6人目 : MF 熊谷アンドリュー (ツエーゲン金沢)→ 181センチとボランチとしてはサイズがあって展開力も魅力。横浜FMの下部組織に所属していた時から将来を嘱望されてきたが完全に伸び悩んだ。選手層の厚い横浜FMではもちろん、期限付き移籍先の湘南でもインパクトは残せず。2012年のU-19アジア選手権のときはボランチの軸として起用されており、「リオ世代のボランチの中では屈指の有望株」と言われていたが手倉森JAPANの活動には絡めなかった。
昨オフに横浜FMからJ2の金沢に期限付き移籍して10番を与えられたが金沢でも存在感を発揮できずにいるが可能性を秘めた選手であることは確か。金沢ではボランチではなくて2列目でプレーするケースが多くなっているが繊細なボール扱いと意外性のあるパスには非凡さを感じる。「サイズと守備力と展開力のあるボランチ」ではなくて「トリッキーなパスを出せるアタッカー」として才能が開花する可能性あり。
7人目 : MF イルファン (コンサドーレ札幌)→ オランダ育ちで現役のインドネシア代表。「マーケティング目的の補強」と陰口を言われることもあるがスプリント力はJ1を含めても最上位クラス。スピードに関してはFW浅野拓(シュツットガルト)やMF永井謙(名古屋)と勝負しても大きく劣らないだろう。札幌では層の厚い攻撃陣の壁に阻まれてほとんど出場機会を得られていないが絶対的な武器を持っている選手なので母国で人気者になる理由はよく分かる。
札幌ではシャドーストライカーの位置やウイングバックの位置で起用されるが攻撃の武器が少ないチームであればJ2でも結構な活躍ができるのではないか?と思われる。2015年は6試合、2016年は1試合の出場にとどまっているが勿体ない印象は否めない。彼がJリーグで存在感を発揮できると後に続く選手が出てくる可能性があるので出場機会が得られそうなチームに移るのがベターなのではないかと思う。