キーパーの10傑→ Jリーグはここ数年で外国人キーパーが急激に増えた。「日本人キーパーが育ちにくくなる。」、「日本人キーパーが出場機会を得にくくなる。」など否定的な意見もあるが、サイズがあって能力が高いキーパーがたくさんJリーグでプレーするようになったので競技レベルは向上しており、代表クラスのキーパーや欧州で揉まれてきたキーパーと一緒に練習できるのは日本人の若手キーパーにとってはいいことである。
J1とJ2とJ3を合わせた57チームの中で外国人キーパーが定位置を確保しているチームは13チームほどある。2割ほどのチームは外国人がゴールマウスを守っているが、今後、外国人キーパーの数はさらに増えていくと思われる。GKカミンスキー(磐田)やGKビクトル(FC岐阜)の活躍によって欧州系のキーパーに対する注目度が高まっており、今オフ、欧州出身のキーパーの獲得に動くチームは多くなりそうだ。
「キーパーの質が上がるとストライカーの質も上がる。」と言われることが多いので外国人キーパーの増加によるプラスの側面も少なくないが、「ゴールキーパーの10傑」を考えてみたいと思う。外国人キーパーの激増によって「Jリーグのキーパー全体の質」については今が最高の時期だと思うが、日本人キーパーの中で「10傑入りが確実」と言えるのはGK西川(浦和)とGK東口(G大阪)とGK中村航(柏)の3人である。