■ 優勝争いに絡んでいる2ndステージネルシーニョ監督が就任して2年目となるヴィッセル神戸は残り3試合となった時点で2ndステージは9勝3敗2分けの好成績を残して2位に位置する。首位の浦和との差は「5」。ルヴァン杯を制した浦和の調子が非常にいいことを考えると『逆転での2ndステージ制覇の可能性』は決して高くはないが、「クラブ史上初」とも言えるJ1の優勝争いに絡んでいることもあってサポーターの期待は大きく膨らんでいる。
原動力になっているのはFWレアンドロとFWペドロ・ジュニオールとMF渡邉千のトライアングルである。FWレアンドロは19ゴールを挙げてJ1の得点ランキングの首位を走っており、MF渡邉千はサイドハーフでありながら12ゴールを挙げている。そしてFWペドロ・ジュニオールは怪我から完全復活して10ゴールをマーク。FWペドロ・ジュニオールはアシスト数も多くて彼のドリブルが神戸の大きな武器になっている。
3人だけで計41ゴールを挙げているが、チームの総得点が「52」なので実に78.8%をトリオが記録している。偏りはJリーグ史を振り返ってみてもトップクラスとなるので3人への依存度は高いがチームとしてこれほどの結果が出ているので大きな問題ではない。最近はMF三原雅が右SHで起用されるケースが多くなっているが本来はボランチの選手でバランスを取るプレーに長けている。地味ながら貢献度は高い。