC東京)ではほとんど活躍できていない。「所属クラブでは活躍しているのに代表チームになると全然ダメ。」という選手が多い中、非常に珍しいケースと言える。FC東京の選手層が厚いことが一番の理由だと思うが積極性はカターレ富山のときもマイナスに作用して、FC東京でもマイナスに作用することが多かったように思う。
2人目 : DF 西野貴治 (ガンバ大阪)→ 187センチの長身CB。「CBとしての素材はDF植田直(鹿島)やDF岩波(神戸)に匹敵する。」と評価する声も少なくなかった。スピード系の選手にも対応できる。何度か手倉森JAPANに召集されたが怪我等もあって信頼を勝ち取ることは出来なかった。G大阪でも同様。「DF丹羽大のパートナー」が完全には固定できていない状態なので決してチャンスがなかったわけではないがつかみきれなかった印象が強い。
「これだけのサイズがあってかつ身体的な能力も標準以上」という選手は日本サッカー界ではなかなか出てこない。クラブにとっては「独り立ちしてもらわないと困る選手」と言えるが不本意なシーズンが続いている。今シーズンはG大阪U-23でもプレーしているが飛躍のきっかけを見つけたいところである。これだけのポテンシャルを持った大型CBが停滞しているのは日本サッカー界にとっても損失である。
3人目 : MF 和泉竜司 (名古屋グランパス)→ ずっと勝ちなしが続いて「降格の危機」を迎えている名古屋。誤算はたくさんある。小倉監督の力不足、新戦力のDFオーマンが箸にも棒にもかからないレベルだったこと、夏に補強したMF扇原やMFハ・デソンの怪我など挙げていくときりがないが、怪我によるMF和泉の離脱も大きなマイナスだった。開幕してから間もなくの時期にトップ下でポジションを掴むと好プレーを連発して存在感を発揮していた。
彼が怪我で離脱した後はキャプテンのMF田口を含めた様々な選手をトップ下で起用したが成功せず。チームは混乱した。バイタルエリアでボールを受ける技術が高くて相手の守備を混乱させることが出来る選手だったので彼の離脱は痛すぎた。「即戦力」として期待されたプロ1年目は残念ながら怪我に泣く形になってしまったがシュートの技術も高い選手なので名古屋の攻撃の中心になっても全く不思議はない。
4人目 : DF 湯澤聖人 (柏レイソル)→ 同じく「即戦力ルーキー」と言われたがプロ1年目の2016年はポジションを確保できず。本人にとってはやや不本意なシーズンになっているが右SBとして攻守両面でハイスペックな選手であることは間違いない。179センチ/73キロと日本人のSBにしてはサイズに恵まれていて力強さも兼ね備えている。最近は「若手で有望なSB」が少なくなっているので流通経済大出身のDF湯澤にかかる期待は大きい。
柏でプレーした選手であること、同じ右SBのポジションであること、パワフルなプレーを見せることができる点のみならず、顔の系統も似ているので日本代表のDF酒井宏(マルセイユ)と比較されるケースが多くなっているが、スピードや推進力ではDF酒井宏を上回っているのではないかと思う。柏の右SBは固定しきれていないので早い段階でレギュラーポジションを確保する可能性はそれなりに高いと言える。
5人目 : DF 畑尾大翔 (ヴァンフォーレ甲府)→ ここ数年の甲府は中盤から前目のポジションに関しては若い選手が台頭し始めている。早い段階で他クラブに引き抜かれてしまったがMF伊東純(柏)とMF下田(湘南)の2人が象徴と言える。今シーズンもプロ1年目のMF森晃太が一定以上の出場機会を得るなど「若手が出てきやすい環境」になりつつあるが、最終ラインはDF山本英、DF津田、DF土屋という「大ベテラントリオ」が中心になっている。
3人は年齢を感じさせないプレーを見せているがさすがに怪我が多くなってきた。彼らを脅かす選手の出現が期待されるが大卒3年目となるDF畑尾が有望なCBと言える。183センチとサイズがあって79キロなので体付きもがっちりしている。DF山本英の代わりに3バックの中央でプレーする試合もあったが統率力もある。高さや強さではDF山本英を大きく上回っており、次代の甲府のDFリーダー候補の筆頭と言える。
拍手が多かったエントリー (2005年-2016年)
第01位 2009/02/19 サッカーを観る上で気をつけたい8箇条 → 433拍手
第02位 2007/12/16 オシムジャパンを殺したのはセルジオ越後か? → 360拍手
第03位 2008/06/01 松本育夫(サガン鳥栖GM)のサッカー人生 → 271拍手
第04位 2008/05/02 みんなKAZUが好きだった。 → 255拍手
第05位 2008/08/14 凹んだときにはオシム語録 → 250拍手
第06位 2010/06/30 日本代表のスタッフと27人の選手をたたえよう。 → 244拍手
第07位 2010/06/03 日本サッカーの偏差値を下げてしまっている人 → 219拍手
第08位 2013/01/31 【読エ】 鳥栖サポーターにとっての豊田陽平とは? → 216拍手
第09位 2013/01/04 【読エ】 サンフレッチェ広島 J1リーグ優勝について想う → 210拍手
第10位 2010/02/12 杉山サンが酷過ぎる → 200拍手
第11位 2011/03/10 【シャルケ×フランクフルト】 内田篤人のメッセージ → 200拍手
第12位 2008/05/04 カリスマ:山本浩アナの名フレーズを堪能する。 → 194拍手
第13位 2008/01/14 金子達仁さんのレッズサポ批判 → 176拍手
第14位 2010/05/16 【C大阪×神戸】 シンジ 旅立ちの日 (生観戦記 #4) → 171拍手
第15位 2008/10/30 もし、小倉隆史の大怪我がなかったならば・・・。 → 169拍手
第16位 2008/05/30 中田英寿のいない日本代表チーム → 162拍手
第17位 2014/02/25 ゼロックスでの広島批判に感じた強烈な違和感 → 154拍手
第18位 2013/03/07 【読エ】 香川真司と柿谷曜一朗 → 147拍手
第19位 2008/08/13 ラモス瑠偉と日の丸への思い → 129拍手
第20位 2011/02/02 はじめてのサッカースタジアム → 122拍手
- 関連記事
-