■ 積極補強で戦力アップの町田ゼルビア ポポヴィッチ監督になって2年目となる町田も「申し分ないオフになった。」と言える。2020年のJ2の得点王であるFWピーター・ウタカ(京都)の獲得に乗り出して「町田行きが有力」と報道された時期もあったが引き抜きは成功せず。FWピーター・ウタカに期待したサポーターは肩透かしを食らったがJ1のクラブへの移籍も考えられたFW平戸とMF佐野海の引き止めに成功した。2人の慰留に成功したのがとにかく大きい。
さらに期限付き移籍だったMF高江とDF水本を完全移籍で獲得して同じく期限付き移籍だったMF吉尾のレンタル延長に成功した。同じように期限付き移籍だったFW安藤瑞(→水戸)とDF小田(→千葉)とGK秋元(→愛媛FC)がチームを離れたのでレギュラー格の選手の退団はゼロではないが「保有権を持っていた自前の選手の流出」はゼロである。主力として活躍していたMF高江を完全移籍で獲得できたのも大きい。
その上でFW鄭大世(清水)、MF長谷川アーリアジャスール(名古屋)、MF太田修(甲府)、DF高橋祥(東京V)、DF三鬼(山形)、GK茂木秀(C大阪)などを獲得した。各ポジションにバランスよく優秀な選手を獲得できたが必要だったタイプの選手を的確に補強できたので「かなりの戦力アップに成功した。」と言える。36歳のFW鄭大世にフル稼働を期待するのは難しいことを考えると「CFがやや手薄な点」は心配材料になる。
昇格3年目となるFC琉球は「クラブ史上屈指のオフになった。」と言える。ここ数年は毎年のように主力の流出に悩まされたが今オフは主力のほとんどがチームに残った。MF小泉佳(→浦和)とMF河合秀(→松本山雅)は流出したが実績のあるMF中川風(京都)とMF清武功(徳島)の獲得に成功したので、むしろ、パワーアップした。CF系の選手が不足していたことを考えるとFW清水慎(岡山)の獲得も効果的な補強に思える。
■ 最下位からの巻き返しを図るレノファ山口 長きに渡って仙台を率いた渡邉晋監督を招聘した山口も「補強に成功したクラブの1つ」に挙げられる。MF関口(仙台)の引き抜きには成功しなかったが渡邉晋監督をよく知っているGK関(仙台)やDF渡部(神戸)の獲得に成功した。新監督のサッカーや性格や考え方をよく知っている中堅 or ベテランというのは新監督を招聘してチームを作り直すときは不可欠である。DF渡部は最終ラインの軸になる可能性が高い。
他にもMF島屋(徳島)、MF高木大(G大阪)、FW草野(横浜FC)、MF佐藤謙(横浜FC)、DF石川啓(熊本)、MF澤井(東京V)など即戦力となる選手をたくさん獲得した。他クラブへの移籍も考えられたMF池上とMF高井の2人が早い段階で残留を決めたのは相当に大きかったと思われる。軸となる選手の引き留め作業にエネルギーを費やす必要がなくなって新戦力の獲得の方にエネルギーを注ぐことが出来る状況になった。
当然のことながら、MF高宇洋(→新潟)がレンタル終了になったのは痛い。「この穴をどう埋めるのか?」が注目点になるが期限付き移籍だったDF川井は完全移籍で獲得して同じく期限付き移籍だったFW小松蓮はレンタル延長となった。不安要素を挙げるとCFになる。FW小松蓮が残留してFW岸田(岩手)がレンタルバックで復帰したがFWイウリはレンタル終了。ストライカーの補強に動いている最中だと思われる。
■ ポテンシャルの高い選手を獲得した水戸ホーリーホック 水戸は今オフもレギュラー格の移籍が目立ったがそれでも過去数年と比べるとはるかにマシである。FW山口一(→松本山雅)、MF山田康(→山形)、DFンドカ・ボニフェイス(→東京V)、FWアレフ・ピットブル(→未定)、DF外山(→松本山雅)などが抜けたがFW安藤瑞(水戸)、FW山根永(金沢)、FWブラウンノア賢信(讃岐)など若くて能力の高い選手を獲得した。特にFW安藤瑞を完全移籍で獲得できたのは非常に大きい。
MF安東(松本山雅)も抜けたので中盤はかなり手薄になったがDFンドカ・ボニフェイスの穴は加入が決まったDF三国スティビアエブス(順天堂大)や大卒2年目のDF住吉ジェラニレショーンが埋めるだろう。CBと左SBでプレー可能なDFタビナス・ジェファーソン(G大阪)も完全移籍で獲得したので引き続いて「両親のどちらか or 両方が外国にルーツを持つサイズと身体能力に秀でた選手」を積極的に獲得している。
まさかの15位からの巻き返しを図る大宮も「オフの補強は成功した。」と言える。2020年のリーグ戦で力を出せなかった選手は多いがそれでも能力の高い選手はたくさんいる。MF黒川、MF奥抜、DF河面、MF翁長、GKクリャイッチ、MF小島幹、MF小野雅、DF西村慧など他クラブが興味を示しそうな選手は多かったが軒並み残留となった。他クラブへの流出と言えるのはMFイッペイ・シノヅカ(→柏)くらいである。
その上でFW中野誠(磐田)、MF松田詠(横浜FM)、DF櫛引(広島)、MF松本大(広島)、FW矢島輝(FC東京)、DF馬渡(湘南)などを獲得できたので戦力アップに成功したと言える。昇格争いのライバルになる可能性が高い磐田からFW中野誠を引き抜いたのは驚きだったが「ライバルクラブの戦力を削ぐ。」というのはJ2では相当に効果的なやり方である。2020年の大宮は怪我人が多すぎたが選手層はかなり厚くなった。
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受付期間(J2編) 2021年1月9日(土)~~2021年2月25日(木)まで
→ J1の開幕戦(2月26日)の前日までです。
→ 不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
→ 順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
→ 同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。
→ 早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
→ 誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
→ たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。
【質問内容】
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