■ 「昇格請負人」と言われる石崎監督2021年のJ3は15チームが参加するがJ2からJ3に降格したチームはゼロ。G大阪U-23とC大阪U-23が抜けたので年間の試合数は28試合という短期決戦になる。「J2ライセンス」を取得できないクラブもいくつかあると思うが「2/15の確率でJ2に昇格できる。」というのは相当に高い確率なので「J2昇格に向けて気合が入っているクラブは多い。」と考えられる。JFLからテゲバジャーロ宮崎がJ3に昇格してきた。
昇格争いの中心は「2020年に惜しくもJ2初昇格を逃した長野とJ2経験のあるクラブになる。」と考えられる。具体的に名前を挙げると長野・富山・FC岐阜・鹿児島・鳥取・熊本の6クラブである。他には讃岐もJ2経験があるが2019年は14位、2020年は16位だったことを考えると「J2復帰はまだ現実的ではない。」と言える。昨オフから若手を積極的に集めているが引き続いて土台作りのシーズンになる可能性が高い。
「長野・富山・FC岐阜・鹿児島・鳥取・熊本の6クラブの戦力は拮抗している。」と言えるが6クラブの中で2020年の順位が最も下だった富山は「昇格請負人」と言われる石崎監督の招聘に成功。2014年以来のJ2復帰を目指すシーズンになる。どのクラブでも結果を残してきた石崎監督が見事に富山をJ2に昇格させるようだと監督としての評価はさらに高まるだろう。札幌や山形などをJ2からJ1に引き上げた実績がある。
FW平松(→SC相模原)やFW武(→秋田)やMF大谷駿(→金沢)などが流出したのは痛いがFW吉平翼(藤枝MYFC)とMF姫野(藤枝MYFC)とMF安藤由(藤枝MYFC)の3人を藤枝MYFCから引き連れてきた。他にもDF鈴木翔(熊本)、MF音泉(Y.S.C.C.横浜)、GK西部(清水)、MF大崎淳(栃木SC)、MF黒木聖(京都)などを獲得したので「十分な補強ができた。」と言える。2020年は期待を裏切る9位だったがJ2復帰のチャンスである。
■ 若手の育成に定評のある安間監督FC岐阜は若手の育成に定評のある安間監督を招聘した。石崎監督などと比べると「チームを勝たせることが出来る指導者ではない。」と言えるが熱心な指導に定評があるのでMF粟飯原、MF村田透、MF町田ブライト、MF大西遼、MF生地などが安間監督の指導を受けて大きく成長する可能性がある。DF柳澤亘(→水戸)とGKパク・ソンス(→大邱FC)が抜けてしまったがMF本田拓(山形)やDF舩津(群馬)などを獲得した。
FW高崎(→サイゴンFC)とFW前田遼(→引退)も抜けてしまったが今の時点でフォワードの補強はFW山内(山形)くらいである。フォワードの補強が進んでいないのは気になるが中盤から後ろの顔ぶれはJ3屈指である。退団の心配があったFW川西、DF甲斐、MF粟飯原、MF富樫佑などはチームに残った。2020年に経験を積んだ若い選手と新たに加入するベテラン選手が上手く噛み合ったらJ2昇格を達成できるだろう。
横浜FMでコーチを務めていたアーサー・パパス氏を監督に据えた鹿児島は「どんなサッカーをするのか?」が興味深い。2020年は清水がクラモフスキー監督を招聘して大失敗しているので不安はあるが「横浜FMのようなサッカーを目指す可能性は高い。」と言える。2020年の鹿児島はMF酒本やFW馬場などベテラン主体のチームだったがハイテンポなサッカーを志向するのであればメンバーは大きく変わるだろう。
補強はうまくいったと言える。FW馬場とDF水本勝が現役を引退したがDFジェルソン(FKリエパーヤ)とDFイヨハ・理・ヘンリー(FC岐阜)の獲得に成功した。対人能力の高いCBを獲得できたので攻撃に人数をかけるアグレッシブなサッカーを展開した場合でも何とか少人数で守り切ることが出来る可能性はある。KリーグでもプレーしたDFジェルソンは186センチの長身。J3ではあまり多くない屈強なタイプのCBである。
■ 主力が抜けたロアッソ熊本はどうなる?2020年は5位だった鳥取はMF三沢(→京都)とDF井上黎(→岡山)が流出したが昨オフと同様で若手をたくさん獲得した。MFハモン、MF世瀬、MF原田虹(川崎F)、DF杉井(金沢)、MF横川(湘南U-18)、DF石田侑(市立船橋高)のうちの何人かが経験を積んで主力に定着するようだと2位以内は十分に可能である。高さのある選手が少なかったので185センチの長身でボランチとCBをこなすMF谷口智(沼津)の獲得は大きい。
大失速して8位に終わった熊本はFW谷口海(→新潟)とMF中原輝(→山形)が流出した。期限付き移籍だった左SBのDF石川啓(→山口)もレンタル終了となったが即戦力クラスのJリーガーの補強はGK佐藤優(千葉)とMF水野泰(藤枝MYFC)の2人だけ。戦力ダウンは否めないがFW浅川、FW高橋利、MF河原創などはチームに残った。6人の大学生を獲得しているので昇格のためには複数のルーキーの台頭は不可欠である。
長野もFW吉田伊(→秋田)とDF浦上(→甲府)が流出した。GK立川(→湘南)とGK小澤(→水戸)も抜けたので苦しいオフになったがMF三田尚やMF坪川の引き止めには成功した。MF宮阪(群馬)とFW金園(甲府)を獲得したが「FW金園の稼働率がどの程度になるのか?」は2021年のJ3の昇格争いの行方を大きく左右するだろう。怪我に悩まされ続けているが高さと強さと得点感覚はJ3の中ではトップクラスである。
その他のクラブでは昇格2年目のFC今治、昇格1年目の宮崎は注目に値する。1年目から7位に入ったFC今治はFW林誠道(→山形)が流出したがDF宮尾(Y.S.C.C.横浜)やMF島村拓(C大阪)やMF平岡翼(栃木SC)などを獲得できたので戦力はややアップした。宮崎はほとんど移籍に関するニュースがなかったので継続路線を選択したことになる。J3は昇格1年目のクラブが好成績を残すケースが非常に多いリーグである。
・【J1】 2021年にブレイクを期待する若手プレーヤーは誰ですか? → 382票
・【J2】 2021年にブレイクを期待する若手プレーヤーは誰ですか? → 167票
・【J3】 2021年にブレイクを期待する若手プレーヤーは誰ですか? → 197票
YouTubeを始めました。
チャンネル登録よろしくお願いいたしますm(__)mチャンネル登録をする。
再生リスト (全動画)
★ 現在の投票数 → 197票
→ 最大で30人まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
受付期間(J3編) 2021年1月9日(土)~~2021年2月25日(木)まで
→ J1の開幕戦(2月26日)の前日までです。
→ 不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
→ 順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
→ 同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。
→ 早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
→ 誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
→ たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。
【質問内容】
(項目1) ハンドル名
(項目2) 年代
(項目3) 性別
(項目4) 地域
(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか? (複数選択可)
(項目6) J3の全15クラブの順位を予想をしてください。
(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
(項目8) 好きなクラブ以外で2021年のJ3で注目するクラブとその理由をお書きください。
(項目9) 2021年のJ3で注目する選手とその理由をお書きください。
(項目10) 2021年のJ3でブレイクすると思う若手プレーヤーは誰ですか?
・投稿用フォーム (J1編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
・投稿用フォーム (J2編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6
・投稿用フォーム (J3編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7
関連エントリー
2021/01/10 【J1】 順位予想バトル 2021年版 受付を開始しました。 (参加者:55名)
2021/01/09 【J2】 順位予想バトル 2021年版 受付を開始しました。 (参加者:35名)
2021/01/13 【J1】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (前編)
2021/01/14 【J1】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (後編)
2021/01/14 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (前編)
2021/01/15 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (中編)
2021/01/15 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (後編)
2021/01/19 【J3】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (前編)
2021/01/20 【J3】 今オフの移籍市場の「勝ち組」はどこだろうか? (後編)
- 関連記事
-