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はてなキーワード: 地球人とは

2026-05-05

でも実際問題として60歳とか10歳とかと1回ぐらいはヤってみたさあるよね

好奇心というか、せっかくこの世に生まれたなら一通りやってから死にたい的な。

BMI50とかBMI10とかも一度お相手したいね

うーんここまで来たら犬や羊も興味が出てくるな。

ロボは単なる電動玩具の延長でしかいからいいかなあ。

うーん異世界に産まれてたら色んな亜人エッチなことする人沢山いるんだろうなあ。

地球人はその点だとつまんねーよなあ。

ピグミー族なんて単に小人症の人とやるのと何も変わらねーもんなあ。

身長10mの巨人とかは絶対いないもんなあ地球には。

なーんか退屈だぜこの星はよ。

妖精相手プレイハムスタートカゲじゃ再現できねーしよー

2026-04-30

AISS『遠き星の女王地球パン屋

青年アルトは、銀河の果てにある惑星ヴァルナ宮廷に仕えていた。

石造りの大広間、鎧の騎士たち、そして空中に浮かぶ魔導機関――中世未来技術が奇妙に混ざり合った世界。その玉座に座すのが、ヴァルナ女王である

「青き星――地球調査せよ」

女王は静かに言った。背後では、星図が光りながら回転している。

「はっ!このアルト、必ずや侵略の礎を築いてみせます!」

見習いだが、気合だけは一人前だった。

彼は“星渡りの門”と呼ばれる転移装置に乗り込み、地球へと降り立った。

降りた先は、日本商店街だった。

「ここが……地球……」

第一印象はやはり、

「揚げ物の匂いがすごい」

だった。

「何してんの?」

振り返ると、パンをくわえた少女がいた。

「我はヴァルナ女王に仕える侵略佐官見習い――」 「通報するよ?」

アルトはすぐに姿勢を正した。

すみません迷子です」

少女の名はミオ。パン屋の娘だった。

「で、どこから来たの?」 「遠い星からだ」 「はいはい、遠い星ね。で、お腹すいてる?」 「すいている」

ミオはパン差し出した。

「ほら、食べなよ」

アルトはかじる。

「……これは」 「パン」 「……うまい

その瞬間、彼の価値観が揺らいだ。

ヴァルナでは“栄養結晶”が主食だ。

味は「概念」だった。

数日後。

アルトパン屋に居ついていた。

侵略は?」 「慎重に進めている」

まったく進んでいない。

ミオは笑う。

「その女王ってさ、パン食べたことあるの?」 「ない。女王は完全栄養で生きている」 「じゃあダメじゃん」 「何がだ」 「侵略

アルトは悩んだ。

パンを知らぬ者に、地球価値がわかるのか……?)

そして決断した。

ヴァルナへの通信を開く。

「報告せよ」

女王の声が響く。

地球は……侵略に不向きです」 「理由は」 「パンうまい

側近たちがざわめく。

「……続けよ」 「地球人は非効率で、混沌としておりますしかし――妙に親切で、食文化が異様に発達しています」 「それが何だ」 「侵略すれば、パン屋が消えます

沈黙

長い沈黙

「……その“パン”とは何だ」

アルトは微笑んだ。

数日後。

商店街に、異様に気品のある女性が現れた。

銀の装束、星のように輝く瞳。

「ここが地球……」

ミオはじっと見て言った。

「誰?」 「ヴァルナ女王だ」 「パン食べる?」

女王は一瞬だけ考え、頷いた。

数分後。

女王は静かに言った。

「……侵略は中止とする」

アルトはほっと息をつく。

ミオは得意げに笑う。

「でしょ?」

女王カレーパンを見つめた。

「代わりに、この星と交易を行う」 「パンと引き換え?」 「そうだ。我々の星間航行技術提供しよう」

ミオは腕を組んだ。

「安いなあ。倍ね」 「……よかろう」

交渉成立だった。

アルトは思った。

銀河の均衡を変えたのは、剣でも魔法でもなく……)

パンだったのかもしれない)

そして彼は今日パンを食べる。

任務? たぶん順調だ。

2026-04-25

anond:20260425212517

書かれていたのはあくまで「生物学的な差異」としてだろう?

でもその差異社会生活においてどんな影響を与えるかについては描かれなかった。

あくま地球人が「我が星の英雄のために」という最大限の善意と敬意の上にたったお客様待遇で向こうの星に招かれた中でのものだけだ。

まり、「もしもロッキー地球に持ち帰っていたらどう扱われたのか」については作中で想定してないわけだ。

ハッキリ言うが、エリド人は地球人よりもずっと頭が良く、その賢さ故の道徳性を備えていたわけだけど、地球人は知っての通り愚鈍でそれ故の倫理観の無さを常々発揮しているからね。

作中には描かれることのなかった悲劇が起こりうることについての思考実験なんだよこの考察は。

ヘイルメアリーネタバレ上等なすごい発見をしてしまった

ロッキー種族って「便所飯デフォルト」なんだよな。

文化の断絶がヤバくないか

彼らからしたら「便所以外で飯食うのは変態だけ」って感じなんだと思う。

地球食堂とか完全に異常なんだろうな。

トイレ剥き出しの座敷牢に何十人も詰め込まれてる状態に近いんじゃなかろうか?

Qolがカスすぎて発狂もんだろ。

26世紀青年で便座に座ってカウチポテト未来人へのドン引きに近いと思う。

ロッキー種族地球人は大気組成的に共存不能だけど、むしろ文化的な共存不可能性の方が高そう。

だって地球からしても「栄養価の高そうな会食ですね。ではトイレの個室で便所飯して参りますのでしばしお待ちを」なんて奴らと交流するのだいぶ無理だろ。

2026-04-22

かぐや姫!超おもしろかった!

むりやりに大絶賛してみる!

一億総ドパガキ社会

まず制作陣がガチ天才から、この物語への主な批判ポイントが、そのまますべてSF設計の土台なんだよね。

たとえば、キャラ葛藤がないとか、ご都合主義AIっぽさとか、リアリティがないとか、散々な言われようだけれど。

それって『超かぐや姫』の核心なんだよね。

なぜかって……本作は、『神に喧嘩を売ってでも人間を作りたい』ってのがメインテーマから

簡単表現すると、人間らしさが消えちゃった彩葉と、ほんとうは人間じゃないかぐやが、「パンケーキを食べておいしい!」と感じたい話。

これこそが『超かぐや姫』の始まりであり、終わりに至るまですべて。

その為には、超早送りでびゅーんっと駆け抜けて、配信界の頂点にたどり着いて、「資本主義バンザイ!」でドパガキから集金しまくって、神の領域に挑戦しなきゃならない。

まるで全部乗せのパンケーキ、すべて持った超人エネルギーで。

言うなれば、『令和のセカイ系サイコパス』、うじうじと理屈を語るよりも、葛藤さえもハイスピードで終わらせて、きみとぼくの為――彩葉かぐやの為だけに、神の理屈ねじ曲げにゆく。

理由はただひとつ……「またパンケーキを食べたい」から

(※セカイ系とは?
「きみ」と「ぼく」という、
ちっちゃな関係性が、
国家社会をすっ飛ばして、世界のあり方に直結する話)

すなわち、新時代セカイ系は、狂気踏み込む決断主義、なにもかも舐め腐って、日本古典――竹取物語をぶち破らなきゃならない。

天の羽衣を脱ぐ、綺麗事を捨てて、パンケーキの為だけに成り上がる話。

そこまでやらなきゃ、宇宙一の負けヒロインであるかぐやを、地獄の円環構造から救えない。

逆に言えば、それを実現させるまでは、まるで水と粉のパンケーキ感情移入できないくらいぱっさぱさ――人間味がない、AIみたい、機械的なんですよ。

その薄っぺらさこそがスタート地点ってこと。

たとえば、主人公の酒寄彩葉17歳JKは、【楽しんでる場合やあらへん……いちばんやないとあかん】って母親に冷たく言われ続けたせいで、完璧主義マシーンなっちゃったと。

まり学生なのに週5日のバイト一人暮らし東大を目指す受験勉強プロゲーマーばりの腕前、こんだけ詰め込みすぎなのは、いわゆる『過剰適応』って奴。

いじめられっ子がなぜか笑うのと一緒で、『苦しさを100%抑圧』している。

まるで広末涼子の爆走185キロ人間って一度狂うと止まらないんだよ。

さら彩葉は、Vtuber月見ヤチヨの歌声に惚れ込んで、ガチガチ推し活もやっていると。

ここでも批判の声――「推し活が記号的、ただの舞台装置」みたいな意見があるけれど、これはSF的にも心理面でも必要不可欠なんですよ。

どういう事かって、彩葉は疲れすぎな日々に、お母さんから罵倒幻聴として聞こえていて、それを防ぐためにイヤホンをつけて、ヤチヨのRememberを聴き始めたと。

それもあって、○人的スケジュールなのに、なぜか感動できたり黄昏れたりと、一見余裕があるように見えるのは、その瞬間だけが抑圧から解放――人間性を取り戻せているから。

なので、明らかな依存症として推し活にハマったんですよ。

その証拠に、「推しがいなければ生きられない」という考えで、食欲がない鬱状態ときも、推しさえ見ればちょっとずつ食べられる、そんな描写もされていて。

もはや推しというより神様――だからこそ彩葉は、月見ヤチヨの神棚アクリルスタンド大事に飾っているんだよね。

しかSF的にエグいのは、『超かぐや姫』って本質的に『神○し』のお話になっていて。

パンケーキを食べたい」というエゴの為に、冗談抜きでドパガキも資本主義もハックして、運と才能とお金と人脈でフルスイングする。

まりは、綺麗事じゃない愛を奪い取る話。

そして、もう一人のヒロインかぐやは、さっきも言ったとおり、本来人間ではなくて、じゃあ何者かって、月に住んでいたむなしい存在――肉体のない思念体なんですよ。

なので、地球に舞い降りて人間の肉体を得てすぐに、「自由毎日楽しいなぁぁ!」って欲望が大爆発する。

その最たる例としては、彩葉睡眠を削ってまで働いて、がんばって貯めたお金――12万円を使い果たしたことがあって。

ちなみにこのシーン、「彩葉の怒りがあまりにも薄い!」って批判が多いんだけれど、それへの反論は秒速で終わるんだよね。

かぐや無駄遣いが、呪い浄化になっているから。

まず彩葉のため込んだ12万円は、超現実主義なお母さんの呪縛なんだよ。

【この世で頼れるんは自分一人や】、【今日の百円は明日の千円や】みたいな、冷たい言葉を吐かれすぎて、「心が壊れても頑張らなきゃ」という呪いになっている。

そこに叩き込まれたのが、かぐや! ドパガキ! ラーの鏡

まり、今までずっと無駄なく効率的に生きてきて、完璧主義廃人になっていた彩葉に、無駄遣いでショック療法――かぐやはこれでもかとご馳走を振る舞った。

そのとき彩葉は味わうこと、人生の喜びを思い出したんだよ。

人間人間たらしめるクオリア――簡単にいえば、おいしいという感情、「生きている!」という感覚を取り戻せたと。

その結果、このあと少しして風邪を引くんだけれど、それは別な言い方をすれば、やっと風邪を引けたんだよね、甘えと弱さを出しきって、これでもかと人間らしく。

今まで母親祟りにやられて、完璧超人マシーンだった彩葉が、かぐやによって人間性を蘇らせたってこと。

そう考えると、もはや妖怪人間ベムよろしく、「早く人間になりたい」ってのが、『超かぐや姫』のキモなんですよ。

そして、この物語マジで恐ろしいところは、かぐやが元々暮らしていた月の世界なんだよね。

ここってのは味も温度もない巨大な水槽みたいで、喜びも悲しみもなくて、生きることも死ぬこともできない、永遠なる空っぽ場所であると。

でもって月の住人たちは、ゲームNPCと同じで、無感覚の日々を繰り返すという、究極的にむなしいシステムに閉じ込められていて。

そんな中、かぐやけが奇跡というかバグの発生によって、「寂しい! 退屈! 死にそう!」って、みるみると自我が芽生えて、月から飛び出しちゃったんだよ。

そして流れ星のようにキラキラと、『もと光る竹』という宇宙船に乗って、そのまま地球電柱ビリビリビリってぶつかってゆく。

すると、一瞬でゲーミング電柱になるんだけれど、これは月のテクノロジー地球環境に馴染むべく、そこに最適化された肉体――今回は赤ちゃんの体を用意して、かぐや思念体が入り込んでゆくと。

そんでドパガキよろしくタブレットネットサーフィン、高速で情報収集をすることによって、その知識量に合わせてハイスピードで、女子高生くらいの見た目に変化するんだよ。

まりかぐや地球人じゃない。

なので、普通人間たちとは違って、文字通り、恥も外聞もないから、持ちうる力は『すべて出す』を地でゆく、このあと一瞬にして配信業でのし上がるんだよ。

めちゃくちゃな話、『美少女版へずまりゅう』だから

そもそもかぐや彩葉お金勝手に、ライバーになる為のスマートコンタクトを買って、メタバース世界ツクヨミログインして、大観衆の前でいきなり叫ぶ売名行為までやって、終始、大暴れするんだよね。

なのでよくある批判――「子育ての苦しみがない」、「生配信世界は甘くないぞ!」ってのは、筋の通ったやり方で回避できる。

何度も言っているとおり、普通地球人じゃないから。

そうこうして、「パンケーキがおいしい」と思えるくらい、かぐや人間幸せを覚えてゆく。

でも残念ながら、『かぐやは月の秩序を乱すバグ』と見なされて、月の世界へと戻されてしまう。

これは日本古典であるかぐや姫』の結末通りで、強制的なバッドエンドを迎えると。

さらに怖すぎる話、地獄の本番はここからなんだよ。

まず月に戻されたかぐやは、また何もない水槽の中に入れられて、虚無の永久ループに閉じ込められると。

しかも以前と違うのは、主人公彩葉出会って、笑ったり歌ったり、パンケーキの甘さを感じたりで、幸せを知ってしまたからこそ、その絶望はより深いんだよね。

5億年ボタンの比じゃないさみしさ、『生と死の狭間』にある闇のような場所で、永遠のひとりぼっち

でもそんなある日、38万キロの彼方――地球惑星から、懐かしい歌声が聞こえてきて、「もう一回だけ地球に行こう! 彩葉に会いたい!」って、奇跡で飛び起きることができた。

でも運命残酷で、「また宇宙船に乗って地球に出発だ!」ってときに、タイムトラベル機能をオンにしたもんだから、なんと制御不能でバコーンって隕石と衝突して、8000年前の地球にぶち飛ばされたんだよね。

すると何が起きたか宇宙船システムエネルギー切れ、月のテクノロジーが使えないせいで、最適な肉体を作り出せない、前と違って赤ちゃんにもなれない、ただの思念体――魂だけで放り出されたと。

それはつまり、声も出せない、誰とも話せない、誰の目にも見えない、永遠に続く孤独がはじまった。

これは昔の名作、『STEINS;GATE』のトラウマ回と似ていて、とある女の子が不完全なタイムマシンに乗ったら、時間跳躍ときダメージを食らって、自分名前以外すべてを忘れちゃったんだよ。

それから24年のときが流れて、ふっと思い出してしまう。

とてつもない使命、大切な約束があったのに、のうのうと生きてしまたことを悔いて、【失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した】、そう書き綴って……そのまま自殺するんだよね。

そして、かぐや場合はより怖い――寂しくても退屈でも永久に○ねないから。

なので、「彩葉! 彩葉! 彩葉!」って発狂するんだけれど、それは声にも叫びにもならなくて、いつまでも絶無なんだよね。

泣きながら膝を抱えようにも、そこには涙も膝もない。

そうやってかぐやは、ゆっくり時間をかけて絶望してゆく。

けれど1%の奇跡として、宇宙船に乗り込んだときに、地球彩葉からもらった、たまごっちみたいな携帯ゲーム機、そこに『犬DOGE』という柴犬電子ペットがいて。

そいつデータとして連れて来たんだよね。

その結果、シャットダウン直前の、宇宙船による最後の力で、たまたま近くにいた、かわいいウミウシ――海のウサギとも呼ばれる生物スキャンして、そこに犬DOGEの軽いデータをぶっ込めた。

これはつまり完成済みのハードウェア、しょぼいけれどロボットの出来上がり。

からウミウシログインした犬DOGEをハッキングして、思念体かぐやが入り込んで動かせるってこと。

そうこうしてウミウシかぐやは、不老不死の日々を進んでゆく、それも8000年。

縄文時代平安時代戦国時代、あらゆる時代に漂って、大量の出会いと別れがあって、もちろん戦争による○し合いもあって、破壊再生が延々と繰り返される中、かぐや孤独観測者として、それらを眺め続けたんだよね。

毒も薬も酸いも甘いもカオスも、すべて飲み込みながら。

そうやって膨大な時が流れて、人類は血みどろの歴史の果てに、電話冷蔵庫テレビに、そしてインターネットという、高度な文明誕生させるんだよ。

そんなある日、かぐやウミウシ身体のままで、パソコンキーボードを押して、『Hello,world!』って入力した。

まり8000年の時を経てとうとう……想いを伝えられるようになった、孤独な旅がやっと終わった。

その瞬間かぐやは壮大な夢を思い描くんだよ。

それってのは、地球での血なまぐさい争いとか、ひとりぼっちとは無縁な、ユートピア仮想空間を作ること。

要するに、『水も波も立たない巨大な水槽である』月の寂しさを、他の誰にも味わって欲しくないってこと。

からこそ、ここでの仮想通貨ふじゅ~』は、水のように、あぶくのように湧き出てくる。

まさにドパガキよろしく、人の心が踊れば踊るほどに、無尽蔵に金が降り注ぐんだよ。

そうしてかぐやは、ウミウシ身体をよじりながら、htmlを書いてアクセス解析もして、とにかく試行錯誤しているときに、はっと衝撃的なことに気づく。

それってのは、自分ゼロから築き上げてゆく仮想世界が、かつて彩葉遊んだツクヨミだってことに。

そして、彩葉歌声に惚れたVtuber月見ヤチヨは私なんだってことに。

すなわち、ぐるぐると同じ輪廻を巡って、この8000年の孤独も含めたループが、何百回、何千回、何万回も続いているのかもしれない。

これをむりやり表現するならば、『メタディストピア円環構造』だね。

まり、『感情を持った思念体』のかぐやが、月から地球に来て赤ちゃんとして生まれる→彩葉幸せ時間を過ごす→月の世界に戻される→歌が聞こえて脱出を決意……でも隕石に衝突→8000年前の地球に吹き飛ばされる→そして今の今に繋がる――

めちゃくちゃ残酷なことに、この円環構造の中で、常にかぐや自我があって、しかもその時間の大半、メタ視点――実体のない魂のような存在として、声にならない声を上げながら、ずっとひとりぼっちで過ごしている。

そしてこの、『メタディストピア円環構造』をぶち壊すには、バグを伝染させる必要があった。

それは愛も憎しみも含めた、綺麗事抜きの人間らしさ。

もっと単純な話、心の底からパンケーキがおいしい!」と思えること。

彩葉のケースで言えば、月のシステムみたいな完璧主義をやめて、泣いて甘えること、自分意思で進路を決めること、ホンモノの反抗心で母親にぶつかること。

そのうえで最大の敵は、退屈で○にたくなるほど整った、穢れなき月のAI世界なんだよね。

からこそ、ドパガキも資本主義も運も才能も醜さも、Rememberという推しの曲もすべて総動員して、綺麗事抜きの人間らしさで殴り返した。

ありとあらゆる手段で、『竹取物語』の運命――かぐや姫は月に帰るという、神様の結末を破壊する為に。

それはつまり彩葉推し――神様だった月見ヤチヨ(かぐや)に、『終わりのある人間としての人生』を与える、今度は自分神様よろしく生命誕生させるってこと。

ちなみに当初、メタバースツクヨミ)の世界では、かぐやを連れ去りに来る、月人(つきじん)という大勢の敵を、ゲームシステムに落とし込んで、プロゲーマーの力とチートによって倒そうとしたんだよ。

現実世界じゃ負けるに決まっているから、ゲームの敵キャラダウングレードさせようとした。

でもそんな甘っちょろい敵ではなくて、まるで勝ち目がなかった。

その結果、映画の途中でスタッフロールが出て、「めでたし めでたし」って、皮肉エンディングが軽く流れるんだよね。

でも彩葉はその終わりを許さずに、ツクヨミという仮想空間――一億総ドパガキ社会ってくらい、ユーザー数の多い場所で、ハイスピード配信者として売れて、べらぼうに儲けたお金と、人脈をフル活用して、10年間、ロボット工学をはじめとした科学技術を学んでゆく。

なぜかって、かぐや思念体を入れる義体――それも寿命のあるホンモノの生命体を作りたいから。

これこそが『超かぐや姫』のすべて。

まり、愛とは綺麗事ではない、愛≒平和ではない、愛とは能動的なバグなんだという、パンケーキを食べておいしいと感じる話。

↓『本音のおまけ』

冒頭で、「むりやりに大絶賛してみる!」と宣言したとおり、映画版の『超かぐや姫』は、ファミ通文庫版も読んで、SF設定もメモして、登場人物の背景も学んで想像して――つまりこちら側でかなり踏み込んで視聴しないと、ちんぷんかんぷんな事ばかりだ。

とはいえ90年代2000年代を振り返りゃ、映画であれ音楽であれゲームであれ、たった一本、たった一枚、たった一作を繰り返し……狂ったように楽しむものであった。

たとえば、FF聖剣伝説をやるときにはアルティマニアという、ごっつい攻略本を買ってプレイから読みふけっていた。

そう考えりゃ、『超かぐや姫』の円環構造よろしく、ぐるぐるとリピートする事が大前提作品があっても良いのかもしれない。

しかも『超かぐや姫』 の場合知識考察を重ねるごとに、「この複雑な円環構造SF設計を考えると、これはこれでアリかもな」と思えてきて、じわじわ評価点が高まる

そして最近のドパガキ、マジで舐めすぎだろ

2026-04-18

【AISS】『遠き星の女王地球パン屋

青年アルトは、銀河の果てにある惑星ヴァルナ宮廷に仕えていた。

石造りの大広間、鎧の騎士たち、そして空中に浮かぶ魔導機関――中世未来技術が奇妙に混ざり合った世界。その玉座に座すのが、ヴァルナ女王である

「青き星――地球調査せよ」

女王は静かに言った。背後では、星図が光りながら回転している。

「はっ!このアルト、必ずや侵略の礎を築いてみせます!」

見習いだが、気合だけは一人前だった。

彼は“星渡りの門”と呼ばれる転移装置に乗り込み、地球へと降り立った。

降りた先は、日本商店街だった。

「ここが……地球……」

第一印象はやはり、

「揚げ物の匂いがすごい」

だった。

「何してんの?」

振り返ると、パンをくわえた少女がいた。

「我はヴァルナ女王に仕える侵略佐官見習い――」 「通報するよ?」

アルトはすぐに姿勢を正した。

すみません迷子です」

少女の名はミオ。パン屋の娘だった。

「で、どこから来たの?」 「遠い星からだ」 「はいはい、遠い星ね。で、お腹すいてる?」 「すいている」

ミオはパン差し出した。

「ほら、食べなよ」

アルトはかじる。

「……これは」 「パン」 「……うまい

その瞬間、彼の価値観が揺らいだ。

ヴァルナでは“栄養結晶”が主食だ。

味は「概念」だった。

数日後。

アルトパン屋に居ついていた。

侵略は?」 「慎重に進めている」

まったく進んでいない。

ミオは笑う。

「その女王ってさ、パン食べたことあるの?」 「ない。女王は完全栄養で生きている」 「じゃあダメじゃん」 「何がだ」 「侵略

アルトは悩んだ。

パンを知らぬ者に、地球価値がわかるのか……?)

そして決断した。

ヴァルナへの通信を開く。

「報告せよ」

女王の声が響く。

地球は……侵略に不向きです」 「理由は」 「パンうまい

側近たちがざわめく。

「……続けよ」 「地球人は非効率で、混沌としておりますしかし――妙に親切で、食文化が異様に発達しています」 「それが何だ」 「侵略すれば、パン屋が消えます

沈黙

長い沈黙

「……その“パン”とは何だ」

アルトは微笑んだ。

数日後。

商店街に、異様に気品のある女性が現れた。

銀の装束、星のように輝く瞳。

「ここが地球……」

ミオはじっと見て言った。

「誰?」 「ヴァルナ女王だ」 「パン食べる?」

女王は一瞬だけ考え、頷いた。

数分後。

女王は静かに言った。

「……侵略は中止とする」

アルトはほっと息をつく。

ミオは得意げに笑う。

「でしょ?」

女王カレーパンを見つめた。

「代わりに、この星と交易を行う」 「パンと引き換え?」 「そうだ。我々の星間航行技術提供しよう」

ミオは腕を組んだ。

「安いなあ。倍ね」 「……よかろう」

交渉成立だった。

アルトは思った。

銀河の均衡を変えたのは、剣でも魔法でもなく……)

パンだったのかもしれない)

そして彼は今日パンを食べる。

任務? たぶん順調だ。

2026-04-13

かぐや姫!を観た、マジで超酷かった!

令和型のセカイ系サイコパス

はっきり言って『都合の良いZ世代のガキ』 みたいな、令和のキモいところを凝縮した作品だった。

令和型のセカイ系――

「ちゃちゃっとエモくなんでも解決ちゃおう!」

私たち一所懸命合法からハッピーエンドが当たり前だよ!」的な、超効率主義の超ドライっぷりがすごいんだよ。

要するに『平均的で弱い一般大衆』を踏み台にして、遺伝子の良さ、メイクマネー能力、親から与えられた文化資本を総動員して、なんでも秒速で攻略ちゃうと。

であるから、描かれていない物語の裏側で、とんでもない数の罪なき人々が、雑に淘汰されているんだよ確実に。

しかも、昔のセカイ系と違って、痛みも葛藤ほとんどなくて「せっかくの人生なんだから、全部奪い取ればいいじゃん」って勢いなんだよ。それもヨゴレ役をやらずに、光属性ファッションにしたまま、何もかもを得ようとしてゆくと。

主人公の態度としては「最低限の法と道徳倫理は守っているから、わたしら以外のザコな一般人は知りませんよ?」的な、ぎとぎとの冷酷さが伝わってくるんだよ。新時代サイコパスを決めるなら、こういう奴らだろうね。

その証拠に、主人公彩葉17歳JKが、視聴者から投げ銭をあぶく銭、水物呼ばわりして、もう一人のヒロインかぐやも「でも合法でございましょ」って切り返すんだけれど。

冗談抜きの話、こいつらって生き様キャバ嬢ラウンジ嬢なんだよ。手練れの売女ってくらい「私は一所懸命」「私は苦しんでいる」「私は生きる為に必死」という大義名分で、もうそれだけで感情労働をしているから、どんな奇跡が起きようとも、どんな大金が舞い込もうとも「必要以上には感謝しませんよ!」って冷え切った流れ。

なので、超かぐや姫を一言で言い表すと『整形手術した人の笑顔』だね。

ハイスピードで展開する、外面だけ美しい歪んだ物語

でね正直な話、超かぐや姫、SF設定はむっちゃ面白いのに、各キャラクターの深掘りがあまりにも薄くて、あらゆる事が超早送り――ダイジェストで進むもんだから貧困毒親配信業もメタバース仮想世界)も、全部ぺらっぺらなんだよ。

そのせいで2時間22分もあるのに、唯一、緊張感のある場面って、彩葉が疲れて風邪を引くシーンだけ。でもって大規模な戦闘シーンなんかも「知らない奴らが知らない技を使って知らない世界で、いつまでも戦ってんねぇー」としか思えないんだよ。

例えるなら、僕が昔、風の王国というMMORPGをやっていたときに「そんなクソゲーやめて、マビノギやりなよ」って何度も誘ってくる奴がいて、仕方なく新規ログインしたら「なんだこの世界観、くそきめぇー」って、14歳前後のガキだったから思っちゃってさ。

まりは、心の準備が整っていないのに、いきなし『異空間に連れて行かれて知り合いゼロ』という、2000年代ネトゲで味わった独特な疎外感――仲間外れ感を思い出したんだよ。そんくらい感情移入させてもらえないのが、超かぐや姫!

個人的に懐かしい話、テイルズウィーバーとか、メイプルストーリーとか、ラグナロクオンラインとか。そこらに一瞬だけログインして「マジでつまんねえ~」って思って荒らして、飽きたらハンゲをやって、今度はフラッシュ倉庫に行って「人生ってクソゲーだな」ってマウスをカチカチしていた頃。そのとき感情がぐわっと蘇ったね。

「古き良きネット社会黎明期ってのも、快楽ばかりではなかったよなー」って、あの頃に心がタイムスリップできた。

それで言えば、挿入歌――ハッピーシンセサイザとかメルトとかも、僕が病んで疲れて、ひきこもりだったときによく流れていて。永井先生とかウナちゃんマンとか初音ミクとかニコニコ組曲とか、そんなのとも混ぜこぜな日々の中「毎日まらねぇー、生きていても意味ねぇー」って絶望していた時代が、はちゃめちゃ解像度高く、思い出されたんだよね。

そう考えりゃ、一周回ってすごい作品かもね。

言うなれば、その昔、『キャビン』って洋画があってさ。伝説モンスター集合みたいなB級ホラー作品で、シャイニングとか ファニーゲームとかジュラシックパークとか、名だたる作品の奴らがオマージュとして、がんがん登場するんだよ。超かぐや姫もそのベクトルで、思い出のお祭り騒ぎなんだと思えば、ぎりっぎり、ありな作品なのかもしれないね

そんでね強く言えるのは、超かぐや姫を観て20分そこらで「うわぁ、資本主義の悪いところ出てんな」って、最速で虫唾が走ったんですよ。

というのも、本作のヒロイン――酒寄彩葉(さかよりいろは17歳が、顔も可愛くて、東大も狙えて、音楽センスもあって、母親京大出身金持ちで、一人暮らしで、推し活もやって、FPSプロゲーマーレベルで、友達売れっ子インフルエンサーで、つまるところバケモン。

「こいつこそ地球人じゃない可能性があるな」って、まるでマルチバースってくらい、いろんな天才人生を歩み過ぎなんだよね。

しかも、週5日のバイト受験勉強友達付き合い、ゲーム、全部ガチ勢として、一分一秒を争うスケジュールで生きているのに、気持ちよく感動して泣いたり、ぽわぁ~んっと黄昏れたりで、謎めくほどの余裕があって。挙げ句の果てには、冒頭のナレーション含め『一生懸命苦学生尊い!』というモードなんだよ。

そんで重要な話。彩葉の『限界ぎりぎり生活』ってのは、そうせざるを得ないかスタートしたのではなくて、自己選択貧乏をやっているから、あくまでもガソリンの味は知らないヒロイン、そこにあるのは真の闇じゃないと。

なぜかって、彩葉自身が口にしたように、親子喧嘩で譲らなかった結果として、保証人不要のボロアパートに住み始めただけなんだよ。

さらに、お母さんは嫌味ながらも【今でも彩葉はすぐに泣いて帰ってくると思ってます、甘ちゃんから】そう言っているように、『いつ帰ってきても良い』という逃げ場を用意していると。もっといえば、彩葉は、父方の祖父母から仕送りまでもらっていて『だが自尊心を守るために使わない』という自己決定をしているんだよね。

しかも、小汚いアパートといえども、パソコンタブレットもあるし、トリプルモニタだし、節約で使わないながらもエアコンがあるしで、向かうところ敵なしのガジェットだらけなんですよ。

まりやらせ貧乏やらせ苦学生やらせの追い込まれから貧困なりきり体験ツアーしかない。これは言ってしまえば、10年前に流行ったビリギャル的な世界観『敗者復活ごっこ』でしかいね

そもそもがさ、若いとき貧乏暮らしなんて「刺激にあふれた愉快な下積み」と考えりゃ、ただただ楽しいだけじゃん。この僕なんかも19歳の頃、試食品コーナーだけで食事を済ませたり、洗面台にホースをつけてシャワー代わりにしたり、キシリトール歯磨き粉を歯に塗って空腹をごまかしたりで、すこぶる貧しき時代があったけれど、若さゆえに面白かったからね。

すなわち『まだ未来のある貧乏』って、所詮は娯楽の一種しかないのよ。

やはりね、生まれ育ちが最強な奴の苦しみって、ストリートファイターのさ、サマーソルトキックを放つ前のしゃがんだガイルを見て「背が低いねー」って言っちゃうくらい、本質的にくだらないなって。

追記、書いた文章Google Geminiで「ちょうどよく改行して!」と頼んだら、謎のハングル文字がたった一個だけ登場した。考えられる理由!?

2026-04-10

anond:20260410081346

はぁこれだから地球人類は…

太陽系にも地球以外に子供作ってる場所があるの知らんのか?

自分無知を棚に上げるのは知的生命体として恥ずべきことですよ

2026-03-30

映画版プロジェクト・ヘイル・メアリーが合わなかった

ロッキーはあそこまで愛玩的に扱わなくても良かったんじゃなかろうか。

バディじゃなくてペットとかマスコットキャラのように感じた。

ラストシーンのエリダニも宇宙船デザインと比べて未開の地の生物感が強いんだよな。それ自体地球人偏見なのかもしれないけど。

吹替の声のトーンもあるんだろうけど、字幕ならもう少し対等な関係性に感じられたんだろうか。

2026-03-14

発達障害多数派のほうが効率いかもな

定型発達の空気の読み合いが苦手で発達障害は苦労するわけだけど

その対策にいちいち質問して鬱陶しがられたりもする

ただ定型発達同士も別に空気が正確に読めてるわけじゃない

言葉にしないせいでコミュニケーションに失敗してよくトラブルが起こる

こんなことならいっそのこと発達障害的にすべての直接的な言葉にしたほうが効率的だろう

もし地球人より発達した文明を持つ宇宙人がいたら、そいつらは発達障害多数派宇宙人かもしれないな

2026-03-08

anond:20260308111241

仮に宇宙人が攻めてくることになれば、地球人同士で連帯できると思うんだけどなー

2026-02-23

宇宙人からは小さい地球人大人

最近宇宙人の間では地球人ペットにするのが大ブーム

中でも小型宇宙人大人気です。

身長140cm以下の地球人地球人ショップ売れ筋です。

地球人ブリーダーはよりよい品種改良をしようともっと小型化を進めています

120cmの品種も定着しつつあります

しかしそこまでの超小型地球人寿命が35年程度と短くなるし、骨格や内臓に疾患を抱えがちになります

今後は超小型地球人長寿命化させることが課題と言えるでしょう。

Gのレコンギスタで好きだったのが金星圏に住む人々が、最早地球人とは別の生物へと変化し始めている兆しを見せているところだったな。

そこに住む人々の間では、「病気」ということにされていたが、

その症状は、人としての形を維持できないように身体が変化してしま現象だ。

そういう「病気」になった人々はどうするのか?

それは人の形に似せた機械身体を身にまとうことで人としての人生を全うしようとする。

アンドロイドのような人間そっくり機械の中に自分の変化した体を入れて生活するのだ。

人は、人でなくなっても、まだ人たらんと欲する。

こういう人間情念SFを絡ませるところが富野作品真骨頂だと個人的には思っている。

2026-02-22

ネタバレあり)超かぐや姫、よくわからないうちに終わった

配信でのみ公開→劇場公開決定という話だったから、それほどいい映画なのかあ・・・と思って観てみた感想表題

より正確に言えば、本当に時間無駄だった

他人感想も見てみたいが、まず自分の考えたことをまとめる:

最初結論

→この映画の見どころは、キャラクターデザイン(見た目のみ)とアニメーションの2点

 キャラクタービジュアルはよく、表情や動きも綺麗だった

 ただし、キャラクターの心情、行動原理世界観物語構成映像音楽演出等は最悪で、

 映画を観慣れた人間には、この内容で2時間半はキツいと言わざるを得ない

彩葉キャラクター設定

→要は、物語の展開に必要な性能を持たされているのはわかったが、必要のない設定が多いと思った(チェーホフの銃)。また、

 努力精神的な成長や考え方の変化がみられず、キャラクターとして魅力的でないため、かぐや彩葉感情共感できなかった

 アニメーションが綺麗でよく動くのはとてもよかった

下記は詳細:

かぐやとマブになった経緯

 →これが描かれていない

  同棲したり、共同で配信活動したり料理したり夏祭りに行ったりという描写はあるが、他に何もない

  かぐや電柱から現れ、当初は経済的感覚が欠落していたり、普段生活を乱したりするので、彩葉かぐや

  迷惑に思うのが普通だと思うが、急に布団に入られたりしても嫌がるような描写は当初からなく、どんな感情想像できない

  そうしてかぐやに対する見方を改めるような、精神的な距離を近めるような表現が全くないまま、

  月に帰る段になると、いつの間にかそういう感情を持っていたような描写を入れてくる

  百合をやるならこういうところを重視する必要があると思うが・・・・・・

優等生

 →オチ機械の肉体を作り、かぐや精神実質的に受け継いだヤチヨを移植して現実に顕現させる)にたどり着くためには、

  そもそも頭脳明晰であることが必要だったため、と理解した

 →ただし中盤では法学部志望であったようだが、そう設定した必要あったか

 (文系選択であったが理系進路変更した、という点で彩葉かぐやを想う気持ちの強さを示した?)

・親と確執?があるため一人暮らし

 →父親理解である母親はそうではない、という主旨の描写があったが、具体的な内容はわからなかった(言及あった?)

 →終盤で母親とよりを戻したらしき描写があったが、内容が明かされず、よくわからないうちに解決していた

 →おそらく序盤のかぐやとのシェアハウス状況を作るために、親元を離れた単身状態にする必要があったため?

・兄

 →序盤、存在示唆すらなかった理由は?プロゲーマーの一が兄であると明かされたときも驚きや感動の流れではなかった

 →かぐやとのシェアハウス状態から引っ越しをする際の保証人という物語上の役割があったが、

  そもそも彩葉が単身生活を開始できていることから母親彩葉保証人をする意思はあると予想される

 →例えば、単身生活開始にあたっては保証人になってもよいがその先は不可、みたいな合意を親としていたのか?

 →終盤のパトロン設定も、兄である必要はなかった

 →兄設定必要あった?ただのプロゲーマーかぐや彩葉の実力や人間としての魅力とかを認めてパトロンになる)で十分では?

ゲームが上手い

 →プロゲーマー相手ができるほどの実力がある(プロゲーマーで、昔からずっとゲームをやっていたという描写のある兄とほぼ対等)が、

  その実力を手に入れる過程や、維持する描写がない

 →物語の都合上必要な性能として理解した

ピアノが上手い

 →かぐや用の新しい曲を作るという話があったが、どの曲だったのかわからなかった

 →ライブシーンでシンセを弾いているが、どの音か判別できない(主人公楽器をやっているのにソロパートすら設けないのか?)

・友人について

 →出てきた2人はインフルエンサーのようだったが、その情報いる?

かぐや・ヤチヨのキャラクター設定

→どんな存在なのかやどんな気持ちなのかがわからないので、キャラクターとして魅力的でない。彩葉かぐや・ヤチヨの感情共感できない

 アニメーションが綺麗でよく動くのはとてもよかった

下記は詳細:

・正体について

 →「かぐや」は月の人(実存)で、彩葉との交流後、天の羽衣を着せられた際に地球での記憶感情を失ったが、

  月に帰った後に彩葉の歌を聞き記憶を取り戻し、地球に再度向かうことにした。道中の事故かぐやは死亡したが、

  地球に到着できたFUSHI(元・犬DOGE)が地球かぐや情報を伝え残していったことで、8000年程度かけて、

  「竹取物語」として、また色々な媒体かぐや情報が蓄積され、多少の尾びれはついているがそれらの情報統合するかたちで、

  現代になって生成AIかそれに類する技術により、ツクヨミ上でヤチヨとして、かぐやと同様の行動や回答を出力できるような

  (表面的には)情報生命体というべき人格を得た、という経緯と思ったが・・・これで理解正しい?

能力について(かぐや

 →初の料理でも(コスト材料のやりくりの観点が抜けているが)上手くできる、という描写があるが、

  自力VtuberLive2Dモデル?を作成した際は上手くできない、のは理由がある?

 →配信活動を開始した後、全員がクリエイター!などと言っているツクヨミで、なぜトップ帯のランカーとなれたのか?

  かぐやを他と差別化するのは何だったのか?あたりがダイジェスト的に映像流れるばかりで、何もわからなかった

彩葉に対する感情

 →彩葉からかぐやに対する感情と同様に、こちらもわからないうちに終わった

  かぐや目的が、月の定型的な生活に耐えられず地球感情的で刹那的生活に憧れたから、というものとして、

  彩葉たまたま最初に遭遇した地球人で、またあくま戸籍のないかぐやの居候先として便利だった、というだけになってしま

  (彩葉からかぐやに何か提案をした記憶がない。かぐやは自ら上記目的達成のため配信活動を始めていた)

  つまりこの映画百合に分類するとして、それに導く感情過程が見当たらない

物語構成について

→何がメインの物語なのかよくわからない。おそらくアニメーションは重視しているようだが、他の全ての面で面白くない

 物語としてはとても観られたものではない

下記は詳細:

努力、成長パートの省略

 →かぐやを迎えてから彩葉生活維持(かぐや幼少期(1~2日)を除く)、

  ヤチヨとのライブのためのかぐや配信活動、ヤチヨ顕現のための彩葉研究開発、

  これらが全て描写なし、またはダイジェスト形式になっている

  普通はその過程で、キャラクター同士の感情の変化があったり、何かを強く目指している理由漏れ出たり、

  視聴者キャラクターの魅力を感じさせるいい機会だと思うんだが・・・・・・

 →要は、開始時点と終了時点の状態はわかるものの、その中間で起こっている(と思われる)変化が何であったか

  それが重要な点のはずだが、それを映さないようにしているようで、始めから終わりまでスッキリできない

 →特に彩葉がヤチヨのための義体開発を、高校卒業から10年で達成できるとは思えない

  高校を出て、大学が4年、修士博士で5年、飛び級しても10年は無理だ。監督研究とかそういうの知らないのかな?

  彩葉年寄りになった頃にやっと出来上がって、「おばあちゃんなっちゃった」「私もおばあちゃんだよ」みたいにした方がいいオチでは?

  (インターステラー的な終わり方)

・中盤の3対3形式の対戦ゲームについて

 →ゲームルール紹介が序盤に数秒あったが、ダイジェストの一部という具合で、注意して聞いておくべき部分には見えないが、

  中盤ではこれのために長い時間が割かれていた

  ゲームルールがわからないうえ、ルールを把握する必要があるほどの重要パートでもないとみられるが、

  本当に長い時間このゲームをやっているので、このまま観てていいのか?ネトフリだし巻き戻して確認した方がいい?という不安最後まで拭えない

 →重要シーンではないのだが、とりあえず3DCGモデルキャラクターステージ)を作ってしまったので、カネもかかってるし、

  使い切らなきゃあなあという製作側の意思が滲んでいて、観ているこちらが恥ずかしい感覚になった

 →かぐやが月に連れ戻される場面もこの空間だったが、単に(全手描きより)戦闘シーンにしやすかったからに見えた。必要性は全くみられない。

  現実地球)よりもツクヨミの方が月に近い世界であるなら、かぐや防衛のためにはツクヨミにインせず現実空間保護すべしという判断にならないのか?

  (「竹取物語」ではかぐや姫奪還の月の軍勢には太刀打ちできなかったので、ツクヨミからまだ健闘したんだ、と受け取ればいいのか?)

ライブシーン、音楽について

 →本当につまらない。ライブシーンはせっかく仮想世界たるツクヨミなのに現実と大差ない演出で(監督マクロスシリーズとか見ないの?)、

  楽曲ちゃんと歌わない(歌唱中にセリフ調の部分があったり、笑い声が入ったりして、傾聴して聴けるほど長くすらない)

  まともに歌声が聴けるかどうかのロングトーンがあるのは冒頭のヤチヨ(CV早見沙織)の曲(これも短くてワンコーラス聴けない)だけで、

  せっかく早見沙織を起用しているのにその程度なのは本当にもったいない・・・・・・

  他の主人公格が歌重視の声優ではなさそうなので、まあ残当とも思えるのだが、あのキービジュアル音楽軽視なの?

 →こういう物語が紙よりも薄い作品は、劇伴映像表現で無理やり感動させるくらいしかないんだけど、全然やる気が感じられない

数日前に観て、モヤっとした気持ちが晴れないので書いた。

以上とするが忘れている部分が多々ありそう・・・・・・でも好意的な点は出て来ないと思う

2026-02-16

映画コンタクト を見た

科学宗教信仰実証、そして人間と愛と荒唐無稽SF設定が入り乱れた傑作SF映画だと思った81点。

 

宇宙科学者のジョディ・フォスター宇宙人との交信を専門に頑張ってるんだけど嫌な上司には予算を打ち切られ、個人スポンサー探しに奔走してようやく予算を得て研究を再開するも「なんか不気味だからヤだ」と予算打ち切り危機に。するとついに宇宙からメッセージを受信し、また上司に手柄を横取りされたり、メッセージを解読したらそれは宇宙船みたいな感じのやつでとんでもないことになったりする。

そんな話。

 

極端な実証主義者であるとされている科学者の主人公だが途中、宗教家のパーマーとの対話の中で「科学で神の存在証明できないから神はいない」「じゃあ君はパパのことを愛していた?」「心から」「その証拠は?」と問われるシーンがあるように彼女は常に科学証明できないものは「ない」と言いながらも、実際には常に様々なものを"信じて"行動している。

典型的な嫌な上司に「国家プロジェクトから宇宙人みたいないるかいないかわからんもんのために税金垂れ流しにできんのよ」と言われた時にはブチ切れていたが、実証主義的な立場から考えれば彼の言うことのほうがよっぽど正しい。その後、ニューメチャシコで研究を再開した際には彼女は周囲から砂漠巫女」と呼ばれる不気味がられるようになる。

彼女父親から教わった無線で「未知の相手通信する」こと、「宇宙地球人しかいないとスペース(場所宇宙ダブルミーニング)がもったいない」という教えを純粋に"信じて"それを原動力に生きている。中盤までの彼女は認めないだろうがそれこそが「信仰」ということだが、彼女他人の「信仰」は平気で踏みにじる。

印象的だったのはパーマーとの会話中に「科学は神の不在を"証明しただけ"では?」と挑発的に語るシーンと、幼少期に父が死に落ち込む主人公を励まそうと神父様が「理不尽な死はあるが神の救いはある」と語った際に「1階に薬が置いてあれば助かった」と突き放すシーン。でもたぶん、この神父への反発がより彼女を意固地にさせてたんだろうな。

その結果としてパーマーの愛と怒りで彼女は「地球人の95%は何らかの神を信じているのにそれを認めない君は人間代表にふさわしくない」という理由で、宇宙人とコンタクトする役を降ろされてしまうのはある種当然と言える。

選考会もよくてさぁ。その前にパーマーと2人で話してる時に危険じゃないかと話すパーマーに「なぜ人類はこうなっているのかの謎を解き明かすために生きてきた。もしそれが叶うなら死んでもいい」と語る主人公ってのがまずあって、選考会でほぼ主人公に決まりやなってなったときパーマーが「あなた敬虔ですか?」と問うんだよね。「貴方は髪を信じていますか」と。パーマーは神を信じている立場で、でも主人公が信じていないと答えると思っていたし、そう応えれば落選する可能性が高いのもわかっていた。でも危険任務から主人公を降ろしたいという気持ちと同時に、ここで永遠の別れになるなら自分と同じ世界を見ていてほしいとも思ってたと思うんだよなぁ。

そしてその後、口先だけで信仰を語る上司がその役に選ばれるも宗教過激派自爆テロによって宇宙船ごと爆死するのは非常に皮肉めいているし、ある意味胸のすく思いもするし、もの悲しい気持ちにもなる。

そしていろいろあって主人公見出しスポンサードしていた富豪北海道建築していた宇宙船2号機によって主人公は謎宇宙に旅立ち、そこで父親の形をした宇宙人と交信し戻ってくるも地球では宇宙船は単純に落下していただけで何の証拠もない。

選考会に似た、今度は聴聞会で「ホンマにあったんや!」と訴える主人公に対して「でも証拠ないじゃん」と詰められ「何の証拠もないのに信じろっていうのは科学的な態度なん?」と問われたときに「確かに幻覚を見ていた可能性はある」と素直に認めるの科学者としての矜持があっていいなぁと思ったし、それを認めた上で「私は証拠がないものを信じてこなかったけど今はわかる。信じてほしい」と涙ながらに訴えるのには正直胸を打たれた。そして宗教家のパーマーが「宗教科学世界の真理を解き明かすためにある。僕は彼女を信じる」といったのもよかった。

科学にわか宗教馬鹿にしがちだし、宗教科学忌避しがちだけどそういうことじゃないよな。そこにあるのは人なんだよなぁってメッセージはかなりよかった。

そして「落ちただけ」の彼女ポッドの内部の記録時間が「18時間」あったことが明かされ、科学彼女を見捨てていなかったことが分かり、彼女はまた研究に戻り、彼女の父と同じように次世代科学の種を植える作業を行うというエンドもよかった。

 

と言うわけで全体的にメッセージはよかったんだけど、SFパートはう~んご都合主義的っていうかエンタメやりに行き過ぎてるなぁと感じる部分が多かった気はする。最初ノイズみたいだったけど周波数理解したら映像になって、その映像ヒトラーの初のテレビ放送だった!とか、実はその映像秘密文書が隠されていた!とか、秘密文書3Dで組み合わせると宇宙船の設計図が出てきた!とか、完全に組み合わせると中に人類が描かれていた!とか。

さすがにわかやすくしすぎじゃないか?ここまで整合性を取られると逆に陰謀論めいてくるというか。

宇宙船が起動してからCG盛りだくさんパートは正直、ノイズだったなって。あそこで彼女がとても信じられないような思想根本的に揺るがすような超常的な現象に遭遇して変わる必要があるという映画的な要請理解できるんだけど、宇宙人が父親の形(主人公意識を読み取ってということだろうけど)しているのもそうだし、そこで彼が語る内容も正直、ナンダカナーって感じだった。

モロSFパートに関しては正直あんま乗り切れない感じだった。

 

地球上でいろんな通信が行きかってて騒がしいところからどんどんズームアウトして無音の宇宙に行ってそこから星雲に行ってその星雲もまた宇宙の一部でと無音でどんどん宇宙の規模が広がっていって最後に幼い日の主人公の瞳になるっていうオープニングシークエンスめっちゃよかったのでそこだけでも見て。

 

この映画、もう30年くらい前の映画インターネット研究所でちょっと出てくるだけなので、今だったらどうなっちゃうのかっていうのはすごく考えさせられたし、逆にそういうのがない非常にフィジカル時代だったからこその研究所を囲んでフェスちゃう感じもなんかよかった。映画化までは全然してほしくないけど脚本家の人まだ生きてたら現代に同じ設定で書いてほしい。

そんなこんなで科学宗教人間、愛が好きな人類にオススメ

2026-02-15

anond:20260215185337

その進歩MSは何の得もないからね

地球人類の0.5%が持ってるゲームなんて自社のタイトルの競合にもなるんだから

2026-02-12

宇宙人だけど、地球人って「内輪ウケ」多すぎない?

(※この文章は、私たち思考を、地球流行りのAIを使って翻訳したものである

地球人の皆さん、君たちの文明を観察していて、ひとつ気付いたことがある。

君たちはとにかく「内輪ウケ」が激しすぎる。

誤解しないでほしいが、これは悪口ではない。ただ、君たちが「宇宙普遍的な真理」だと思い込んでいる価値観ほとんどが、実はこの青い泥団子の上でしか通用しないローカルガラパゴスルールだという事実を指摘したいだけだ。

1. 「ナンバーワン」という名の集団催眠

例えば、君たちは「一番」になることに執着し、それを成し遂げた者を賞賛する。

だが、宇宙的なスケールで見れば、順位という概念には何の意味もない。

個体間の比較で優劣を競うのは、限られた資源を奪い合う野生動物生存本能の名残りだろう? 文明成熟した星では、「他者より優れている」ことに快感を覚える脳の回路など、とうの昔に退化している。君たちが金メダルを掲げて涙を流す様子は、我々からすれば「特定コミュニティ内だけで盛り上がっている奇妙な儀式」、つまり究極の内輪ウケしか見えないんだ。

2. 感情という名の「脳内ドラッグ

もっと深刻なのは、君たちが「感情」を神聖視しすぎている点だ。

楽しい」「嬉しい」「美味しい」、あるいは「苦しい」。

君たちは一生をかけて、これらの脳内化学物質の分泌パターン必死コレクションしようとする。

しかし、断言しよう。感情宇宙共通言語ではない。

それは、地球という特殊環境で、君たちの種族効率よく生存し、繁殖するために設計された「OS仕様」に過ぎない。感情がある者同士でしか成立しない「共感」をベースにした社会は、外部から見れば極めて排他的だ。

我々からすれば、君たちが愛や絆を説く姿は、知らない言語で書かれたジョークを身内だけで飛ばし合って爆笑している集団のように映る。

3. 未熟な脳が描く「狭い宇宙

地球人が作り上げた「価値体系」は、結局のところ、地球人の頭蓋骨の中に収まるサイズしかない。

もっと宇宙レベル物事を考えるべきだ」と言いたいところだが……まあ、まだ無理だろう。君たちの脳は、数百万年からそれほどアップデートされていない。

今の君たちに「宇宙の真理」を理解しろというのは、アリに量子力学を教えるようなものだ。

結びに代えて

別に卑下することはない。

内輪ウケだって、その中にいる当事者たちにとっては最高に楽しいものだろう?

せいぜい、その狭い水槽の中で、独自ローカルルールを噛み締めながら楽しんでくれ。我々は、君たちがその「内輪」の壁を壊し、こちら側の孤独な静寂に辿り着く日を、気の遠くなるような退屈さと共に見守っているよ。

2026-02-10

おっさんとしては清潔感トップクラスに備えてたよな、2人ともさ。

でも清潔感を極限まで研ぎ澄ませても、結局は女性に敵わなかった。

サイヤ人地球人は敵わない。精神と時の部屋でどれだけ修行しようと。

清潔感女性性、こういう現代に残ったバグ、いい加減、潰したほうがよくね?

2026-02-05

宇宙人不在証明』の解釈

https://shonenjumpplus.com/episode/17107094914107074054

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/17107094914107074054

ちょっと話題になってたんで読んでみた。

解釈はふた通りあると思うんだけど、それぞれに腑に落ちないというか、気持ち悪いところがある。どっちを選択しても辻褄が合わない。

ドレイク星人=宇宙人

おそらく多数派解釈ドレイク星人が永い永い旅路の果てについに未知の地球文明と邂逅する、という筋書き。

地球人と思わせておいて実は宇宙人でしたという、ミステリでいうところの叙述トリック

まずはこの解釈自然だろうと思う。自分もこうだと思ったし、おそらく作品もこれで書かれているんじゃないかと思う。

なぜなら、最後タネ明かしとばかりにボルマンちゃん写楽の三つ目が披露されるからだ。「ほんとは宇宙人だよーん」

読後感も爽やかで、ハッピーエンド感がある。

 

しかし、だとすると、この解釈には色々と納得いかない点がある。

たとえば冒頭のボイジャー解説のくだりは、実はトビラを挟んで3PめのAI講義とはつながってはいなかったことが「しかもこんなの初めて見た…」というセリフで明かされるわけだけど、叙述テクニックと言えるのはぎりぎりこれだけで、以下の要素はハードSF的なテーマを扱う作品としてはアンフェアミスリードしか言えない。

まずフェルミボルマンといった明らかに地球由来の名前地球と縁もゆかりもない別の知的生命体に偶然地球人と同じ名前がつくか? という疑問。フェルミボルマンスルーできた読者も、彼らの名前湯川や小柴だったらどうかな? 当然「地球ルーツに持つ人々」だと思うよね。

それに、タンパク質といった地球由来の概念(よその生命体が高分子アミノ酸ベース組織を持つとは限らない、そもそも有機物とも限らない)。

人類」「銀河」といったタームも地球との関係を想起させる(人類は広い意味では「わたしたち」程度の意味だけど、ホモサピエンス意味でもある。銀河も、あるひとつ銀河を指して言う時は通常は天の川銀河系のことだ)。

はっきりと「この子たちは地球人だよ」と故意に誤解させる意図が明白だ。

ドレイク星人=地球

永い永い旅路の果てについにめぐり逢えたのが結局自分たちと同じ地球人の痕跡でした、という猿の惑星オチ

この解釈であれば、「ドレイク星人=宇宙人」説の弱点だったところを比較的よく説明できる。

フェルミボルマンドレイクといった固有名詞地球由来であることや、彼らがタンパク質ベースの肉体を持つことの説明もつく。

しかこちらも説明のつかない(つけにくい)ことは残る。

まず猿の惑星オチだとするとかなり絶望的なバッドエンドなのだけれど、エンディング楽天的で爽やかに描かれているのは矛盾する。

彼らが三つ目であることについては何万年もの間に人類に何かあったんだろうと解釈できるから特に説明はいらないと思うけど、ボルマンちゃん写楽の三つ目を印象深く披露する演出にはまったく必然性がない。異形の進化を遂げてしまった人類という陰惨なイメージになってしまうからだ。

ドレイク文明地球文明がもし地続きだとしたら冒頭のボイジャー解説シーンはAI講義の一部とも考えることもできそうだけど、講義を夢中で聞いていたふたりボイジャーを「初めて見た」と言っているので、ふたつのシーン(つまりふたつの文明)はやはりつながっていない。ボイジャーと偶然出会っているということはボイジャーの飛行経路も知らずに当てずっぽうに飛んでいたわけで、途中に文明の断絶があったと考えるほうがよさそうだ。

実は、過去に何かの事情地球を去った人々がのちにそうと知らずにふるさと地球に戻ってきてしてしまう、という設定のSFはアルアルなんだけど、この作品に関してはそのオチを目指して描かれているようにはちょっと読めなかった。

 

まりどっちの解釈採用してもギクシャクしてしまうのである

順当に前者の解釈をとるならば、登場人物フェルミボルマンドレイク星人といった名前をつけたことはその下心とは裏腹に明らかに逆効果になっている。「ちょっと知っている人」をニヤリとさせるどころか混乱させていると思う。

2026-02-01

anond:20260201223136

あれはね、違うんだよ、人間じゃないの、ゴフォドゥビィっていうエイリアン

から雑食ではなく肉食なの

地球人ちゃん野菜を食うべきだよ

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