Webブランディングにおける「差が開く仕組み」
今日(というか昨日)、ブランディングに関する相談を2つほど受けた話は、先ほど「Webブランディングって?」で書きましたが、そのうち1人の方とお話させていただいた中で、Webでは老舗企業と新興企業のブランド価値の差があっという間になくなり、ともすれば、逆転することもあるという話をしました。
Webではバジェット勝負より、機動力&継続力の勝負特にWebそのものが単にプロモーション以上の役割を果たすビジネスモデルの場合はそうだといえます。わかりやすいところではAmazonだったり、マネックス証券みたいなところもそうでしょう。
これはWebで何かブランディングなりマーケティングなりを行っていく予算がそれほど超大手企業でなくてもどうにか手が届く予算であり、かつその予算の使い道もマスマーケティング的なスポットに発生するものではなく、きちんとやればちゃんと蓄積されるものであるという性質もあることが関係しているのでしょう。
そのため、特別大きなバジェットをもつ企業が有利というよりも、素早く的確な施策を行い、かつ継続的な姿勢でWeb戦略に取り組む企業のほうが有利になるという傾向を反映してのものでしょう。
こういう傾向があるからこそ、恐竜並みに巨大かつ動きが散漫な大企業よりは、比較的身軽で、かつある程度の長期的なマネジメント力をもった企業がWebブランディングにおいては有利な立場に立てるのだと思います。