◆ 歴史的な強さで年間最多勝ち点は目前2ndステージの16節を終えた時点で22勝6敗5分けで勝ち点「71」。最終節はホームで湘南と対戦するが、得失点差を考えると「2ndステージ制覇はほぼ確実」で、同様に得失点差で大きくリードしていることを考えると引き分け以上で浦和の結果に関わらず年間1位がほぼ確定する。チャンピオンシップの第1シードを獲得する可能性が高まっており、2013年以来で3度目となる年間優勝の大きなチャンスを迎えている。
最終節で湘南戦(H)に勝利すると勝ち点は「74」。18チーム制になった2005年以降では勝ち点「72」を稼いだ2006年の浦和、2007年の鹿島、2010年の名古屋、2011年の柏の4チームが最多勝ち点で並んでいるので記録更新となる。さらに33試合で68得点/30失点と見事な数字を残しているが、湘南に5失点以上を喫しない限り、史上4チーム目の「平均2.00得点以上かつ1.00失点以下」という大記録達成となる。
2015年の広島がJリーグ史上屈指の強さを誇ったチームであることは漠然としたイメージのみならず、数字上でも証明されている。特に2ndステージの戦いは圧巻だったが、すでにチャンピオンシップの出場権を獲得しており、2016年はクラブ史上4度目となるACLの舞台が待っている。2014年はベスト16に進出したが、充実した戦力を考えるとJリーグ史上3チーム目となるアジア王者への期待も膨らんでくる。