■ 残留争いに巻き込まれているヴィッセル神戸試合前の時点で11位と残留争いに巻き込まれている神戸は11月2日(土)にホームのノエビアスタジアムで同じく残留争いに巻き込まれている仙台と対戦したがMF小川慶が2ゴールを挙げる活躍を見せて2対0で勝利した。神戸はたくさんの有力外国籍選手を抱えているがこの日はMFセルジ・サンペールがベンチ外。FWポドルスキをベンチに入れるなどテコ入れを図ったがスタメン抜擢のMF小川慶が期待に応えた。
神戸はここ2年ほどでメンバーが大幅に入れ替わっており、J1のクラブの中では屈指の外様集団になっている。なので余計にユース出身で生え抜きのMF小川慶のような選手のチーム内での価値は高まっている。現在進行中のU-17W杯には高校3年生のMF山内翔(神戸U-18)が招集されているがユースチームにはたくさんいいプレーヤーがいる。今後もユース所属の選手やユース出身者は大事に扱わないといけないだろう。
勝ち点「38」となった神戸はJ1残留に大きく前進した。16位の湘南の連敗が止まらないことを考えると「よほどのことがない限りは大丈夫」と言える状況になった。残りは4試合。湘南との差は「7」まで広がったので次節にもJ1残留が確定する状況になった。シーズン途中で2度の監督交代を経験するなど波乱のシーズンになっているが「J1残留」まであと一歩に迫った。残り試合で1勝でも出来ればほぼ決まりである。
逆に仙台は勝ち点「35」のまま。16位の湘南との差も「4」のままで変わらなかった。こちらは「4差」なのでまだ安心は出来ないが同様にここ最近の湘南の戦いぶりを考えると何とかJ1残留を果たせそうな状況になってきた。やはり、29節の名古屋戦(A)で勝ち点「3」を獲得できたのは大きかった。仙台は残留争いの直接対決が続いているが次はホームの清水戦になる。清水と仙台は同じ勝ち点で並んでいる。