■ 5月19日(金)に契約解除が発表される。アビスパ福岡のFW邦本はプロ1年目の2015年にJ2で4試合に出場した。翌2016年は初めてJ1のピッチでプレーすることになったが20試合で1ゴール。目に見える数字を残すことはできなかったがトータルで1,055分に出場するなど飛躍のシーズンになった。天才肌のアタッカーとして2017年はさらなる飛躍が期待されたが開幕の大分戦(H)で途中出場したのみ。ここまで1試合の出場でプレー時間は21分のみだった。
福岡は昨オフにFWウィリアン・ポッピ、FW松田力、MF山瀬功、MFジウシーニョなど実力者が多数加入。MF石津も2年半ぶりにチームに戻って来たので攻撃的なポジションに関してはJ1所属の2016年よりも選手層が厚くなっている。MF城後やMF為田やFW坂田などもいる中でなかなか存在感を発揮できずにいたが、5月19日(金)になって突如として福岡との契約が双方合意の上で解除されたことが正式に発表された。
寝耳に水の話だったので驚きのニュースだったが、福岡の公式サイトでは『契約条項(日本サッカー協会選手契約書第9条①(5)クラブの秩序風紀を著しく乱したとき)違反』と説明されている。詳細についてははっきりしないが、「日本サッカー協会選手契約書第9条①」とは以下の内容である。
第9条 〔クラブによる契約解除〕
① 次の各号のいずれかに該当する事由が選手において発生した場合、クラブは、選手に対し書面で通知することにより、本契約を直ちに解除することができる。
(1) 本契約の定めに違反した場合において、クラブが改善の勧告をしたにもかかわらず、これを拒絶または無視したとき
(2) 疾病または傷害によりサッカー選手としての運動能力を永久的に喪失したとき
(3) 刑罰法規に抵触する行為を行ったとき
(4) 自らの責に帰すべき事由により、本契約の目的に支障をきたす6ヶ月以上の試合出場停止処分を受けたとき
(5) クラブの秩序風紀を著しく乱したとき
② 前項に基づき本契約を解除したクラブは、選手に対し、解除通知の発信した日の属する月までの基本報酬を支払うものとする。