◆ 逆転でのチャンピオンシップ出場が決定!!!G大阪は4位で2ndステージの最終節を迎えたが、3位のFC東京はホームで鳥栖と対戦してスコアレスドロー。4位のG大阪はホームで山形に4対0で大勝。前半は山形ペースとなったが、後半早々にFW長沢駿とDF米倉を投入すると流れは一変。怒涛の4連続ゴールであっという間に大量リードを奪った。ナビスコカップは決勝で鹿島に敗れて準優勝だったが、天皇杯も勝ち残っており、「2冠」の可能性を残している。
当然のことながら、長谷川監督は続投となる見込み。国内屈指のビッグクラブなので主力流出の心配はほとんどないが、日本代表のFW宇佐美についてはマルセイユ・ブレーメン・バレンシア・シュツットガルト・フランクフルトなど多くの海外クラブが獲得候補に挙げており、今冬の欧州移籍が現実味を帯びてきた。同級生である日本代表のFW武藤嘉がマインツで活躍していることも大きな刺激になっているだろう。
Jリーグでこれだけの活躍をしている選手に対して海外クラブからのオファーが届くのは当たり前のこと。過去を振り返ってみても、G大阪というクラブは海外に挑戦する選手を強く引き留めるケースはほとんどなかった。『「完全移籍であるならば・・・。」という条件付きでフロントはFW宇佐美の欧州移籍を認めるのでは?』とも報じられており、FW宇佐美に関してはそういう運びになるのではないかと思われる。
2011年の夏にG大阪からバイエルンに期限付き移籍したが、当時と比べると人間的にもプレーヤー的にも大きく成長しているのは間違いない。ドイツでの苦い経験も今度の移籍ではプラスに働くはず。「欧州の一流リーグで活躍できるだけの実力をすでに蓄えている。」と言っても過言ではない。後半戦に入って(フォワードではなくて)左サイドハーフで起用されていることも移籍先ではプラスに作用するだろう。