■ DAZN効果で活発になることが予想されるストーブリーグ日本代表は10月6日(金)にニュージーランドと対戦する。W杯のメンバー入りをかけた競争がいよいよ始まるが、代表戦が行われる関係でJ1が中断期間に突入したことも絡んでオフの戦力補強のニュースがメディアを賑わせる時期に入った。昨オフのJリーグの移籍市場はMF中村俊やMF家長やFW大前といったチームの顔だった大物選手が次々にチームを離れるという「Jリーグ史上最高レベルの激動のオフ」になった。
「DAZN効果」とも言われたが、今オフはさらにカオスな状態になることが予想される。J1のクラブに与えられる「賞金の額」と「分配金の額」はDAZN効果の影響で激増しており、実力と人気とブランド力のあるチームにはいい選手がさらに集まりやすい状況になっている。鹿島・G大阪・浦和・川崎F・FC東京・C大阪あたりが今オフも有力選手をたくさん獲得して「オフの勝ち組」になる可能性は高いと考えられる。
付け加えるとJ1とJ2の最終節が大きくずれているのでJ2で自動昇格を果たせそうな湘南はオフの移籍市場で早くから動きを取りやすい有利な立場である。2ステージ制だった2016年のJ1の最終節は11月3日(金)に開催されているが、今シーズンは12月2日(土)に予定されている。約1か月ほどJ1の最終節は後にずれ込んでいるが、J2は11月19日(日)が最終節。自動昇格でJ1昇格を決めたチームに有利な日程である。